『機動戦士ガンダムSEED』は何がすごかったのか？なぜ今も『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』がこれほどまでに騒がれているのか？当時の世代だからこそ見える世界をみんなに伝えたい、共有したい！

いよいよ2023年1月26日（金）より公開となったアニメ映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』。今年45周年を迎えるガンダムシリーズですが、その中でも21世紀のファーストガンダムという触れ込みで放送された『機動戦士ガンダムSEED』のシリーズ最新作ということで、注目している方も多いのではないでしょうか。

かくいう筆者もそのひとり。リアルタイムで視聴した初めてのガンダムシリーズということもあって、首を長くしてその公開を待っていました。今回は放送当時やその前後のことを思い返しつつ、なぜ『ガンダムSEED』シリーズが今なお注目されるのか、その魅力を改めて考えてみたいと思います。

約20年前の2002年の『機動戦士ガンダムSEED』放送当時をご存知の方は懐かしい気持ちでご覧いただけるかと思います。また、20年前のことを知らなくても、現在SNSでなぜこれほどまでに盛り上がっているかを知りたい方には、その答えの片鱗を垣間見れる機会になればと考えています。

ただし、放送当時小〜中学生だった人間の思い出話が含まれるので、記憶が曖昧になっている部分や勘違いしている部分があるかもしれません。その点だけはご容赦いただければ幸いです。この部分はみなさんのご意見も聞いてみたいので、ぜひ感想や思い出話などをXなどに投稿していただければ幸いです。

また、当時のことを書く都合上なるべく気を付けてはいますが、『機動戦士ガンダムSEED』と『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のネタバレが含まれてしまう可能性があります。劇場版を機にこれからシリーズを視聴しようと考えている方はご注意ください。

女子人気やキャラクター同士のカップリングの盛り上がり

筆者の周囲ではという前置きはするのですが、放送当時の『機動戦士ガンダムSEED』や『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の勢いは本当にものすごかったように思います。

プレイステーション2用ゲーム『機動戦士ガンダム連邦VS.ジオン DX』や『機動戦士ガンダム』などの影響で初代『機動戦士ガンダム』からアニメガンダムシリーズに入った筆者のように、もともとガンダムを知っていた子供たちのみならず、ガンダムに触れたことがなかった人も『機動戦士ガンダムSEED』は見ていたように思います。また、女性にも人気があったことは印象的でした。

【グッズ-バッチ】機動戦士ガンダムSEED DESTINY ペア缶バッジキラ・ヤマト&ラクス・クライン

　
その影響なのか判断がつかないところもありますが、キラ・ヤマトとラクス・クライン、アスラン・ザラとカガリ・ユラ・アスハといった男女カップルに人気があった事を記憶しています。同性同士のカップルの人気もあったようですが、小中学生には詳細を知る由もなく……ただそういうものがあるらしいという話だけは幼いながらも漏れ聞こえていましたね。今思えば、そういうファンによるムーブメントの存在を初めて知ったきっかけも『ガンダムSEED』だったかもしれません。

そんな筆者でも非常に人気があったことを覚えているカップリングはアスラン×カガリ（アスカガと呼ばれていました）。もちろん人によってそうではないという方もいるとは思いますので、あくまでもそういう人気が一部界隈であったという前置きはありますが、このふたりに関しては本当に熱いファンが多かった印象がいまだにあります。

【グッズ-ステッカー】機動戦士ガンダムSEED DESTINY ICカードステッカーカガリ・ユラ・アスハ

　
先日は『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の完成会見で入場者特典の小説が発表されていましたが、アスランとカガリのエピソードである「二人の逃避行」は発表された瞬間に争奪戦になるのではないかと思ってしまったほど。実際にX（※旧Twitter）のトレンドにも入っていたので、いまだに根強い人気がありそうです。

また、特定の組み合わせだけでなく、例えばキラならフレイ・アルスター、アスランなら元々婚約者だったラクス、メイリン＆ルナマリアのホーク姉妹、ミーア・キャンベルといった具合に自分の推しカップルを愛でる人も多かった印象。

『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』でも、そういったキャラクター同士の関係性についてで盛り上がるかもしれません。この機会に『ガンダムSEED』シリーズに触れる方は、ぜひ『SEED』『SEED DESTINY』で推しカップルを見つけてから視聴してみてくでさい。