王道アニメから異世界転生、ファンタジーに悪役令嬢まで、ライターおすすめの3ジャンル9作品をご紹介！【J:COM STREAM 2026年冬アニメ8選】

異世界／ファンタジー

もはや最大手ジャンルと言っても過言ではない異世界転生モノを筆頭に、無双っぷりが気持ちいい作品から、ほのぼのとした日常系作品、知略で戦う作品やダークな世界観の作品など様々な派生が生まれ、色々なタイプの魅力を見せてくれる作品群となっています。

お気楽領主の楽しい領地防衛～生産系魔術で名もなき村を最強の城塞都市に～

(C)赤池宗・オーバーラップ／お気楽製作委員会

・配信開始日：1月13日(火)

30歳間近の社畜サラリーマンがある日、目を覚ますとフェルティオ侯爵家の4男、ヴァンに転生していた。現世での知識や経験を持っているヴァンは2歳にして勉学や剣技などで頭角を現し、神童と呼ばれるようになった。

しかし8歳の時、魔術の適正が貴族に求められる炎・水・風・土の四元素魔術や癒しの魔術ではなく、生産の魔術だったことが明らかになると父のジャルバ侯爵によって、辺境のセアト村に追放されてしまう。

「今度こそは楽しい人生を送りたい」と思っていたヴァンは貴族のしがらみから解放されると喜々としながら前世の知識と生産の魔術の力を使って村を自分好みに改良し、セアト村はいつしか巨大都市に。

外部からも敵視されるようになり、ヴァンは次々訪れる難題を解決しながら、みんなの平和と幸せな生活を守るのでしょうか？

・ライターオススメポイント
ヴァンが魔術と知識によって、辺境の貧しい村が少しずつ、進化させて大きくなっていく様子を、都市育成ゲームをプレイしている感覚で楽しめます。村の繁栄と共に隣国からの侵攻を受けて、攻略するための砦を作ったり、同盟国から他国の怪しい動きの報告に対応したりと戦術・戦略的な要素もあります。

他国との戦争では、ヴァンが展開する戦略と、騎士団のディーや新興貴族の協力者のパナメラ、冒険者のオルト・シート、プルリエル、クサラの迫力ある戦闘シーンも見どころ。

またヴァンと父親のジャルバ侯爵、フェルディナット伯爵家の末娘のアルテ・オンと父親のフェルディナット伯爵との関係性の変化、ヴァンに同行してきた仲間との絆の深さなど人間ドラマにも注目です！

　

ヘルモード ～やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する～

(C)ハム男/アース・スター エンターテイメント/ヘルモード製作委員会

・配信開始日：1月16日（金）

高難易度のゲームをクリアすることに生きがいを感じる35歳独身の山田健一は、やり込みがいがあるゲームをネットで探していたら謎のゲームを発見。「終わらないゲーム」というコピーにひかれてプレイすることに。難易度設定画面で迷いもなく最高難易度「ヘルモード」を選んだ瞬間、異世界転生が発動。目を覚ました時には小さな開拓村の農奴の赤ちゃんだった。

赤ちゃんはアレンと名付けられ、両親の温かい愛情の元育てられていく。彼は「農奴に生まれると戦うための能力を持てない」と言われるも、必死の鍛錬により「召喚士」の才能を手にするのだった。

召喚士となったアレンは様々な召喚獣を駆使して攻略の旅に出ることに。山田健一の異世界でのリアル「ヘルモード」が今、始まる！

・ライターオススメポイント
現実世界ではゲームに没頭していた山田健一が異世界に転生し、両親や仲間と出会い、喜怒哀楽の人間らしい感情を取り戻し、そんな人たちを守りたいと必死に戦う姿は心を打ちます。アレンの成長や彼を取り巻く人たちの素晴らしさは温かい気持ちにさせてくれるでしょう。

そしてアレンは召喚士として、様々なものを召喚しますが、最初の召喚獣は昆虫や鳥類などの動物だけでないところもポイント。召喚士の能力と知恵で、立ちふさがる困難や敵をどう攻略していくのか、要注目です。

　

勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録

(C)2024 ロケット商会/KADOKAWA/勇者刑に処す製作委員会

・配信開始日：1月7日(水)

原作は著・ロケット商会先生、イラスト・めふぃすと先生によって電撃の新文芸から刊行されている小説。“勇者”という単語から連想される華やかな活躍とは裏腹に、魔王の軍勢と文字通り死んでも戦い続けさせられる刑罰として“勇者”をさせられている主人公たちの物語です。どのキャラクターも曲者揃いで、そのシリアスな世界観と共に刺さる人には絶対に刺さるであろう魅力を放っています。

・ライターオススメポイント
やはり“勇者”という存在がヒーローではなく、犯罪者の刑罰になっている点が注目。なんと作中での“勇者刑”は死刑よりも重い罰となっており、魔王との戦いの最前線で戦死したとしても何度も蘇生させられて、そうして蘇生されるたび自我が削れるようなことがあっても戦い続けなければならないのです。

そんな勇者刑に処されたキャラクターたちは先述したとおり曲者揃いで、どの人物も犯罪者や人格破綻者のような存在ばかり。彼らがどんな戦いを見せてくれるのか……既に公開中のPVからも凄まじいクオリティで映像が制作されていることが見て取れるので、ぜひ一度ご覧になってみてください。

　

29歳独身中堅冒険者の日常

(C)奈良一平・講談社／コマイ村自治会

・配信開始日：1月11日(日)

シノノメ・ハジメはスラム街に生まれ、親の顔も覚えていない孤児だった。ただ生きるために毎日命がけでクエストに明け暮れているうちに、中堅の冒険者となっていた。そしてコマイ村の村付きの冒険者として、モンスターを倒して村に必要な材料を売買したり、様々な依頼に応えることで、村人から信頼を得る存在になる。

ある日、いつもと同じようにダンジョンに潜ると、スライムに食べられそうになっている少女リルイを見つけて救出した。弱いながらも必死に生きようとするリルイを見捨てることはできず、一緒に暮らすことに。仲間として迎えた最初の夜、ハジメが目を覚ました時に見た驚くべきものとは……!?

・ライターオススメポイント
ハジメは上級の冒険者でありながら、村人に頼まれたら断れなかったり、助けたリルイを葛藤しながらも仲間に迎え入れたりと人の良さが随所に見られます。同時にギルドの職員であるエルフのオリーヴや宿屋の看板娘のナタリーにセクハラ発言を繰り返すオヤジっぽさもあわせもち、非常に人間臭くて共感が持てる主人公となっています。

仲間に加わったリルイもハジメの役に立ちたい、認められたいと不器用ながらも一生懸命な姿は誰しも応援したくなるはず。そんな親子ほど年の離れた二人の関係性やエピソードはほっこりすることうけあいです。

ここまで聞くと疑似親子ストーリーなのかと思いきや、リルイには驚く秘密があり、それを知ったハジメがどう接したらいいのか、戸惑う様子も見どころ。共に生活や冒険を続けていく中で、二人の関係性の変化は？　そしてリルイの秘密とは……？　リルイ役の鈴代紗弓さんの演技とあわせてぜひご注目を！