
「みんなが描いていたファイヤキャンドルになれているのか?」燃やし続ける芝居への情熱ーー『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』ファイヤキャンドル役・三本木大輔さんインタビュー【ブライダン短期連載 第3回】
スーパー戦隊50周年記念作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』が、毎週日曜午前9時30分より、テレビ朝日系列にて放送中です。
本作は、その名の通り最高最強のナンバーワンを目指し、動物や恐竜=「獣(けもの、ジュウ)」をモチーフにした6人のヒーローが大活躍! 全て集めると願いが叶う指輪「センタイリング」を巡って、ナンバーワン対決で争います。敵組織「ブライダン」や世界を滅ぼす存在「厄災」との戦いも激化する中、ゴジュウジャーの指輪争奪戦はどんな結末を迎えるのでしょうか。
アニメイトタイムズでは、『ゴジュウジャー』のクライマックス突入を記念して、敵組織「ブライダン」キャスト3人による連載インタビューをお届け!
第3回は、ファイヤキャンドル役・三本木大輔さん。お芝居愛ナンバーワンの三本木さんに1年間の芝居やファイヤキャンドルの成長や葛藤について語っていただきました。
放送の実況や次回予告ショート動画での盛り上げ
ーー作品への向き合い方として、三本木さんは1年間SNSで放送の実況やショート動画の次回予告を作ってファンを楽しませていました。反響はどう感じていましたか?
ファイヤキャンドル役・三本木大輔さん(以下、三本木): 僕は元々SNSとかあんまり得意じゃないんですけど、一年っていう長い期間、自分なりに作品を盛り上げていけたらいいなっていうので、何かできないかなって考えて「じゃあリアルタイムで実況しよう」「次回予告ができたらいいな」と思って。
それを一番最初に決めてから続けていくうちに、リアルタイムで一緒に見ている時に「同じこと考えてた」とか「実況自体を楽しんでる」と言ってくださる方がいたり、いろんなことがあって落ち込み気味だった方たちも、変わらずに実況とかをしてることに対して、「ありがとう」って言ってくださったりしました。
僕が盛り上げるためにできたらいいなって思っていたことが、結果的に皆さんの『ゴジュウジャー』を見るモチベーションになったり、元気を与えられているんだなっていうことが、すごくありがたいなって思っています。
ーー 三本木さんは元々舞台を中心にご活躍されていましたが、1年間映像作品のお芝居に挑戦してみていかがでしたか。
三本木:1年間、ずっと自分の役と向き合えるっていうのは、すごく幸せだなって思いました。初めてのことだったので、自分自身もちょっとずつ成長していけたらいいなと。みんなも、物語が進むにつれて役者とキャラクターの両方がどんどん鮮やかになっていく姿がみえてとても嬉しかったです。
ファイヤキャンドルがどのタイミングでどのように生成されたのか、何のためにとか、そういった情報はまったくいただけず、本当に公式ホームページのキャラ紹介の文言くらいしかない状態で撮影がはじまって。これは自分で埋めるしかないかーでも埋めてあとから違うってなったらどうすりゃいいんだろうって思ってましたし、実際中盤終盤で「ぐえぇえ」ってなったこともありました。
役をいただいた段階のファーストインプレッションなんですけど、「人間ではない存在が一番人間らしい、または人間らしくなる。でもそいつは絶対に人間にはなれない」ってめっちゃいいなって思ってて。僕がファイヤキャンドルを創っていく裏テーマとして持っておこうと思いました。
表現の変化でいうと、第1話の時は自分が映像のお芝居に慣れてないっていうのもあったんですけど、その感情とか、表現のやり方というかデフォルメっていうかを喜怒哀楽の4つで分かりやすい方法でやっていたんです。
第9話で内面を描いていただける話があって、それ以降ちょっとずつ人間に近しい感情になっていくように、色々なニュアンスを混ぜられたらいいなと思って色を増やしていきました。それは吠やゴジュウジャーと出会ったからっていうのもあるし、そのおかげでブライダンの同僚、仲間との絆も変わっていったのかなって。一番大きかったのはファイヤキャンドルが感情を隠した方がいいなって思えるようになったことですかね。
第40話ぐらいからかな?残念ながら本編ではカットされてましたけど(笑)。第42・43話で結構ブライダン側は色々なことが起きて関係が変わっていきました。それ以降もより人間に近い考え方というか、表現が出せたらいいなと思って意識していました。
ユニバース戦士シンケンレッドへのエンゲージ
ーー 第20・21話ではユニバース戦士のシンケンレッドにエンゲージして、その後の変化に至る片鱗を見せていました。
三本木:シンケンレッドにエンゲージさせていただいたことは本当にありがたいと思っているんです。すごく嬉しかったです。でも偽物であるということは強調したいとは思っていて。それも裏テーマと同様なんですけど、本物になりたくてもなれないからいいみたいな。だから「オレが、真のシンケンレッドだ!」っていうセリフが、「ちげぇだろ!」みたいにつっこまれるように。この世界線では本気なんですよ。でも僕はヒーローはヒーローであるべきだと思ってはいるので。そこに対してちょっと嫌な気持ちになってしまう方々もいらっしゃったと思うんです。
シアターGロッソのショーで、センタイリングをゴジュウジャーが取り返して、エンゲージし直してくれたっていうことに対して僕は本当にすごく嬉しかったんです。
いつかヒーローとしてエンゲージできるなら、そのときはまた指話の力を借りたいと思います。
ーー 作中ではアクションシーンも多かったですよね。
三本木:長モノ(棒術)自体をちゃんとやるのは初めてだったんです。クランクインの前に棒で戦うって聞いた段階から、自分でできることをしようと思って、ホームセンターに棒を買いに行って家で回したりしていました。
一年通してアクション部の方々に、空き時間があったら「これどうやるんですか」って。竹内康博さんとかシゲさん(伊藤茂騎さん)に教えて頂いてました。プロが間近にいる環境だったので、調べてわかんないことは聞けばいいやと思って。そうしたら可愛がってくださる方が多くて。「いいじゃん。これ本編でやってみようよ!」とかっていう話になってアクションシーンに取り入れたりしてました。
ーー 第43話『決戦クオン! 天使からの贈物』では、ファイヤキャンドルの憤りが描かれます。
三本木:テガジューンと家族のお話でした。ファイヤキャンドルが一人になっちゃうじゃないですか。ブライダンもある種家族のような関係性だと思っていて。そこで見捨てられてしまった子どものようなそういう悲しさとか、癇癪を起こしてしまう幼稚さみたいなのが、台本に頂いた時に感じました。「こういうなりで生成されたけど、まだ子どもなんだよな」っていうふうに僕は受け取ったんです。母親にすがってしまうような。
でも自分の中ではこれが大事だっていうのがあって、反抗期じゃないですけど、意地を張ってしまう。ファイヤキャンドルにしては譲れないことで。子どもがどんぐりとかを大事にする感じ。他の人からみたらそうでもないけど、自分自身にとって大切なことが明確になってきた第43話でした。











































