
振り切っている彼女らには思いがけないバックボーンがある──「どんどんキャラクターのことを好きになっていける作品です」『生徒会にも穴はある!』平塚敏深役・内山夕実さんインタビュー【連載第1回】
「ずっと楽しい現場でした」
──アフレコ現場での思い出を教えてください。
内山:みなさん人柄が良い方々ばかりだったので、常に温かい空気感の中でやらせていただきました。ただ、ふと冷静に見ると、メインと呼ばれるキャストの中で私は一番年上なのか……と。自分が発する言葉が何かの拍子にハラスメントみたいになったらどうしようって思ってました(笑)。
言葉をそうやって受け取る方たちではないって、わかってはいるのですが……特に坂田さんがとっても真面目な方で、私が「おはようございます」と現場に入るとサッと立って「おはようございます!」と……(笑)。私、そんなにプレッシャー与えてたのかな!? と思う反面、私もちゃんとしようという気持ちにもなりました。
──(笑)。
内山:若い方たちと、どのようにコミュニケーションを取っていったらいいんだろうと考えていましたね。みんなで和気あいあいと話してるところに、急に私が「えー、なにー?」って入っていっちゃうと話しにくくなってしまうかなとか、変に気を使いすぎちゃって。なので座る位置も端っこの方に座っていました(笑)。
でもアフレコや、特番を撮らせていただいたりするときもとても良い雰囲気、和やかな空気でやらせていただけたので、少しずつ距離を縮めさせてもらっているなと実感しています。
みなさん、キャラクターのままなんですよね。河野(ひより)ちゃんがずっとムードメーカーでいてくれて、分け隔てなく接してくれるので話しやすいですし、(尾鳥)たんのようにみんなが驚くようなエピソードもたくさん披露してくれました。目が離せないキャラクターであり、目が離せない河野さんだったので、どこかしらキャラクターとの共通点がある人たちがキャスティングされているのかなと。とっても楽しい現場でしたね。
──先ほどお話しいただいた坂田さんの真面目さも、梅に通ずるものがあるのかなと思いました。
内山:そうですね。あと、富田(美憂)ちゃんは一回心を開いてくれると、本当に素直に接してくれる方でした。あれだけお忙しくされててもまったく擦れずに素直に反応されている姿が可愛かったですし、こまろと重なるといいますか。こまろも喜怒哀楽の表現の幅は狭いけどひとつのものに対してとても素直で、感受性豊かに受け取っている姿が印象的なので、そういった共通点もあるんだなと思いました。
白石(晴香)ちゃんも真面目で、みんなに気を配りながら現場をスムーズに進行しようとしてくれる感じも(古都吹)寿子にピッタリです。
石上(静香)ちゃんのお芝居の幅広さもすごいですよね。男の子の役から(照井)有栖のような女性までしっかりできる方で、品があるお芝居ができる人だからこそ、有栖の表裏がありそうな雰囲気なども見事に表現されていて。見ていてずっと楽しい現場でしたね。
ギャグテイストの作品ってお芝居の技術が遺憾なく発揮されると思っています。シリアスなシーンはとことんシリアスにいくからこそ、ギャグに振り切った時の幅が出る。みなさんが光る人たちで、見ていて面白かったし一緒にやれてよかったなと思っています。
──各キャラクターにスポットが当たるシーンでは、ギャグだけではない背景や人間味が見えてきて。
内山:一見、振り切ってるようなキャラクターに見えても思いがけないバックボーンがあるんだなって。そういった意味でも、どんどんキャラクターのことを好きになっていける作品ですよね。
──キャストのみなさんについて語られる内山さんの姿が、先生のように見えてきました。
内山:(笑)。そういえばこの前、河野ちゃんが「このアニメを見て、作品のような高校生活を夢見てほしいです」と言っていました。連載が楽しみですね(笑)。河野ちゃんの回、どんな話になるんだろう……。



































