【らぶカル】12月の創作BL3選〜J.GARDEN58編〜

秋の風物詩、創作JUNE、BL作品中心の同人誌即売会「J.GARDEN58」が終了し、本格的に冬が到来！寒すぎて外になんかでていられません！なのでBL片手に家の中でぬくぬく暖まりましょうね〜〜♡

本記事ではTL/乙女向け・BL作品に特化したダウンロード販売サービス「らぶカル」で販売中の、今月おすすめのBL作品をご紹介。

愛されることを諦めた薄幸男子を描いたシリアス系から、ノンケヤ●ザが尊敬する組長夫人のために男に抱かれようとするギャグ系まで、10月の「J.GARDEN58」で登場した新作3タイトルを、ジャンルごった煮でお届けします。

お得なクーポン情報も記載していますので、記事の最後までお見逃しなく！

愛されることを諦めた薄幸男子に迫るのは……『「愛している」と言わないで』

サークル：えんど家

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＜あらすじ＞
「人からの好意や愛情なんてものあんたは望むなよ」

母親からかけられたその言葉は、沖内にとって呪いであると同時に、自身を守る言葉でもあった。

昔から人に嫌われることが多く、そのために人と関わることを避けて生きてきた沖内。そんな彼にどういうわけか同僚の紫雲は執拗に絡んでくる。

しかし沖内は、紫雲の振る舞いを嬉しいとは思いつつも、申し訳なさを感じずにはいられなかった。

ある日、沖内はとうとう諦めて彼の家へと足を運ぶ。そこで紫雲の手料理を食べながら「俺に構う必要ないですよ」と告げた沖内に対し、紫雲は唐突に思いを伝えてくる。

「俺だけがお前を“愛したいんだ”」

＜おすすめポイント＞
「愛されることを諦めた青年」主人公・沖内のこのキャラクターを見ただけで、胸に来るものがある人は少なくないはず。

本作で描かれるのは沖内が心に抱える闇と、それを暴く一部始終。母から呪いのように打ち込まれた「愛情なんて望むな」という一言に縛られ、嫌われることが当たり前だと思っていた沖内。基本的になにかに怯えたような顔をしていて、「哀」の感情しか感じさせない彼の、なんとも切なくてかわいい姿は、きっと刺さる人には刺さるはず。さらにだからこそ、彼が紫雲の手料理を食べて思わず「哀」以外の感情を露わにするときは、もう、ねえ。思わず「愛してる」と声をかけてあげたくなります。

そしてそんな沖内の前に現れる同期の紫雲。この子がまた沖内と正反対の、人から愛され好かれている存在というのがイイ……。正反対な紫雲が、どうやって沖内の心のなかに迫っていくのだろう。2人の関係性に思いを馳せると、ページを捲る手が止まりません。

細かな心理描写を経てのラブシーンは軽めながらも、2人の関係性によって言葉にしがたい濃密なエロスを生み出しています。唾液にこだわったというプレイも、必見です。

サークル「えんど家」作家：えんどさんコメント

はじめまして『えんど』と申します。
幸が薄くて可哀想可愛い受けが少し横暴で執着心ねちっこさがある攻めに暴かれていく様が好きな為それを描きたくて描いたものがこの作品となっております。
幸薄受けが好きな方、幸薄受けが気になっているが読んだ事ない方、比較的幸薄要素としては読みやすい分類（人によりますが）だと思いますのでどうぞお手にとって読んで頂けますと幸いです。

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硬派なヤ●ザは、姐さんのBL趣味のために一肌脱ぐ！『憑りつかれた男-幹部はどうしても部下に抱かれたい』

サークル：アクリルナントカ

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＜あらすじ＞
組長夫人・梅が息を引き取る場に居合わせたヤ●ザ・恵吾は、今際の際に梅から「組長は実はゲイ」「組長が男を抱くところを見たい」という衝撃の遺言を残す。

そのまま梅は安らかに息を引き取った……かに思われたが、霊となってこの世に残留。「組長が男を抱くところが見たい」という心残りを果たすべく、恵吾に取り憑く。

世話になった梅のためならと一肌脱ぐことを決めた恵吾だったが、何を隠そう彼は処女。このままでは組長に手取り足取り行為を教えてもらうことになる。

それは申し訳が立たないと思った恵吾は、ゲイと噂の部下、歩六に教えを乞い、「抱いてくれ」と土下座するハメに───。

＜おすすめポイント＞
組長夫人の霊に取り憑かれてしまったヤ●ザが、夫人の心残りを果たすべく、他の男に手ほどきを受ける……というなんとも込み入った幕開けをする本作。

壁になりたい系腐女子の願望をストレートに表現する組長夫人に始まり、とにかくテンポよくギャグと話が展開していくため、とても読みやすい！

また恩義のためならセクシャリティさえなんのそのという、あまりにも任侠な主人公・恵吾と、彼の武闘派な振る舞いに怯えながらも手ほどきをする部下・歩六。2人の濃いキャラクターも読んでいて楽しいです。

そしてそんな2人のラブシーンは、キャラの濃さに負けないほど密度が高め。ベッドの中で恵吾と歩六の関係性が逆転し、静かに盛り上がる2人のラブシーンは、前半のギャグ展開からの落差が激しくて、キュンが止まらなくなります。

果たして梅の心残りを果たすことはできたのか。最後の最後まで目が離せない展開が待っています。

また「らぶカル」ではサークル「アクリルナントカ」が手掛けるほかのシリーズも好評配信中です。

J.GARDEN最新作、タレント事務所の社長と、彼に依存するトレーナーを描いた『下弦の月』や、抽選で当たったかずみくんとの一幕が描かれる「かずみくん」シリーズもあります。

こちらもあわせてご注目ください。

サークル「アクリルナントカ」作家：飯井いるかさんコメント

はじめまして！飯井いるかと申します。
『憑りつかれた男』は「のっぴきならない事情で致さざるを得なくなるギャグ漫画」が描きたくて作った、初めての創作BL漫画です。
キャラが濃く、テンポよく読めると思いますのでお楽しみください。
現在も商業、同人ともにデカつよ黒髪受けとへたれ・かわいい攻めのBL漫画を描いています。
興味を持たれたら過去作も覗いてみてください！

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