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知っているようで実は知らないアニメイト池袋本店の歴史【連載第1回】

1日の売上が1万円もなかった!? 今のアニメイト池袋本店ができるまで|知っているようで実は知らないアニメイト池袋本店の歴史【連載第1回】

ビル1棟まるまるアニメイト!? 池袋に巨大な店舗が!【2000年】

世の中のアニメブームとリンクするように店舗を増やしてきたアニメイト。これまでは小規模な店舗ばかりでしたが、2000年についに池袋に象徴的な本店ができることになります。

それはサンシャインシティの向かいにあったアニメイト池袋本店です(このころから本店という呼び方がはじまりました)。牛乳パックのような形をしているので、“牛乳パックビル”と認識している方も多いかもしれません。

しかし、アニメイトとしてもビル1棟まるごとの店舗なんてはじめての経験です。そこには多くの苦労と葛藤があったそうな……。

アニメイト池袋本店で初代店長を務めた米谷隆浩さんのお話は衝撃的なものばかりでした!


ーーアニメイト池袋本店に関わり始めたのはいつ頃ですか?

米谷:2000年にアニメイト池袋本店ができたので、その一年前ですね。当時、吉祥寺店の店長をやっていたんですけど、急に呼び出されて牛乳パックビルにすぐ向かいました。

当時はいろいろなお店が入る雑居ビルでした。お世辞にも綺麗とは言えませんでしたね。

だから最初は倉庫を借りたのかと思ったんです。池袋店はもうあったので、「こんなすごいとこに倉庫を借りたのか~」って思って。「倉庫にしてはいいところなんじゃないですか?」って言ったら、「ここでお前が店長やるんだ」って言われて……。

ーーえーーー!(笑)

米谷:そこからもうてんやわんやでした。2000年10月のオープンまでは本当に一瞬でしたね。そこから2008年くらいまで店長を務めました。

ーーあそこまでの大型店ははじめてだったそうですね。

米谷:そうなんです。もうどうやったらいいのかわからないことだらけで……。社内でも期待が大きいので、みんなアイデアをいろいろくれたものの、好き勝手言うんです(笑)。

大きいビジョンを付けてサンシャインの階段を観客席にしようとか、懸垂幕を取り付けて宣伝に使おうとか。どちらも良かったんですけど、いろいろあって断念しました。

でも、あの規模は初めてだったので夢が広がりましたね。


お話を伺う前は、新店舗ということで夢や希望に溢れているのかなと思ったら、困難の連続! こんな状態でよくできたな……というお話ばかりです。

しかし、苦労話は思い出になるのか、米谷さんは終始笑顔でお話を続けます。


ーービル1棟でお店を始めるにあたって何から取り掛かったのですか?

米谷:まずはどの店もですが、フロアコンセプトを決めるところからのスタートでした。どのフロアで何を売るのかを考える作業ですね。

それをグループの幹部メンバーのみなさまに毎週提案しなきゃいけないんです。そういう1000本ノックをやり続けて固まっていくんですけど、今までに経験したことのない広さだったので、今まで取り扱っているものだけだと売り場が余るんですよ。

他のお店ではどうやっているのか調査したり、社内のいろんな方に相談して売れそうなものを決めていきましたね……。フロアコンセプトを決めるだけで相当かかりました。それさえ決まればレイアウト案を考えるのは楽しいんですけどね。

コミックもグッズも量が違います。オーディオもビジュアルも今までと違う陳列や見せ方を勉強するために色んな音楽を扱う専門店を回って参考にしました。

ーー大きさもそうですが、あの店舗の決定的な違いはなんですか?

米谷:商品数、演出、それまでにやったことがない販促イベントですね。それまでは小さいスペースのお店がメインでしたが、池袋本店は様々な客層と多くの人数を入れられるようにしたいと思ったんです。量、演出、販促企画。様々な角度からお客様を呼び込む。そういったはじめてづくしが違いました。

今でこそ、オンリーショップのような世界観を演出するイベントって他のお店でも当たり前ですけど、アニメイトであれをやりはじめたのは僕らの池袋本店スタッフだったんです。

そういったものも含め、これまでにないお店にしたいなと思ったんです。


まだまだ波乱万丈なアニメイト。いったい、アニメイト池袋本店はどうなってしまうのでしょうか……。

アニメが盛り上がるにつれて、アニメイトも盛り上がりを見せていきました。その象徴とも言える存在が2000年に誕生したアニメイト池袋本店なのかもしれません。

取材を通してわかったことは、お客様とのコミュニケーションによって新しい価値が生まれている点です。

私は本社務めでアニメイトタイムズの編集をしているため、正直なことを言うとお客様と直接やりとりをしたことがあまりありません(もちろん記事を通して間接的にコミュニケーションは取っていますが)。

そんな私からすると、お客様の盛り上がりが直接的に反映される店舗は、ファンの熱量を含めた“アニメの今”を切り取った場所なのだなと思ったのでした。

さて、2000年にオープンを迎えるアニメイト池袋本店ですが、実はまだまだ驚きの事実が待っているのでした……! この続きは第2回でお届けします。

次回もぜひご覧くださいね!

[取材・文/石橋悠]

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1989年(平成元年)生まれ、福岡県出身。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者兼ナイスガイ。アニメイトタイムズで連載中の『BL塾』の書籍版をライターの阿部裕華さんと執筆など、ジャンルを問わずに活躍中。座右の銘は「明日死ぬか、100年後に死ぬか」。好きな言葉は「俺の意見より嫁の機嫌」。

この記事をかいた人

石橋悠
1989年福岡県生まれ。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者。

担当記事

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