TVアニメ『結城友奈は勇者である -大満開の章-』犬吠埼風役・内山夕実さんインタビュー｜「勇者部六箇条を胸に　最後まで、、、勇者部ファイトー！！！！！！！！」【連載15】

2021年10月より放送中のTVアニメ『結城友奈は勇者である -大満開の章-』。本作はアニメ『勇者である』シリーズの最新作で、結城友奈たち讃州中学校勇者部の面々に加え、これまで小説として展開されていた『乃木若葉は勇者である』『楠芽吹は勇者である』の物語をも描いています。

アニメイトタイムズでは、そんな本作の出演声優陣総勢17名を対象としたインタビューを実施しました。連載第15回目となる本稿では、犬吠埼風役・内山夕実さんへのインタビューをお届け！

内山さんは、シリーズの変わらない魅力や風と樹(犬吠埼姉妹)の関係性、そして今回の『大満開の章』自体の見どころや風といえばなワード“女子力”についてなど、作品全体の魅力を余すところなく語ってくださっています！

自分自身も人に優しくあろうと……そう思わせてもらえた大切な作品です

――2014年10月放送だったアニメ第1期から数えて7年目となりました。今回で3期目ですが、シリーズの変わらない魅力をひとつ教えてください。

犬吠埼風役・内山夕実さん(以下、内山)：『結城友奈は勇者である』。この作品には、今まで当たり前のように過ごしていた日常が、どれだけかけがえのないモノなのか、という事を改めて教えてもらいました。

何より勇者部の部員達それぞれが誰かの為に一生懸命であり。常に全力なんです。

「思いやり」や「優しさ」に溢れた彼女達を通じて自分自身も人に優しくあろうと……そう思わせてもらえた大切な作品です。

――第3期を実際にご覧になっていかがでしたか？

内山：これまで歴史の主舞台でもその裏でも、命を掛け活躍してきた勇者達の歴史を紐解く壮大な内容で、それぞれの視点で描かれる度に彼女たちに感情移入し、心揺さぶられ、胸が締め付けられるような感覚でした。

毎週オンエアを観ると暫く眠れなくなるのも「ああ‥ゆゆゆってこうだったな」と（笑）。

一言では言い表せられない位ですが、やはり壮絶でしたね。

――改めて風を演じた感想と、演じる際に気を付けたor意識していたことを教えてください。

内山：今回の『大満開の章』は、『結城友奈の章』からの続きでしたが、シーンによっては、少し懐かしい夏凜が勇者部に入ったばかりの頃だったりと、現在とは距離感も違うので、心の距離など当時を思い出しながら意識して演じました。

後半は特に『勇者の章』のシーンも挟まってくるので、なるべく新録の部分との差が生まれないように気を付けながら収録に臨みました！

――第3期での風の印象や、魅力的だと感じた部分も教えていただけますでしょうか。

内山：これまでと変わらず、勇者部メンバーを引っ張っていく頼りがいのある｢部長として｣の一面や、樹のことが大好きな｢お姉ちゃんとして｣の一面など、魅力的な彼女がこの大満開の章でも描かれていて安心感を覚えました。

それでも葛藤だったり、不安だったり、風の等身大の心情もしっかり描かれていて、そういった繊細な弱さも彼女の魅力の一つだと感じます。

――今回は『ゆゆゆ』チームだけでなく、他シリーズ作のキャラクターと絡む事があったかと思います。世界観が広がったことについての印象や、収録で今までと違って大変になったことなどはありましたか？

内山：若葉たちや、芽吹たちも登場し、先代勇者の壮絶な歴史や、私達と同じ時間軸の裏で防人たちがどれだけ支えてくれていたのかなど、それぞれに色んなドラマがありました。

そんな彼女たちも勇者部の面々と同じで、みんなが仲間のために全力で頑張れる思いやりを持った子たちで、こんなにも心優しい彼女たちがどうして……と胸が締め付けられる事の連続でした。

残念ながら、『ゆゆゆ』チーム以外の方々と一緒に収録することが出来なかったので同じ空間で皆さんの御芝居を肌で感じたかったですね。

――勇者部のみんなとの掛け合いもアニメでは久しぶりだったかと思います。その点は演じてみていかがでしたか？

内山：収録自体はコロナ禍ということもあり少人数でのアフレコでしたので、掛け合うはずの相手との収録が叶わなかったりという事はありましたが、勇者部メンバーについてはこれまで長い事携わらせて頂いていた分、ある程度想像しながら演じることが出来ました。しかし出来ればやっぱり全員揃って収録したかったですね（苦笑）。

第1話は樹役の黒沢ともよちゃんと収録できたので、犬吠埼姉妹のシーンを一緒に掛け合えて嬉しかったです。