
支え合って生きているんだね、この二人は──『グロウアップショウ ~ひまわりのサーカス団~』酒匂 雫役・鎌倉有那さん×スヴェトラーナ役・岩橋由佳さんインタビュー第2弾
アニプレックスとA-1 Pictures / Psyde Kick Studioによる新作オリジナルアニメーション『グロウアップショウ ~ひまわりのサーカス団~』が、毎週土曜日24:00よりTOKYO MX/BS11ほかにて放送中。
本作の舞台は、サーカスが娯楽の中心として人々の生活に溶け込んでいた高度経済成長期の日本。天才サーカス少女・鶴巻瑞佳が万年金欠の弱小サーカス団・ひまわりサーカスに協力することになり、物語が動き始めます。
アニメイトタイムズでは、本作の魅力に迫るキャスト・スタッフインタビュー連載を実施。今回は酒匂雫役・鎌倉有那さん×スヴェトラーナ役・岩橋由佳さんに再びお話を聞きました。ふたりが感じた、雫とスヴェトラーナの変化とは。
雫はひとりで強いわけじゃない
──第3話では雫たちの過去が明らかになりました。アフレコや物語を振り返ってみての感想を教えてください。
酒匂雫役・鎌倉有那さん(以下、鎌倉):実を言うとアフレコが始まる前まで、雫の「やれることはやった、満足だ」と言うシーンでの感情をイマイチ理解できていなくて。それもあってか、一度アフレコでテストをしたときに「雫は自分自身でみんなを笑顔にするのではなくて、サーカスでみんなを笑顔にしたい部分がある。だから、自分は降りてもバトンタッチした瑞佳がみんなを笑顔にできるならそれでいい」という説明があったんです。
そこで、「自分じゃなくて、このサーカスが完成すればいいという感情なんだ」ということがはっきり分かったんです。
──ディレクションを経て、雫の感情が理解できた。
鎌倉:はい。あのシーンは演じるときも気持ちが入りましたし、完成した映像を見たとき、彼女の表情を見て涙が出ました。
スヴェトラーナ役・岩橋由佳さん(以下、岩橋):泣くよ、あのシーンは。
──雫のなかでやり切ったという感情以上に、サーカスや人の笑顔が好きという気持ちがあったのですね。
鎌倉:サーカスが大好きということに加えて、やっぱり「ひまわりサーカス」が自分を拾ってくれたという気持ちもあるんじゃないかなと。いただいた恩義を返すというのが心の底にあったのかもしれません。私はあのシーンに感銘を受けて、お芝居は自分だけが頑張るんじゃなくて、みんなで作り上げていくものなんだ、ということを意識するようになりました。本当に思い入れのあるシーンです。
岩橋:スヴェ(スヴェトラーナ)は第3話の冒頭でもあったように、とにかく雫の求めるサーカスの景色をいっしょに見たいという一心なんですよね。彼女はどんな結果であっても雫が納得できたらそれでいいという気持ちだったと思うんです。
──なるほど。
岩橋:でも雫の怪我のことも過去も、スヴェはぜんぶ知っている。だから「本当に大丈夫なの?」という不安な表情をずっと見せてはいて。雫が舞台袖で満面の笑顔を見せたとき、ホッとしたでしょうし、スヴェも笑顔になれたんだと思います。
雫って本当にすごいし、強いんです。だって急にやってきて色々と言ってきた瑞佳に、お風呂で作戦会議をしてアドバイスもしているんですよ。あんなに急に切り替えるなんて、私にはきっとできないから……。あのようなシーンからも「サーカスをいいものにしたい」という雫の気持ちが伝わってきます。
鎌倉:でも雫はひとりで強いわけじゃなくて。たぶんスヴェトラーナが傍にいて、理解してくれているから強くいられたんだと思う。言葉数は少ないけど「大丈夫?」っていうあの言葉が、心の支えになっているのかなって。甘えられる存在がいるから、ここまで強くいられるんじゃないかな。
岩橋:支え合って生きているんだね、この二人は。

































