キャラクターたちの「戦う理由」――兼竜vs静六を振り返る！　夏アニメ『オリエント』「淡路島激闘編」直江兼竜役・花江夏樹さん＆犬川静六役・新垣樽助さんインタビュー

兼竜vs静六を振り返る！

――第19話では、兼竜と静六の2回目のバトルが描かれました。第19話のアフレコはいかがでしたか？

花江：静六がほぼほぼ余裕な態度を見せていて、かたや兼竜は常に全力全開という感じ。なかなかに厳しいバトルでした（笑）。

――静六の攻撃でボロボロになっていく兼竜の姿は、とても痛々しかったです。

花江：静六の技（「金糸執刀」）は、正直ズルいと思います（笑）。

新垣：竜臣の「軍神闘衣」も凄いし、黄刀武士はやり方しだいで無双できますよね。

花江：本当に（笑）。骨折したり切り刻まれたり火傷したりと散々な目に遭う兼竜ですが、そのひとつひとつがどれだけの苦痛なのかを考えながら演じたので、心の疲労感がすごかったです。

新垣：それでも絶対に心が折れないのだから、静六にとっては本当に脅威だったと思いますよ。そもそもパワー勝負だったら、絶対に勝てないでしょうから。どれだけ兼竜の冷静さを奪い続けられるかが、静六にとっての勝機の要だったのだと思います。けれどあまりに兼竜がしつこいから（笑）、心の中でくすぶっていた「武士団憎し」の感情が溢れてしまって、勝機を掴みきれなかったと。

――静六は、一度奪ったはずの兼竜の視力をわざわざ戻したりしていますよね。

花江：はい、部下たちの最期を見せるために、というひどい理由で。

新垣：ただその行動がキッカケで、兼竜に反撃の機会を与えてしまうんです。武士団憎しの感情からの「兼竜を絶望させたい」という欲求が抑えられなかったんでしょうね。そこが静六の若さであり、人間臭い部分でもあり、まだまだ未熟な部分なんだろうなと思います。

――静六は、兼竜のことをどのように見ていると思いますか？

新垣：あくまで私見ですが、静六がかつて諦めたか捨てた「武士団」という拠りどころを、兼竜が自分のこと以上に大切にしているからイラつくんだと思います。だから兼竜の心を早く折るべく、彼に向けるセリフには「お前が大切にしているものに、価値なんてないんだよ。早く諦めろよ」という気持ちを乗せて演じました。

――改めて、第19話の兼竜vs静六を見直す際のポイントを教えてください。

新垣：まずは兼竜と静六の知恵比べ、力比べ、根性比べでしょうか。結果がわかったうえで、それぞれの戦いに絞ってみると、バトルの展開がすごく緻密で面白いですよ。あと静六ファンは悔しいと思いますが（笑）、最後の大逆転でしょうか。兼竜のかっこよさも最高潮に達する瞬間だと思うので、お楽しみください。

花江：もう全部同意見です（笑）。2人のバトルは、お互いの信念のぶつかり合い、みたいな面もあると思います。だからこそかっこいいセリフが満載なので、何度でも見返していただけたらうれしいです。

――最後に、ファンの方へメッセージをお願いします。

新垣：第1クールではシルエットだけの静六でしたが、第2クールではたっぷり暗躍し、激闘を演じられて大満足でした。静六は一旦退場しますが、武蔵たちの戦いはむしろこれからが本番です。ぜひ、さらなる激闘をお楽しみください。

花江：僕も静六との戦いで、兼竜の全力を出し切ることができました。ここまで痛めつけられるのは初めてで、大変でしたがとても楽しかったです。そして新垣さんが言う通り、このあとも兼竜たちのバトルに見劣りしない戦いが目白押しです。はたして八岐大蛇相手に武蔵たちはどう戦うのか、そして殿（竜臣）の安否はいかに!?　第20話からもお見逃しなく！

TVアニメ『オリエント』作品情報

放送情報

第2クール淡路島激闘編好評放送中‼
【テレビ東京】毎週月曜25:30
【BSテレ東】毎週木曜24:30
【AT-X】毎週火曜23:00
※AT-X リピート放送：毎週木曜11:00／毎週月曜17:00 ※放送日時は変更になる場合がございます

配信情報

第2クール淡路島激闘編がdTV・アニメタイムズ・Huluにて毎週月曜26：00～先行配信決定！
ほか見放題／都度課金サービスでも毎週金曜24:00～随時配信スタート！
第1クール安芸旅立ち編は下記サイトにて好評配信中！

■見放題配信
dTV
アニメタイムズ
Hulu
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FOD
バンダイチャンネル
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J:COMオンデマンドメガパック"
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■都度課金
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J:COMオンデマンド　
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■その他
GYAO!
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イントロダクション

別冊少年マガジンで大好評連載中!!

「マギ」の大高忍による、最新作が待望のアニメ化!!

鬼神の襲来により、日ノ本の覇権は“人”から“鬼”へと移った。

人々が鬼による支配を受け入れ、“武士”だけが戦い続ける動乱の時代に、武蔵と小次郎は“最強の武士団”結成の夢を誓い、鬼退治に挑む！

武蔵役・内田雄馬、小次郎役・斉藤壮馬ら豪華キャスト出演！

“ネオ戦国”の世を舞台に繰り広げられる、王道バトルアクションが開幕!!

第2クール淡路島激闘編あらすじ

淡路島激闘編、ここに開幕――！

鬼神の襲来により、人ではなく“鬼”が覇権を握る日ノ本。“最強の武士団”結成を誓い、故郷を飛び出した武蔵と鐘巻小次郎は旅の途中で出会った服部つぐみと3人で「鐘巻武士団」を結成。鬼を倒す唯一の武器である「鬼鉄刀」を手に入れ、夢への一歩を踏み出した。

そして播磨で、武蔵たちは上杉竜臣率いる大武士団「上杉武士団」と出会う。彼らの目的は、淡路島を飲み込んだ巨大鬼神“砲戦竜八岐大蛇”の討伐。そこには武田尚虎率いる「武田武士団」や武蔵と同年代の武士である島津秋弘や尼子勝巳たちどこか浮世離れした人見知りの姫・猿渡みちるの姿もあった。さまざまな思惑が渦巻くなかで、武蔵たちも鬼神退治に参戦する。

対する八岐大蛇は、“一度も傷ついたことがない”鉄壁の鬼神。武蔵たちの新たな闘いは、いまだかつてないほど苛烈を極めようとしていた――。

スタッフ

原作：大高忍（別冊少年マガジン連載／講談社）
監督：柳沢テツヤ
シリーズ構成：國澤真理子
キャラクターデザイン：岸田隆宏、松本文男
総作画監督：松本文男、崎本さゆり
アクション監修：須賀重行
プロップデザイン：きむらひでふみ
色彩設計：舩橋美香
美術設定：浅見由一
美術監督：坂上裕文
撮影監督：間中秀典
編集：山岸歩奈美（REAL-T）
音響監督：納谷僚介
音響制作：スタジオマウス
音楽：深澤秀行
アニメーション制作：Ａ・Ｃ・Ｇ・Ｔ
製作：「オリエント」製作委員会

　
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