
「ゲス」「真面目」「クール」キャラクター像を立体的にするための要素とはーー『超巡!超条先輩』超条巡役・小林裕介さん&一本木直役・碧乃梨心さん&恵那院肇役・宮田俊哉さんインタビュー
次にくるマンガ大賞 2年連続受賞(2024年コミックス部門6位/2025年コミックス部門3位)、「週刊少年ジャンプ」にて連載された『超巡!超条先輩』(著・沼駿)。同作のTVアニメが、カンテレ・フジテレビ系全国ネットにて、2026年10月6日(火)より放送開始となります。
アニメイトタイムズでは、放送に先駆けて超条巡役:小林裕介さん&一本木直役:碧乃梨心さん&恵那院肇役:宮田俊哉さんの3名にインタビューを実施。
コメディ作品ならではの現場や演じるキャラクター像について、さらに主人公・超条巡が超能力を使えるという設定にちなんだ質問まで、たくさんの話題を伺いました。
常に集中力を求められるコメディ作品からこそ、収録が終わった後はすごく清々しい気分になれた
ーー『超巡!超条先輩』への出演が決まった時のお気持ちと、原作や台本を読んだ時の印象をお聞かせください。
超条巡役・小林裕介さん(以下、小林):僕はアニメのオーディションをいただいた時に原作を読ませていただきました。最初は超条役と決まっていたわけではなく、「好きな役で受けてください」という形だったんです。
読ませていただいて、とにかくギャグのテンポ感とシュールさがすごく面白くて。ギャグ作品には少し苦手意識がある人間なのですが、それでも「挑んでみたい」と思えるキャラクターだったので、役が決まった時は、本当に嬉しい半分、「本当に大丈夫かな」というのが半分でした(笑)。
でも、とにかく超条をはじめ、みんな魅力的でそれぞれに個性のあるボケとツッコミがあるので、アフレコ現場でさらに化ける作品だろうなと楽しみにしていました。
一本木直役・碧乃梨心さん(以下、碧乃):私も小林さんと同じで、オーディションを受ける際に初めて原作を読ませていただきました。本当に物語の展開も読んでいて面白くて。
私は初めから直ちゃん受けることが決まっていたので、直ちゃんの台詞のツッコミや言い回しにすごく注目していました。「ここをこう演じたら面白そうだな」というイメージが浮かんでいたので、実際にアニメで演じさせていただけることになったのが本当に嬉しかったです。
あとは、やっぱりツッコミって、コメディ作品において軸というかオチをつける大事なポジションなので、「全力でやり切ろう!」と覚悟が決まった瞬間でもあって……(笑)。どちらかというと、私は普段ボケ担当の役が多いので、より一層「頑張ろう!」と思いました。そのイメージを膨らませるために、いろいろなコメディアニメを観て、そこでだんだん自分なりの直ちゃんが出来上がった感じです。
恵那院肇役・宮田俊哉さん(以下、宮田):僕はジャンプで連載を読んでいる時に、「フフッフフッ」ってなりながら(笑)。
一同:(笑)
宮田:そうなりながら読んだりしていました(笑)。
それで、『火アニバル!!』という新しくできるアニメ枠の制作発表に参加させていただいた時、この作品をプレゼンさせていただいたんです。その時に「これって、役はもう決まってるんですか?」って聞いたら、「いや、オーディションはこれからなんです」という話で、「マジですか! 受けさせてください!」とお願いして、恵那院のオーディションを受けたんですよ。「決まりました」と言われた時は、本当に嬉しかったです。
ただ、「どういうふうにアプローチしたらいいんだろう?」とも思いました。すごくクールなんだけど、ちゃんとツッコミもあって、それが面白くならないと成立しないキャラクターだと思いながら、何度も読み直したりしました。
それと、犬養由基役が小野大輔さんだと聞いて、「ちょっと見えるぞ!」と(笑)。その掛け合いをイメージしながらアフレコに参加させていただきました。
ーーテンポもスピーディーで掛け合いもすごかったです。アフレコ現場の雰囲気はいかがでしたか?
小林:毎話数終わるたびに汗だくになるくらいにはエネルギーを使う現場でした(笑)。
もちろんボリューム的なところで疲れるというのもありますし、即座に対応しなければいけない掛け合いの面白さもあって、常に集中力を求められる作品だったからこそ、収録が終わった後はすごく清々しい気分になれる、そんなアフレコ現場でした。
碧乃:現場の雰囲気は、本当に作品の世界観に負けないくらい皆さん賑やかで(笑)。すごく賑やかにおしゃべりさせていただいていた記憶があります。
誰かがアドリブとかで笑いを取ると、「いいね、それ!」「俺もやろうかな!」みたいに、誰かのボケやノリにまた別の誰かが乗っかっていくんです。皆さん本当に笑いに全力で、「これは絶対に面白い作品になるな」ということが、アフレコ現場からも伝わってくるくらい面白くて。
その楽しい空気感も、そのまま皆さんのお芝居にも乗っていて、私自身こんなに大きな作品に携わらせていただくことも本当になかったので、緊張していたんですけど、皆さんが全力で演じてくださるからこそ、「やったるぞ!」というふうに一緒に引っ張っていただいた感覚がありました。自分自身の新しい一面がすごく解放された現場だったと思います。
ーーちなみに、アドリブを入れることが多いのはどなたなんですか?
小林:たぶんホッさん役の金光さん(金光宣明さん)が一番(笑)。
碧乃:そうですね(笑)。
宮田:(笑)。
小林:本当に原型をガン無視するくらい自由に演じていて、「やっぱりこれぐらいやらなきゃダメだな」と思って、僕も徐々にそっちにシフトしていったんです(笑)。
本当に金光さんが先陣を切って、「これくらいやってもいいんじゃない?」という空気を作ってくださったことは大きかったです。
ーーそうだったんですね。現場の雰囲気については宮田さんはどうでしたか?
宮田:僕は恵那院は結構クールな役なので、「みんな楽しそうだな」と思った瞬間もあります(笑)。
きっと恵那院がクールでいればいるほど、周りが際立っていくんだろうなと思ったので、そこは徹底しないという気持ちでした。
ただ、金光さんはスタジオに入ってきた時から「今日もボケますよ!」みたいな空気で来てくださるんです(笑)。一方で、裕介さんは涼しい顔をして、ボケなさそうな雰囲気でボケるので、それが一番面白かったですね。
小林:恥ずかしい(笑)。































