10周年は通過点！　MADKIDはもっと成り上がっていくーーFLOW、仲村宗悟さんを迎えた「Future Notes Fes -ANNIVERSARY SPECIAL-」レポート

『盾の勇者の成り上がり」シリーズや現在放送中の『ただいま、おかえり』など、様々なアニメタイアップを担当している5人組ダンスボーカルグループ、MADKIDが今年結成10周年を迎える。これを祝した主催イベント「Future Notes Fes -ANNIVERSARY SPECIAL-」が、2024年5月3日、東京・Spotify O-WESTにて開催された。

ゲストにFLOWと仲村宗悟さんを迎え、それぞれのソロコーナーに加えて、スペシャルコラボなどで盛り上がったステージをレポートとしてお届けする。

OPでまさかのオールスターラインナップ

開演時間となり、オープニングSEと共にFLOWのメンバーが入場。ボーカルのKEIGOさんが「Future Notes Fes始めるよ！　ど頭からオールラインナップでロケットスタートしてもいいですか！」の問いかけに、観客は驚きながらも歓声を上げ、そのままMADKIDのメンバー、仲村宗悟さんを呼び込んだ。

そして「皆さん、準備はいいですか？　全員で『GO!!!』」と叫んで、FLOWの人気曲の一つ、「GO!!!」で元気にFesの幕を上げた。パンキッシュな演奏に合わせて、ボーカルを交代し合ったり、肩を組んだり、ステージ上の総勢11人、みんな笑顔のパフォーマンス。Bメロでは会場とコール＆レスポンス、間奏では「MADKIDの10周年をウエーブで祝いましょう」と言うと、左右に何度も大きな波が往復。更に「Fighting dreamers」の合唱などOPからすごい熱気と一体感。

FLOWは演奏曲すべてタイアップ＆OP曲で、貫禄のステージングを展開

ステージにはFLOWのメンバーだけが残り、KEIGOさんが「ちょっとやり切っちゃった感があるけど（笑）。短い時間ですけど遊んでください！」と叫び、「COLORS」のイントロが始まると会場から「おおっ！」という声が湧き上がる。演奏曲はすべてオールタイアップ曲という、まさにヒットパレード。「COLOR」のラストでギターのTAKEさんが白いギターを高く立てて終わる姿もカッコイイ。

「仲間の周年をライブで祝えるって最高じゃないですか？　みんなでMADKIDにおめでとうの気持ちを届けましょう！」というKEIGOさんの言葉から、今度は荘厳なロックバラードの「United Sparrows」へ。エモーショナルな歌声と演奏に、頭や体でリズムを刻んで、Bメロではクラップ、そしてラスサビでは左右に腕を振り合った。

MCゾーンでは、オールラインナップについてKEIGOさんから「言い出したのは自分なんですけど、やってみたらこれで終わりでもいいなと思って。MADKIDには『アニサマ（2022）』で共演した時もムチャぶりしてね。『YOU-TA、一緒に歌おうよ』って。今日も1曲目から出てもらっていいって。そんな僕らを呼んでくれてありがとう」。そしてFLOWも今年デビュー20周年を迎えたことを明かす。

そういえば後方機材に「FLOW20th」のロゴが入っていた。「新しい挑戦をしようと、ロックバンドが作るアニソンロックフェスを立ち上げました（『FLOW THE FESTIVAL 2024』2024年6月29、30日@ぴあアリーナMM）。そうそうたるメンバーを集めましたので、皆さん遊びに来てください」と決意を話す。

そして次は最新デジタルシングルの「烈火」。イントロやAメロの神秘的なオケや歌声からサビで一気にハイテンポに。2コーラスはその勢いのままで、ラップパートとDメロでは会場とのシンガロングと、とにかくアップダウンが激しい曲。ラウドボイスから始まった「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」で更にスピードアップ。2ボーカル＆ギターがお立ち台でパフォーマンスし、サビでボーカルのKOHSHIさんがお立ち台で歌いながら何度もジャンプ。

「Re:member」では、KEIGOさんは歌いながら左右に軽快にステップを踏み、KOHSHIさんはドラムのリズムに合わせてこぶしを何度も振り下ろしたり、足を蹴り上げた。ラスサビになるとKEIGOさんが「MADKIDに届け！　渋谷！」と絶叫。そして「僕らはライブが大好きなんですよ。みんなと繋がれるから。最後の曲『GOLD』」この日、最速のリズムのこの曲はヘッドバンギング必須で、「まだまだ跳べますよね」とお客さんを座らせてから「1、2、3ジャンプ」のカウントに合わせて全員でジャンプ。クライマックスのような、OPを上回る盛り上がりで次へバトンタッチ。