菅沼久義さん、近藤孝行さん、間島淳司さん、小野大輔さんがユニット「Vacances”」を結成！ ABEMA『よつば音楽学院』から誕生したカバーアルバムの発売記念インタビュー

初オリジナル曲はShusui先生の人柄が随所に!?

――2021年9月29日にはVacances”として初のアルバムが発売されます。まずオリジナル楽曲の歌詞をご覧になった際の感想を教えてください。なかでもお気に入りのフレーズなどありましたらお聞かせください。

菅沼：最初に歌詞を見させていただいた感想は、Shusui先生のお人柄が非常に出たとても優しく繊細な歌詞だなぁと思いました！　その後歌詞について何か変更等がありましたらとご連絡が来たのですが、もう本当にそのままで素晴らしいので大丈夫ですとお伝えいたしました!!　やっぱり一番のフレーズは、ありがとうです！

近藤：自分は「ありがとう」という言葉が大好きなので、そのものズバリ！という感じで、Shusui先生のお人柄も相まってとても温かい曲になったと思います。Shusui先生ありがとうございます！

間島：番組内で僕らが提案させて頂いたアイデアを上手いこと取り込んでいただいてShusui先生に歌詞を書いていただきました。思っていた以上に素敵な歌詞が出来上がっていて驚いたんですが、個人的には最初の部分、地球からメンバーまでカメラがグーッと寄っていくかのようなイメージで寄っていくところがすごく好きでした。

小野：僕らが番組内で出したテーマをすべて盛り込んで、さらにそれをShusuiさんの優しさで包み込んでくれたような歌詞だと感じました。「未来へ」という言葉に、歌い手としてもひたすらにポジティブな力をもらっています。

――オリジナル楽曲のレコーディング時に意識したことがあれば教えてください。難しさを感じた部分などはありましたか？

菅沼：正直難しい楽曲でした。特に1番難しいのは出だしの部分なのですが、恐れ多くもそこを任せていただいて、結構な回数録音させていただきました。あそこまで低いキーで歌うことが普段あまりないので何度やってもしっくり来なくて、テンパってしまったのを覚えております。

でもその分完成したのを聞かせていただいて、しかも4人のハーモニーを聴いて感動いたしました!!　皆さん、4人の頑張りをぜひお聴き下さいませ♪

近藤：「好きこそものの上手なれ」とはいいますけど、好きだからこそハードルが自分の中で自然と上がって行き、正直そこでもがいた部分はありました。テクニカルな部分はもちろんですが、メンタル面での折り合いですね。

と同時に、歌ってみて改めてアーティストの皆様に向けてリスペクトを新たにしました。

間島：レコーディング時ではないんですが、最初に資料を頂いた時びっくりするくらいキーが高くて「こんなん出るか!?」と思って戦々恐々としてたんですが、その後また改めて資料を頂いたらだいぶ歌いやすいキーに下がってたので胸を撫で下ろした記憶があります（笑）。曲も歌詞も美しかったのでイメージを損なわないように丁寧さを心がけて歌いました。

小野：番組内で鼻歌から作ったメロディーなので、とても覚えやすく歌いやすく、スムーズにレコーディングすることが出来ましたね。

【アルバム】Web よつば音楽学院 Vacances”(菅沼久義・近藤孝行・間島淳司・小野大輔) ABEMA よつば音楽学院発カバーアルバム

カバー曲にかける想い

――今回のアルバムには名曲のカバーが収録されています。各楽曲を選んだ理由は番組にて紹介されていましたが、実際に歌われて各曲の印象に変化はありましたか？

菅沼：GLAYのWinter, againは、昔から大好きな曲でよくカラオケでも歌わせていただいていたので、割とすんなりと収録が終わったのを記憶しております！　それでもカラオケと違って、録音であの高音キーまで届かせるのはなかなかにしんどかったです。やっぱりTERUさんは凄い!!

