
「みなさまとともに歩むような、そんな作品になっていたら幸いです」──『プリンセッション・オーケストラ』葵 あずささん・藤本侑里さん・橘 杏咲さんが抱く“宝物”と“夢”【インタビュー後編】
2025年4月より放送が始まった完全新作オリジナルTVアニメ『プリンセッション・オーケストラ(以下、『プリオケ』)』。どんなピンチにあっても、胸に歌とキラキラを忘れない「プリンセス」たちの冒険を描いた物語は、多くのファンを魅了しています。
アニメイトタイムズでは『プリオケ』キャスト&スタッフ陣への連載インタビューを実施。第8回となる本稿では、オルケリアの葵 あずささん、藤本侑里さん、橘 杏咲さんにお話を伺いました。
子どもから大人まで、世代を超えて広がった『プリオケ』の輪。葵さん、藤本さん、橘さんが受け取った言葉の数々は、作品が誰かの人生にたしかな形で残り始めていることを感じさせるものでした。オルケリアの3人による温かなお話の数々を最後までお楽しみください!
「全部が宝物です」
──多くのファンに愛される『プリオケ』ですが、実際にみなさんに届いた反響や感想で印象に残っているものはありますか?
空野みなも/プリンセス・リップル役 葵 あずささん(以下、葵):別現場で「『プリオケ』見てるよ」「子どもが見ていて、リップルが推しなんだ」と言っていただけることがとても多いんです。プライベートの友だちからも「アニメ見てたら名前があった!」という反応をもらうこともあって(笑)。これまで、そんな感想をいただくことは多くなかったのですが、放送時間の関係もあるのか声をかけていただくことが増えました。
──イベントで紹介された親御様からのお便りで「最初は子どもが見ていたのですが、今では家族で見ています」という旨のメッセージがとても印象に残っていて。
葵:本当に嬉しいですよね……!
識辺かがり/プリンセス・ジール役 藤本侑里さん(以下、藤本):プリンセスたちのドレスを着て、ミューズタクトを持って応援しに来てくれる子たちが、イベントにたくさんいます。その姿を見たときに、本当にお子さんも楽しんでくださっているんだと感じて嬉しかったです。
2回目のイベント(「2nd EVENT『FUTURE SESSION』」)では、その声がさらに大きくなっていて。お子さんに楽しんでいただけるような意識もしていましたが、お子さんに手を振ったとき、となりに座っているお母さんも嬉しそうにしてくださるんです。本当にご家族で楽しんでいただけているんだなと実感できて、とても嬉しかったです。幅広い世代に届いていたんだなって。
──イベントでのファミリー席の盛り上がりを見ていると、本当に特別な作品なんだなと感じます。橘さんはいかがでしょうか。
一条ながせ/プリンセス・ミーティア役 橘 杏咲さん(以下、橘):お手紙をいただく機会が増えたのですが、その中でも小さなお子さんからのお手紙がたくさんあって。宛名が「ながせちゃん」のものもあれば「あずさちゃん」のものもあるんです。その歳で「声優」という概念を認識してもらえていることにビックリしました。
葵:たしかに……! 声優って不思議なものだからね(笑)。
橘:私宛のとあるお手紙には「あずさちゃん イベントたのしかったよ」「かわいかった ありがとう」というメッセージの横に似顔絵も描いてあって! 本当に嬉しかったです。
ながせ宛のお手紙には、お母さんが描いてくださった素敵なミーティアのイラストが添えてあったこともありました。その横にはお子さんが描いてくださったミーティアもいて……こうやって親子で楽しんでくださっているんだなと感じることができて、こちらも最高に嬉しいです。
あとは「クリスマスにミューズタクトとジュエルベルを買ってもらうことになりました」という報告のお手紙もありました。締めの言葉が「(買ってもらえて)嬉しかった」ではなく、すっごく可愛い言い回しで……ちょっと(携帯を)見てもいいですか?
──ぜひ!
葵:写真撮ってあるんだ?(笑)
橘:もう可愛すぎて、思わず撮ってしまい! 「次のコンサートのためにママとパパがミューズタクトを、おじいちゃんとおばあちゃんが私だけのためにジュエルベルを届けてくれたので、揃いました」「ながせちゃんが大好きだから夢にも出てきました」「がんばってね」って!
葵:わー!
藤本:可愛い……!
橘:大人のみなさまからいただくお手紙も、毎回嬉しいなと思いながら読ませていただいていますが、お子さんからいただくお手紙ってまた違うパワーがあるなと思いました。
また、大人のみなさまからは「あのシーンの、あのお芝居が良かった」「ながせの性格に助けられています」など、丁寧な感想を多くいただけて。特にキャラクターや物語、またお芝居のことを伝えていただいて、それが手元に残ることは本当に特別なことだなと思い、全部が宝物です。
葵:いただいたお手紙を入れていた箱があったのですが、先日ついに入り切らなくなって特大のものに新調しました。その箱も埋まりつつあって。
橘:こんなにたくさん……って、ビックリするよね。
葵:(頷いて)それこそデビューした直後のころは「手紙はいただけるものじゃない」と思っていたくらいだったんです。私の事務所には「〇〇さん宛」と仕分けされた手紙の保管場所があるのですが、それを覗いては「今日もないかぁ……!」と思っていて。でもある日お手紙が一通入っていて……それから絶対にチェックするようになって、持って帰ることがルーティーンになりました。本当に幸せで、ありがたいなと思います。
──色々な場所からミューチカラが集まって、みなさまに届いているんだなと。
葵:もう、“へんしん”したい! 許されるなら、全部のお手紙にお返事したいくらいです。
橘:あ、そっちの“返信”か。
一同:(笑)。
藤本:私も“変身”だと思った(笑)。
橘:プリンセスになりたいのかと(笑)。ビックリしたー……。
葵:文(ふみ)を書きたいのよ(笑)。
藤本:私も返信したい(笑)。
──ちなみにプリンセスへ“変身”できるならしてみたいですか?
藤本:できるならしてみたいですね! でも痛いのは嫌かなぁ……。一応、作中では攻撃を受けても「痛くない」と言っていましたが、後半の戦闘になるにつれて辛そうですから。
葵:私、みんなが痛がるシーン見て泣きそうになっちゃったよ。「痛かったんだね……」って。
藤本:わかる……! なので変身はしてみたいのですが、一回だけでいいかなぁ(笑)。プリンセスの身体能力を味わってみたい!
橘:私もお試ししてみたいです! 18話のリップルみたいにビックリしたい!
──お試ししている最中にジャマオックやバンドスナッチの面々と対峙しなければいけなくなるかも……?
橘:それはちょっと……(笑)。
葵:そう考えると、あの子たちはとんでもないことをしてるよね。
橘:本当に。だって中学生だよ?
葵:家にこもってしまってもおかしくないよ……!
橘:ながせの「私には無理です」が普通の反応だからね。
葵:展開的にはビックリだったけどね(笑)。

































