
【『ヤニねこ』第12話「ニャーは最終回でもヤニを吸うにゃ」レビュー】終わってるヤツらよ永遠に──俺はアイツらに憧れと青春を見ていたのかもしれない……で、結局ヤニ子はワンクールで何本吸ったの? 頑張って数えました!
この作品の大ヒットは嬉しくもあり、そしてなんとなく不安にもなる。そんなジレンマをも吹き飛ばすエネルギーを見せつけてくれたTVアニメ『ヤニねこ』が、ついに最終話を迎えました。
元ヤニカスと、何度も禁煙を成功させているヤニカス(仮)の二人の編集部員で全話をレビューしてきた企画も最終回。汚えな、終わってるなって笑っていたハズなのに、いざ「最終回」と銘打たれてしまうと、寂寥感が拭えません。
なあ、ほんとにお前、終わるのか……? 嘘だって言ってくれよ。でも前を見て歩かなきゃいけねえんだよな。わかってるんだけどさ、なんか景色がにじんでてよく見えねえんだよ。
この世に生を受けたもの、形あるものはいつか、なんて言うけどさ。でも寂しいもんは寂しいじゃねえか。俺、この3ヶ月結局禁煙できなかったよ。なあ、どうしてくれんだよ『ヤニねこ』。置いていかないでくれよ。最終回見終わっても、俺はアイツらに憧れたままだよ。
と、一時は煙でブルーになった筆者ですが、ヤニ子がワンクールの画角内で吸った(であろう)本数を数えてみてビックリ。絶対身体に良くないし、大好きなアニメ『ヤニねこ』も終わっちゃったし、どうしよっかな。禁煙でもしよっかな。
とりあえず今日は第12話を全力レビュー! でもどんだけ俺が愛を叫んでもたりないか、。そんな気がするんだよな。
※喫煙を推奨する記事ではありません。
※個人的見解しか含まれていません。
あったかい
今日もしっかりと肺に煙を入れたヤニ子。やっぱり可愛いですね。灰を落とそうとヤニ汁がたっぷり入ったお酒カップに手を伸ばしますが、カップは足元。手は届きませんが、当然起き上がるなんて選択肢はこのカスにはありません。
足で手繰り寄せようとしますが案の定ガパっと倒してしまいます。横着はしないに越したことはないんだなって。
いつもの時間、いつものアパート。そんなヤニねこの何気ない日常から最終回はスタートしました。
毎度思っていたのですが、アバンが終わったあと「なんもねえ」のジャーン!というギターでちょっとだけウルッとくるんですよね。解放感がすさまじいというか、誰にかはわかんないけど、許されている気になるんです。横にいきなり誰かが座ってきて「なあ!」って話しかけてくれたような温かさがあるんです。
思い返せば、アニメ全編を通してそんな雰囲気があったような気がしてきました。ヤニ子はカスだけどヤクは基本的にいいヤツだし、ハメも愛されキャラだしカンサイはいいオンナ。アルちゃんは可愛いし、達郎は変態で大家さんはデカかった。全員に良いところがあって、ふとした優しさが沁みるんです。他がヒドいから優しさが際立っているだけかもしれませんが……。
やっぱヤクとハメの絡みは良い
今回のお話は最終回らしくオールスター回。前回事故ったおち〇ぽ達郎がクレープと“キモ”の間で思い悩んだり、過去の経歴で首を切られたヤクがお手軽にキマれる方法を実践したり、格ゲーに負けて煽られたハメちゃんとヤクのキャットファイトが見られたり。大家さん、アルちゃん、妹子ちゃん、字書きねこ、ペンペン、静江さんも登場して、本当にアニメ最終回なんだなぁと思い知らされます。
やはり注目はヤクでしょう。“12番”時代を掘り起こされてバイトをクビになり、ぐるぐるバットとストロング缶であの日を思い出す姿に目を覆いたくなります。薄目で見ちゃうけど。
このシーンの松岡美里さんの声が好きなんです。無理して笑っていることがわかる明るい声。そのバックに流れる「煙とブルー」。そして無慈悲なカスの一言「だからおめえ人じゃねえにゃ」。あまりにも悲しいが詰まりすぎていて好きなんです。
元を正せばヤクのせいだとしても、一人ぐらいヤクを抱きしめる(獣)人間がいてもいいと思うんだ。
その後のハメちゃんの怒り方が弐号機すぎるのも良き。ヤクが対人戦強いのも良き。やっぱりハメちゃんの「益子」呼びは“幸(さち)”ですねえ。
メケ男(メスケモ男子)文化、僕は良いと思いますよ。ええ。





