すかんちの「恋のマジックポーション」は、好きな番組のテーマ曲になっていたので結構聴いてはいたのですが、やはりROLLYさんの独特な歌い方を真似ようとするとうまくいかないので、自分流に歌わせていただきました！

近藤：当たり前なんですけど“聴く”と“やる”とでは天と地ほどの差があって、難しさを実感しリスペクトを新たにした分、逆に距離を感じましたね……“好き”にプラスして“畏敬の念”が乗っかったと言いましょうか……

間島：今回いちばん最初に収録したのが『君の中の永遠』だったんですが、思ってた以上にキーが高くてビックリしました。番組でも言いましたが自粛期間で声を出す機会が減って、それが影響したのかと……そういうのもあって「子供の頃は軽々出たのになー」という印象の変化がありました。もっとトレーニングしないとダメですね（笑）

小野：「全力少年」は本当に全力全開で歌わないと負けてしまうくらい、とてもパワフルな楽曲でした。とにかくがむしゃらに一生懸命歌う。レコーディングでかなり体力を持っていかれましたが、それがとても心地良かったです。

「3月9日」は僕が思っていたよりも、もっともっとエモーショナルで劇的な楽曲でした。バンドサウンドにライブ的、JAZZ的なうねりがある。ただ楽譜通りに綺麗に歌っても、この楽曲のもつ熱量に辿り着けない。想定外のとても嬉しい発見でした。なので何度もトライして、静かな中にありったけの熱量を込めさせてもらいました。

――カバー曲を歌う際、特に意識したことを教えてください。

菅沼：先ほどと重複してしまうのですが、元の曲のボーカルを意識してしまうと、なかなかうまくいかないので、自分流に歌わせていただくと言う気持ちを忘れずに、後はリスペクトの気持ちを込めて歌うのが1番なのかなと思っております！

真似にならずにあくまで自分、この気持ちがカバーをさせていただく事で一番大切なような気がします！　そしてカバーをさせてもらえることに感謝を忘れずにですね！

近藤：もうオリジナルの曲が名曲中の名曲で、そのジャンルが好きな人なら誰しもが知る曲だからこそ、逆に開き直れたと言いますか、こんな素晴らしい機会も無いので、自分らしく歌って体験しよう！と思いました。

間島：最初収録する前は「カンペキにコピーするくらい真似てやりたい！」なんて思ってたんですが、上記の理由もありそれは無理だーってなったので、ある意味では自分らしさというか、原曲とは違う魅力が出たらいいのかな、と。選んだ2曲がそれぞれ違う個性のある曲だと思うので、そういう意味では僕の違う部分を感じ取ってもらえたら嬉しいなと思ってます。

小野：原曲をただ真似するのではなく、自分の楽曲だと思って歌いました。その楽曲への感謝と敬意をこめて。

――アルバム発売を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

菅沼：皆様大変お待たせいたしました!!　ついにアルバムが完成いたしました。よつば音楽学院で習ったジャンルや曲などもございますので、そこで培ったモノを発揮できていると思います！　よつば音楽学院をご覧になるとより一層楽しいアルバムになっているかと思いますので、どちらもよろしくお願い致します!!

近藤：四者四様、バラエティに富んだアソート感たっぷりのアルバムになったかと思います！　私達も素晴らしい体験をさせて頂きました！　その上でお気に入りの曲など見付けて下さったら本当に嬉しい限りです。そしてまだ原曲をお聴きで無かったら是非そちらにもアクセスして頂きたいと思います！　もともと私達が惚れ込んでカバーさせて頂いた特別な曲なので！

間島：選んだ曲にそれぞれの個性がかなり乗っている、ごった煮みたいなアルバムになっているかと思います。なかなかこの曲たちが一枚のアルバムに入ってることはないと思うので、1曲1曲を楽しむのはもちろん、アルバムとしてすべて楽しんでいただいても楽しいかと思います。あとちょこちょこ『よつば音楽学院』内でも紹介した曲も収録されてるので、アルバムを聞いて番組のことも思い出してもらえたりすると嬉しいです。

小野：メンバーそれぞれが個性を爆発させております。故に選曲はバラバラかもしれません。でも音楽への思いは一つ。とにかく大好きな音楽を詰め込んだ、宝箱のようなアルバムです。楽しんでいただけたら幸いです。

CD情報

価格：3,300円(税込)
発売日：2021/09/29

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≪収録曲≫
1．全力少年（スキマスイッチ）／小野大輔
2．Dead or alive（石原慎一）／間島淳司
3．Street Dreams（Zeebra）／近藤孝行
4．Winter, again（GLAY）／菅沼久義
5．若者のすべて（フジファブリック）／近藤孝行
6．3月9日（レミオロメン）／小野大輔
7．君の中の永遠（井上武英）／間島淳司
8．恋のマジックポーション（すかんち）／菅沼久義
9．ありがとう／VACANCE゛

≪アーティスト≫
[Vacances”]
菅沼久義
近藤孝行
間島淳司
小野大輔