2024-03-19 16:00

『東京卍リベンジャーズ』場地圭介を慕いタケミチを支える相棒――松野千冬の魅力に迫る！

原作『東京卍リベンジャーズ』は2017年から2022年にかけて「週刊少年マガジン」（講談社）で連載された和久井健先生による漫画作品。累計発行部数7000万部を突破した人気作品で、2021年4月からTVアニメの放送が開始され、その後、実写映画や舞台も公開されています。

人生どん底だったフリーター花垣武道が12年前の中学時代にタイムリープし、恋人を救うため、逃げ続けた自分を変えるため、人生のリベンジをしていく、不良漫画の要素と“タイムリープ”というサスペンス要素が合わさった、斬新で熱く切ない物語。

本記事では、個性豊かな登場人物の中でも特に人気を集める、松野千冬の魅力についてご紹介します。なお、コミックス最終巻までの内容をまとめていますので、ネタバレに注意してお楽しみください。

松野千冬の基本情報

誕生日：1991年12月19日
身長：168㎝
体重：58㎏
血液型：O型
メージカラー：薄い青
好きなもの：ペケJと戯れる。航空雑誌。矢沢あい作品
嫌いなもの：上下関係
尊敬する人、憧れの先輩：場地圭介
苦手な人、怖い人：一虎クン。ノストラダムス（予言が怖くて寝れない夜を過ごしたから）
夢：パイロット

松野千冬の魅力

　
松野千冬は、東京卍會壱番隊副隊長。コミックス5巻第41話で初登場します。ツーブロックの金髪に中性的な顔立ちの彼は『東京卍リベンジャーズ』の個性豊かな登場人物の中でも特に人気があります。何故彼が人を惹きつけるのか。まずは彼の魅力について、ご紹介します。

信じた者はとことん信じる忠誠心

千冬は当初、人を嫌い、人を傷つける人生を過ごしてきましたが、東京卍會壱番隊隊長・場地圭介と出会い、生き方が大きく変わります。千冬が初めて憧れた人、場地に対しては全信頼を置き、場地が東京卍會から芭流覇羅（バルハラ）へ鞍替えした際も、何か考えがあっての事と場地を信じます。踏み絵にされ殴られた際も全く抵抗せず「場地さんの力になりてぇ」と主人公・タケミチ（花垣武道）に話しています。

仲間想いのアツい男

“天竺編”では、天竺の奇襲の際に、タケミチと怪我を負ったアッくん（千堂敦・東京卍會壱番隊隊員）をかばい、自分一人で天竺に立ち向かいます。また天竺との抗争当日、マイキー（佐野万次郎・東京卍會隊長）が妹を失い戦意喪失になった時も、１人でも天竺を倒しに行こうとするタケミチに、「じゃあ二人で心中だな」と千冬は笑顔でついて行くことを伝えます。

優しく前向きな性格

タケミチが未来を変えるために焦り、思い悩む時、千冬はいつも的確な助言をしてタケミチの気持ちを落ち着かせ、想いに寄り添います。

“聖夜決戦編”では、タケミチからタイムリープの話を打ち明けられ、黒龍（ブラックドラゴン）や稀咲に立ち向かわなければならない事が判明します。しかし、その時２人がトップに立つ東京卍會壱番隊は、まだうまく機能していない新造壱番隊。そんな中「ワクワクするな！オマエはこれから誰にも負けねぇ壱番隊を創るんだ」（コミック10巻82話引用）と言い、タケミチを最後まで支えると誓う千冬。逆境をもろともせず前に進もうとする前向きな強さがあります。

お茶目な面も

千冬とタケミチは“聖夜決戦編”で柴八戒の東京卍會離脱を阻止しようとします。そこで千冬は“肝はマイキー君だ”と作戦を練ります。プラン①はマイキー大好物のどら焼きを差し出す事。プラン②は「気合い」と書いたメモを渡していた千冬。もちろん作戦は失敗。唖然とするタケミチに、自信いっぱいにこのような作戦を提案するお茶目な一面も。

（ネタバレが含まれます。ご注意ください！）
マイキーを救うため二代目東京卍會を立ち上げた際、チーム名を自分の名前から「サウザンドウィンターズ」と名付けようとし、更にユニフォームとして自分の愛猫“ペケJ”のイラストを施したTシャツを皆に用意します。その際、皆千冬のチーム名とユニフォームのセンスに悶絶していました。

　
結局、デザイナーを目指していた三ツ谷隆が正式な隊服を作ってくれましたが、まさか自分の用意したユニフォームが仲間たちの頭を悩ませていたとは、千冬本人は全く気づきませんでした。お茶目でもあり、純粋な心を持ったそんな面も、松野千冬の魅力の１つでしょう。

親しみやすいビジュアル

『東京卍リベンジャーズ』は主人公・タケミチが不良であるため、暴走族チームや喧嘩のシーンも多く、一見、男性に人気の作品かと思われがちな事も。そんな中、柔らかい雰囲気を持つ彼の存在が、女性も作品に興味を持つきっかけとなり、アツい物語や、見た目とは裏腹に高い忠誠心を持つ千冬の人柄に魅了されていった、という女性ファンも少なくないでしょう。