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アニメ『呪術廻戦』榎木淳弥、中村悠一ら声優陣出演のSPイベ詳細レポート

伏黒の「領域展開」は寂しい気持ちで収録? 五条先生の目にドキドキしたのは意外にも……!? 豪華声優陣が集結したアニメ『呪術廻戦』SPイベントレポート

スタッフがキャストの演技に惹かれたシーンとは……?

まだまだ生アフレコは続きます!

続いては、第8話の釘崎と禪院真希のやり取り、同じく第8話より棘の「動くな」と「ぶっとべ」、第23話の伏黒の「領域展開」、第7話の五条と漏瑚の戦い、4つの名シーンが一気に披露されました。

真希の名シーンとして第8話の釘崎とのやり取りを選んだ瀬戸さんは、禪院家に対する「嫌がらせ」と語る真希がカッコよすぎて惚れたとのこと。「小松さん、最高です」とラブコールを送る瀬戸さんに小松さんも「私も野薔薇大好きです」と相思相愛ぶりが伺えました。

このシーンは小松さん自身、一緒に収録できた貴重なシーンでとても印象的だったそう。アフレコでは「もっとニヤッとしてください」というディレクションをもらい、真希の不敵感を噛み砕くのに意外と時間がかかったと話します。

そんな小松さんが選んだ棘の名シーンとして、第8話より東堂への「動くな」と第19話の花御への「ぶっとべ」という2つの名シーンをピックアップ。

この名シーンを選んだ理由としては、余裕がある時の呪言と後がなく必死に叫ぶ呪言の“コントラスト”がとても素晴らしかったから。そして、チラリと見える棘の鎖骨が優勝だったと話し、思わず内山さんも照れ笑い。

2つのシーンのギャップはもちろんのこと、生アフレコで聞いて改めて、「ぶっとべ」と言う前の息絶え絶えの「高菜」も良いと感じたとのこと。内山さんは照れながらも、余裕のある時と必死になっている時の違いや、第19話では必死さを出すため綺麗に音を出すのではなく体に悪そうな声の出し方を意識したと打ち明けます。

また、音響監督の藤田亜紀子さんから大喜利みたいにお題を与えられるからこそ、さまざまなバリエーションが生まれるという“おにぎりの具”の秘話も。すでに、いろいろな鮭やおかかなど、あらゆるバージョンが録れているそうで「スタジオに行く必要があるのかな?」と笑いを誘っていました。

次は、伏黒 恵の名シーンとして榎木さんが選んだ第23話の伏黒の「領域展開」。伏黒が覚醒したシーンだからと理由を述べる榎木さんは、才能の凄さがカッコいい、解放された感じが凄かったと語ります。

内田さん曰く、最後に自分の命を使う手段を持っているが故に、伏黒は自分自身を使い切って終わらせる手段を考えがちだと、「死んで勝つと死んでも勝つは全然違うよ」と五条先生が言ったセリフのように、もっと自分の意思を持つべきと言う考えが出ていたのかなと思って収録していたそうです。

このシーンは全部モノローグのため1人で収録しているから禅問答だった、自分と向き合って自分で壁を開けるしかない感じがあったので正直なところ寂しい気持ちがあったと打ち明けていました。

そして、関さんが五条 悟の圧倒的な強さと素顔の可愛さに心を奪われたと話す名シーンが第7話の漏瑚との戦闘シーンです。

もともとこういうポジションの人が好きと話す関さんは、先生ポジションにいる人が普段は本気を出さないけれど、いざという時に本気を出したと思えばあどけない目をしていて、その美しさにドキドキしたそうです。

その話を隣で聞いていた中村さんは、まさに2キャラやっているような感覚で、その間をとったキャラ作りに難しさを感じたとのこと。全力でやっているキャラクターのほうが気持ちは乗りやすく、五条 悟のように圧倒的に強く実は何でも知っているような風に聞かせていくのが難しい、すごく画に助けられていると話していました。

さて、これまでキャストが選ぶ名シーンをお届けしてきましたが、ここからは特別編と題し、スタッフが選ぶ名シーンをお届け。第13話のラストに流れる虎杖の決意のモノローグ、第24話の虎杖と釘崎の「共犯」の名シーンの生アフレコが披露され、大きな拍手が沸き起こります。

第13話の名シーンを選んだのは音響監督の藤田さん。当時「負けない」というセリフに異なるイメージを持っていたそうですが、榎木さんからもらった演技の「気負いがないのに責任感を感じる」アプローチがよかったので、そのセリフをより印象付けるため曲終わりでセリフを聞かせるようにタイミングを調整したそうです。

その話を初めて知った榎木さんは感激した様子。決意するシーンは割と力んでしまいがちだけど、“自分がこういう気持ちになったら力むかな?”と考えた際にこのような表現になったと、今振り返るといろいろな表現を寛容してくれるありがたい現場だったと話します。

そして、もう1つの名シーン第24話を選んだのは監督・朴性厚さん。殺めた苦々しさを吐露する虎杖とそれに応え「じゃあ 共犯ね 私達」と言う釘崎の2人の絆が深まると同時に踏み出す一歩に決意が現れる印象深い絵作りができたとのこと。

また、榎木さんと瀬戸さんのお芝居で深みが増し、仕草が細かく自然で生きているのでリップシンクを最後まで細かく調整したそうです。

監督からのメッセージを感慨深く聞いていた榎木さんと瀬戸さんは、アフレコの段階で画を細かく動かすシーンだと感じたそうで、掛け合い重視かつキャストの感覚でテンポ感を作ってもらい、実際に放送を見たときは感激したと話します。

その場の空気で作り上げたシーンを今回のイベントで再び生アフレコをすることに緊張したと話す瀬戸さんに、榎木さんも頷き「この場でしかできない共犯のシーンになった」と語っていました。

(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
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