「君と、世界を壊す約束<契約>」の先に待ち受けていたのは――『S.Q.S』Ep10『月野奇譚 太極伝奇 -干戈騒乱-』花鳥Ver.ゲネプロレポート！　SolidS＆QUELLの面々が芝居とダンスライブで迫真のパフォーマンス

「ツキノ芸能プロダクション」の「SolidS」と「QUELL」がメインとなる物語『SQ（スケア）』シリーズの舞台版『S.Q.S（スケアステージ）』（スケステ）。芝居パートとダンスライブパートが融合した2.5次元ダンスライブが展開中です！

2024年1月19日～1月28日の期間には『スケステ』のEpisode 10となる「月野奇譚　太極伝奇 -干戈騒乱-」が上演！　今回、その「花鳥Ver.」のゲネプロの様子をお届けします。

奥深い世界観を洗礼された殺陣が彩る！

物語の舞台は人族史上最大の国土を持ちながらも、偉大なる皇帝の死が近づく大国「真」。内部では次期皇帝の座を巡る争いが激化しています。そんな中、第四皇子・柊羽は、古き友・翼とともに宮殿を脱出。しかし、それを阻止しようとふたりのもとには追っ手が。ここまでかと死を覚悟する柊羽、諦めまいと必死に抵抗する翼。そこでふたりは強大な力を持つ獄族・志季との出会いを果たすと、「約束<契約>」の物語が動き出すのです。

策謀渦巻く人間同士の戦いを描いた本作は、個性豊かなキャラクターによる戦闘シーンが肝です。里津花、大、英知、壱星、壱流が加わった一行は、時にシリアスに、時にほんわかとした会話劇を展開しますが、追っ手との激しい戦いでは、上品さとかっこよさが融合した彼らならではの戦闘スタイルを披露！　キャストによる洗礼された殺陣は必見で、客席を使った演出、鳴り響く効果音の数々がより戦いをリアルなものに仕立て上げます。

また物語をより奥深くする作品設定も見どころ。陽の力を持ち、社会性を重視する人族と、陰の力を持ち、実力主義の世界を生きる獄族の関係性は重要で、中でも、人族と獄族が互いの魂を結びつける「契約」は物語のキーポイントとなっています。そして、獄族の中でも貴重な力を持ちながらも、柊羽の一行にいまいち協力的ではない志季。彼は「契約」を結び、手を貸してくれるのか。その動向が一行の運命を左右します。

物語後半、一行は皇帝の崩御によって険しい局面を迎えます。第一皇子がついに全面攻撃を仕掛けますが、一行は団結し、運命の一戦に身を投じるのです。そこで描かれる「世界を壊す約束＜契約＞」が意味するものは？　追い詰められた彼らの手に汗握る物語とアクションが融合したステージをぜひ堪能してみてください！