【ネタバレあり】TVアニメ『マブラヴ オルタネイティヴ』御剣冥夜役 奈波果林さんインタビュー後編｜5話で印象的なのは初めて描かれたギャグシーン、冥夜としてはとにかく真面目に【連載 vol.05】

06年発売のâge(アージュ)が企画・製作したアドベンチャーゲームを原作としたアニメーション『マブラヴ オルタネイティヴ』がフジテレビ「＋Ultra」ほかにて2021年10月6日より放送スタート。アニメイトタイムズでは、本作の出演声優陣を中心にインタビュー連載を毎週掲載している。

連載第5回となる今回は、前回から引き続き、御剣冥夜役の奈波果林さん。前回冥夜との共通点なども話してくれていたが、アフレコではムードメイカーでもあって、完成したPVを一緒に見ようと誘ったり、現場を明るくしている中心人物だったりする。そんな奈波さんに第5話を振り返ってもらった。

和気あいあいとした良いチーム、アフレコ現場での雰囲気は？

――アフレコはいかがですか？　コロナ禍になってからは3人ずつ分けての収録になっていますが。

奈波果林さん(以下、奈波)：まだ会えていないキャストもいるのですが(※インタビューは5話収録後に行われました)、先に録り終わっている207B分隊の子たちの声は聞こえるんです。すごく不思議だったのは、最初はめちゃめちゃプレッシャーがあったんですけど、みんなの声を聞いたらなぜか安心したんですよ。そこからすごく楽しくなってきちゃって、よし！　私は冥夜だ！と思えたんです。

――緊張が解けたんですね。

奈波：そのくらいみんなの声が合っていたんでしょうね。だからチーム感も出ていると思うんです。一緒に声を合わせるセリフとかは、合わせるために「せーの」と言ってから言うんですけど、そこは分隊長の榊󠄀千鶴役の伊藤美来ちゃんがいつもやってくれるんです。今日も誰とも言わず自分から言っていました(笑)。

あとは白銀武役の神木孝一くんが初々しすぎる！(笑)　あまりの初々しさに、いつもついつい笑みが溢れちゃうんですが、まりもちゃん役の渡部紗弓さんと私たちにもそういうときがあったよね～って話をしていました。

――今回初主演で、シリーズで役を演じるのも初めてだそうですからね。それでいて世界を何回も繰り返している役ですから、大変ですよ。

奈波：確かに！　自分が収録の番ではない時に外のモニタで声を聞いていたりするんですけど、パッションがあるから絶対に大丈夫だ！って思いました。勢いって大事だと思うんです。まだ一緒に収録できていないから掛け合いたいですね。今は武の収録が最後になってしまっているので、自分の収録時に武のセリフを聞くことができないので。

――新人でしかもセリフが多いから最後になっていると思うのですが、早く掛け合えたらいいですね。

奈波：実際、かなり過酷な状況だなと思うんですよ。こんなに難しい作品でセリフも多いのに先輩たちとも別の収録ですから、私ならゾッとします。しかも今のな状況だとアフレコのあとにみんなでご飯に行くこともできない……。もんもんといろいろなことを抱えているんじゃないかなと思いますから、はやく一緒に録れるようになればいいなと思います。

――確かに先輩がいないのは辛いかもしれない……。男性キャストも少ないですからね。

奈波：そうなんですよ！　先輩はいてほしいですよね。何気ないひと言で楽になれたりすると思うので。

――それと、西本由紀夫監督がユニークな方のようですね。

奈波：そうです！監督はめちゃめちゃ面白い方なんです！　鬼才です！（笑）　キャストともめちゃめちゃ距離感近く接してくださり、聞きたいことが聞きやすいという雰囲気をだしてくださったりと、すごく助けていただいてます。

――少しアフレコでの声も外で聞いていましたが、「間違えちゃいましたー！」って、次に行ってみよう！みたいな明るい感じだったので、空気が良いのだろうなと思いました。

奈波：本当にそれは監督のおかげでもあるし、主役の神木さんのおかげでもあると思います。現場はすごく和気あいあいとしていて、恵まれたチームだなって。セリフを間違えたとき「急にゲシュタルト崩壊しちゃいましたー！」って言っても笑ってもらえるので楽しくできています。やっぱり楽しいがいちばんですからね！