アニメ『ゾンビランドサガ リベンジ』巽 幸太郎役 宮野真守さん×源 さくら役 本渡 楓さん対談｜2期でもおもしろさのために妥協なく全力！新たな壁に挑むフランシュシュの姿を見守って【SAGA_R：０１】

Twitterのフォロワー数214人から劇的な盛り上がり。要因の1つは仕掛けのうまさ

――振り返ると1期の放送中の熱狂や盛り上がり方はすごかったですよね。

本渡：反響が多かったです。

宮野：声優じゃない方とのお仕事の現場でも「『ゾンビランドサガ』見てますよ」とよく言われました。

宣伝担当：Twitterのフォロワーも最初は214人だったのに。

宮野：そうなんだ！

本渡：最初はどんな作品なのかわからないようにしたり、PVも実写でミスリードを狙ってましたから。始まってみたら、こんなにかわいい子たちがすごい生き様を見せてくれて、凄くギャップがあると思いました。

――1期終了後もライブやイベント、コラボ、再放送があり、2期を求める声もずっとあったそうです。

宮野：1期から2期の間にライブやイベント、コラボなどあったけど、アニメ的にはだいぶ間隔が空いていて。でも熱がいつまでも冷めなくて。仕掛け方が上手なのかなと。でんぱ組.incさんとのコラボがあったり。

本渡：2次元と3次元のアイドルのコラボってすごいですよね！

宮野：ファンのみんなが楽しめるようなトピックをちゃんと提供してくれて。

本渡：オリジナル作品の場合、1期と2期を繋ぐ動きって大切であり、難しいと思います。

2期では楽曲の多様性に注目！　2話で驚きのゲストも？

――2期になって、1期と違うなと感じた点はありますか？

宮野：楽曲の多様性がおもしろいかもしれないです。1期では当番回に合わせて、それぞれのメンバーのメイン曲がある感じでしたが、ドラマ全体として楽曲も見せていくみたいな。劇中歌もそうですが、今回の社歌とか、フランシュシュの子たちが歌うだけではない、アプローチもあって。詳しくはまだ言えないのが残念ですけど。2話とかすごいもんね。

本渡：別の曲のレコーディングの時に聞かせていただきましたが、すごいですよ！　

宮野：よくOKが出ましたよね？

――まだ序盤の2話なのに、あんな大物が出ちゃうんですね。

本渡：最後ではなくて。

宮野：しかも、ちゃんと出会いとか話的にも繋がっているのもすごいですよね。僕は一緒に収録できなかったのが残念で。

本渡：私は(サキ役の田野)アサミさんとアフレコの際にお会いしたんですけど、とても優しい方でした。2話も1人ひとりに焦点が当たるお話なのですが、「そんな顔するんだね」という気持ちになりますし、1期のお話や曲に想いをはせられるようなセリフやシーンがあって、繋がりを感じました。

宮野：そんな仕掛けがたくさんありますので、2話以降もすごいことになりますよ！

お2人が「リベンジ」したいこととは？

――今シリーズのタイトルに「リベンジ」が入っていますが、「リベンジ」したいと思っていることは？

本渡： 2020年3月にフランシュシュのライブができるのか、できないのかギリギリの状態でしたが、中止になってしまって。みんなも前向きにレッスンしましたし、スタッフさんとみんなで準備してほぼ完成状態だったのに、できなかったことはめちゃめちゃ悔しくて。

それ以降にも何度機会をうかがっていましたがそれも実現できなくて。でも今年の2月にライブができて「リベンジ」できたことが嬉しかったです。コロナ禍の状況のため、会場で生で見たかったというたくさんの方の希望にはお応えできなかったので、ゆくゆくは満員のお客さんの前で、1話の劇中歌である「REVENGE」を歌いたいです。

宮野：でも2期が始まってフランシュシュの曲数も増えたから今度はガチガチのフルライブができるんじゃない？

本渡：やれたらいいと思います！　アサミさんとも「トロッコに乗りたいね」と言っているので。

宮野：そのくらいの力がフランシュシュにはあるからね。

本渡：スタッフさんやファンの方たちの熱量や想いも後押ししてくださるので、皆さんと最高の想い出を作りたいです。

宮野：僕もプロデューサーとして協力するよ！

――宮野さんが「リベンジ」したいことは？

宮野：高校3年生の時、体育祭の応援団長で応援合戦の振付を考えたんですけど、僕はピンク団だったのでピンク・レディーだろうと「ペッパー警部」を選んで。「絶対に応援合戦で1位になれるからと自信満々でクラスメイトや下級生を巻き込んでやらせたらPTA受けが悪くて。コミカルに振り過ぎたせいで、「意味がわからない」と。

本渡：温度差があり過ぎて悲しいですね。

宮野：結果はビリから2番目で。みんなをガッカリさせたのが悔しくて泣いたんです。「みんな、ごめん」って。もしまたあの時に戻れたらリベンジしたいです。今度はPTA受けする振付で(笑)。

本渡：フランシュシュがガチガチのライブができた時にやりましょうか？　宮野さんのために全力で踊ります！

宮野：ありがとう。じゃあ僕の振付でフランシュシュに(笑)。