
「おはよう」で幕開け、三者三様の音楽が響く──Suupeas、Hikaru、デビュー8周年を迎えたReoNaが彩った「animate Theater LIVE 2026 ~summer~」DAY1レポート
“ふるさと”アニメイトで、ReoNaが紡いだ特別な1日
DAY1の最後を飾ったReoNaは、荒幡亮平(Key.)と山口隆志(Gt.)を迎えたアコースティック編成での登場。
この日、8月29日はReoNaがアニソンシンガーとしてデビューした記念日でもある。そんな特別な日のはじまりを彩ったのは、山口のギターだけを伴った「カナリア」だった。
「カナリア」は、デビューシングル「SWEET HURT」に収録されたTVアニメ『ハッピーシュガーライフ』の挿入歌で、ReoNaの楽曲の中でも支持の厚い一曲だが、ライブの幕開けに置かれるのはかなり珍しい。そして「アニソンシンガーReoNaのふるさとでもあるここアニメイトで、こうしてあなたと過ごせる今日、記念日に、デビュー曲をお届けします」と「SWEET HURT」へと続く。荒幡亮平のやわらかなピアノに歌を乗せ、言葉を一つひとつ確かめるように歌う。8年前と現在が、音楽を通してつながっていった。
この夏、ふたつのアニメタイアップとともに新たな季節を歩んできたReoNa。現在放送中のTVアニメ『きみが死ぬまで恋をしたい』について語る。「当たり前という奇跡を忘れることなく抱きしめられるように」と、愛の歌「Amore」へ。会いたい人がいること、その人と過ごせる時間への愛しさを歌にする。
続いて『きみが死ぬまで恋をしたい』との出会いから生まれたもう一つの曲「それは魔法でした」。序盤は荒幡のピアノだけで始まり、サビでは星を散らしたような光がステージを包む。2番から山口隆志のギターも加わると、楽曲の景色も少しずつ広がっていった。
椅子から立ち上がり「animate Theater LIVE、お歌、楽しんでいただけましたか?」と問いかければ温かな拍手が会場を満たす。
ED主題歌を担当しているTVアニメ『追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』について話しつつ「今日最後、あなたと一緒に踊れたら」と「Lv.1 職業:人間」を振付レクチャー。猫パンチ、猫が顔を洗う動き、猫耳、猫ひげ……。ReoNaが一つずつ動きを教え、その様子をギターの山口がカメラに収める場面も。「みんな上手!」と笑顔を見せると、最後は客席も一緒になって「Lv.1 職業:人間」を踊っていく。
これまで歌ってきた楽曲から最新曲まで、“愛”と絶望を歌ったナンバーを中心に届けたステージ。そこからは、ReoNa自身の歌やアニメへの思いはもちろん、アニメイトへの愛情もしみじみと伝わってきた。
終演後には出演者が再び登場。Suupeasは「またアニメイトシアターに戻ってこられるように、皆さんといろいろな場所で“おはよう”できるのを楽しみにしています」と挨拶。
Hikaruは「音楽は年齢なんて関係ない。楽しんだもん勝ち」と語り「好きなときに、好きなタイミングで(音楽を)楽しんで欲しい」と呼びかけた。
第1回から「animate Theater LIVE」に出演しているReoNaは、改めて8周年の日をここで迎えられた喜びを伝える。「きっと、きっとまた会えますね?」。客席から「おめでとう!」の声が飛ぶなか、深々と頭を下げた。
「おはよう」で幕を開け、ライブという“一度きりの会話”を交わし、8年分の時間を祝福する。アーティストにとっても観客にとっても、それぞれ違う意味を持つ“今日”がまじわったDAY1だった。
【取材:逆井マリ 撮影:中井智久】
セットリスト
Suupeas
いんとろだくしょん〈酩酊〉
睡眠地下潜(もぐ)どってん!!釈明
あともうちょっとだけねんねさせて!
メロドロ症候群
酩酊エデン
不眠星人
きっと
Love it!
あうとろだくしょん〈OYASUMI〉
Hikaru
Alive
SNECK
Grayscale
Under The Rain
Happy?Halloween!
ReoNa
カナリア
SWEET HURT
Amore
それは魔法でした
Lv.1 職業:人間

































