
「アフレコ聞いているだけでめちゃくちゃ楽しい」アニメーションならではの楽しさ──アニメ『パンどろぼう』朝井彩加さん、豊崎愛生さん、花澤香菜さんインタビュー
主人公・パンどろぼうが巻き起こす事件を描くアニメ『パンどろぼう』。柴田ケイコ先生の同名絵本を原作とした本作は、2026年10月2日よりNHK Eテレにて毎週金曜午後6時40分から放送中です。
アニメイトタイムズでは、パンどろぼうを演じる朝井彩加さん、にせパンどろぼう役の豊崎愛生さん、そして本作でナレーションを務める花澤香菜さんにインタビューを実施。絵本の印象やアフレコ現場でのお話を語っていただきました。
「大人だからこそ刺さる部分も」
──台本や絵本をご覧になった際の印象を教えてください。
朝井彩加さん(以下、朝井):いろんなことに関わっていろいろなことを経験し、失敗も繰り返していきながら、みんなでご飯を食べるおいしさを感じたりとか、子どもだけじゃなくて大人だからこそ刺さる部分も沢山あるなって感じました。
豊崎愛生さん(以下、豊崎):絵本は本屋さんで特設コーナーができるくらいとても盛り上がっていて、私も最初の『パンどろぼう』の絵本が出たときから実は読んでいました。
本屋さんで見つけて読んで、まさか「まずい!」の展開が来るとは思っていなかったので、本屋さんでめくったときに笑っちゃって、そのまま買って帰るっていう。私の中で衝撃的な絵本だったんです。
そのあとも続きの話がどんどん描かれていて、どの話もとっても魅力的で、良い意味で「まずい!」的な裏切りみたいなのもあって、笑えて、温かくなって、絵本界のニュースターが登場したなと思ってました。
花澤香菜さん(以下、花澤):パンが大好きなんで、パンのグッズとかがあるとすぐ買ってしまうようなパンアンテナがあるんですけど、まずグッズを知って「これなんだろう?『パンどろぼう』っていう絵本なんだ!」っていうところから入ったので。
そこからどんどん読みたくなって、この世界のキャラクターたちに沢山会いたいなと思わせられる。憎めないキャラクターがいっぱいいるなと、楽しく読ませていただきました。
──アニメならではのことで、感じたことはございますか?
朝井:私は絵本だと気づけないパンどろぼうの動きだったり、こういう風にしゃべるんだという口調だったり。最初に台本を読んで気付いたのは、パンどろぼうってうがいするんだ!とか(笑)。そういった一つ一つの細かい動きが毎回新しい発見があって楽しいです。
豊崎:アニメーションになるにあたって絵本では描かれていないストーリーがいっぱい膨らまされて描かれているので、オリジナルの要素も沢山入っているのですが、基本的には柴田先生の可愛い絵本の絵がそのまま動き出しているといった感覚です。
アニメーションがとっても素晴らしいんです。絵本を読んでいらっしゃる方にとっては、きっと字も絵の一部ですよね。パンどろぼうならではの可愛い字もそうですけど、アニメーションと一緒になって字も動くんですよ。
絵本を開いて、絵本の絵がワーッと画面の中で動き出しているみたいな感覚になるんじゃないかなと思います。原作のファンの方にはきっと喜んでいただける感じになっているんじゃないかな。
花澤:私はナレーションを担当しているので、一番客観的にこの物語をアフレコ現場で楽しんでいるなという感じなんですけど、とにかくパンどろぼうとにせパンどろぼうの二人の掛け合いが……。
豊崎:師弟関係が……(笑)。
朝井:強い絆がありますね!
花澤:アフレコ聞いているだけでめちゃくちゃ楽しいので、声も一緒に楽しんでもらえるのはアニメーションならではなのかなと思います。他のキャラクターたちもキャラ立ちが凄いのでみんなそれぞれ、このキャラはこんな風に喋ったな(笑)。みたいに、気になるキャラがいっぱい出てきます。
──印象的なシーンについてはいかがでしょうか
豊崎:「まずい!」はいっぱい録っていたよね。
朝井:テストのときに現場が一番笑っていて。初回のアフレコということもあって、緊張していたので、集中していて視野が狭くなっていたんですけど、そこで笑い声が聞こえたときにこういう方向で良いんだ!ってすごい嬉しかったのが印象深かったです。
花澤:まずい!って言うまでに、カメラがぐるぐる回っていたよね(笑)。
朝井:回りました!
豊崎:そこのシーン含めて、アニメーションがすばらしいですよね。
花澤:演出が毎回ドラマティックだよね。
朝井:毎話ドラマが生まれているので、パンにかける想いが溢れています(笑)。


































