
【月刊 高田JAPAN 第9回 2026年10月号】高田将司誕生日記念!髙栁優一プロデューサーと語る「スーツアクターイベント」の作り方と10年目の野望
高田JAPAN監督・プロデューサー対談
── ここからは高田JAPANプロデューサーの合同会社FPTD社長・髙栁優一さん(写真・右)にも加わっていただきます。自己紹介と、一緒にイベントを始めたきっかけを教えてください。
合同会社FPTD社長・髙栁優一さん(以下、髙栁): 高田JAPANをはじめとしたスーツアクターのイベントをちょこちょこやっている会社のワンマン社長です。高田JAPANのイベントは、2023年のコロナ明けの1発目のイベントの時から、高田JAPANと事務所のJAEさんとのパイプ役になればいいかなと。お手伝いをし始めたのが最初ですね。その時はこんなことになるとは思わず、社長になるつもりもありませんでした(笑)。
── どの段階で会社を作ろうと思ったんですか?
髙栁: 次の年には起業していましたね。2つ要因があって、フリーランスの仕事をしていたんで、所得の問題やインボイスのこともあったんで頭の片隅には起業はあったんです。もう1つはJAEさんの手伝いじゃなく自分たちでイベントをするようになった時に、肩書きがなかったんです。いろんな人に挨拶しに行くのにも、高田さんの知り合いというよりは「イベント会社やってます」と言ったほうが話が全然早かった。社会的な信用という意味でも、早めに会場を押さえたりタレントさんをJAEさんに発注したりする上で、会社を作ったほうが動きやすかったんです。
── 髙栁さんから見た高田さんの最初の印象は?
髙栁:最初は、いちファンとして近づいていったというと一番やばいけど(笑)。
高田:不審者(笑)。
髙栁:というのは冗談ですが、高田さんが現場に来るとビールを用意しておいて、気に入られよう、取り込まれようとしてました。
高田:最初の印象はお酒くれる人(笑)。冷蔵庫の中にビールを取られないように「ゼンカイザー」のフィギュア置いて取っておいてくれたりね。
髙栁:ただ、こんなに腰の低い人だとは思わなくて。
高田:高田JAPANは、腰の位置は高いけど、人としては腰が低いからね。
髙栁:僕、新卒の面接に受からなかったら、JAEの養成所に入ろうと思って書類を書くだけ書いたこともあったくらい元々、特撮が好きなんです。内定が出たから送らなかったんですが。高校生くらいの時に『仮面ライダー電王』がブームでスーツアクターの存在も知っていました。なので高田さんのことも知っていました。ガメルの人が、戦隊やるんだと思ったくらいです。
年が近いのにキャリアが長くて、めちゃくちゃ頭がいいから文武両道な人だなと思ってました。
さらにWikipediaを見たら「ソフトバンクホークスが好き」と書いてあって(笑)。
── そこからどうやってここまで仲良くなったんですか?
髙栁:野球やプロレスの話とか、非常に馬が合ったんです。ビジネスでやったわけではなく、仲が良くなったからやっています。仕事以外の雑談にもついていけるし、年が近い。実家が近い、墓も近い。実はお墓が道路挟んで反対側の隣の寺で、手を振ったら見えるくらいの距離なんで、一生ご近所な関係です。
イベントをやり始める前に、高田JAPANのロゴグッズを試しに作ってみたんです。「グッズを売るにはイベントがないと」という話を洋平さんと話しいて。そこからまず高田さんと一度飲もうとなって話が進んで行った感じです。
高田:コロナ前に1回イベントやって、またやりたいなとは思ってた時期で。年に1回はみんなで飲みたいのもあって、仕事としてイベントをやってスケジュールを押さえるって感じになりましたね。
── 一緒にイベントを作っていく上で、高田さんから見て髙栁さんの頼れる部分はどういったところですか?
高田:言ったことを全部やってくれるところですね。僕が頭で考えたことを形にしてくれるので、この2人だけで、イベントの9割ぐらいを作り込んでから当日に、他のみんなに見せることができる。だいぶ楽になりましたし、助かっています。
他の人のイベントに出る時は本当に考えずに行くだけで気楽なんですけど、自分たちのイベントは、最低限お客さんにも「楽しかったな」と思ってもらえるように気にしていますね。
── 髙栁さんがスーツアクターのイベント制作で意識していることは?
髙栁:バランスですかね。お客さんが見たいことはわかってはいるんですが、権利だったりで全部見せれないので。スーツアクターを知る入り口は、作品からだとは思うんですが、そこだけじゃない作品では見れない部分の「こんなカッコいい人達なんだ。面白い人達なんだ」というところを見せていく意識はしてます。
── 先日はチーム90年のイベントも開催されました。高田JAPANとの違いはありますか?
髙栁:僕が「こういうイベントにしましょう」と言うことはほぼなくて、「やりたい」という人がどんなイベントをしたいかによって決めています。ただその中でイベントのキャパだったり内容だったり、「お客さんはもっと人間の部分を聞きたいはずですよ」ということを伝えていくことで、おのずと人が違うので差別化されています。
例えば、坂梨由芽さんのイベントなら必ずアクション動画があったり、チーム90年は同い年だからこそ「あの時、何してた?」みたいな同級生トークが出来たりします。高田JAPANは、お笑いエンタメユニットの具現化ですね。
高田:高田JAPANはアクションじゃなく、お笑いエンタメユニットだからね!
髙栁:作品の話だけで終わらず、「こんなに面白い人たちなんだ」という人間のファンになってくれれば、楽しみ方も増えると思っています。
高田:結局、僕らのイベントって、仕事ってことにして全員集めて、みんなでワイワイ飲み会をしたいだけなんですけどね(笑)。
── 今後の高田JAPANでやってみたいイベントを教えてください。
高田:いつかやりたいのは「バスツアー」ですね。あとは男性限定イベントで、男子高校生みたいな話をするだけのイベントとかもやってみたいよね。行きのバスでドラフト決めて、帰りにベスト9決めるみたいな企画したりして。
髙栁:楽しそうですね(笑)。来年は高田JAPANは10周年。イベントが増えてきたので、「トーク主体」のイベントと「お笑いエンタメ特化」のイベントなど、1回に全部詰め込まずにイベントごとの特性をしっかり分けて、お客さんが取捨選択しやすいようにしていきたいですね。色々やっていきたいなと思っています。この先もよろしくお願いします。
高田:好きなことをこれからも続けるためには、ちゃんとルールを守る。
僕らの本業がどうしても、作品やキャラクターだったり、いろんな権利のある仕事だから、そことの折り合いをどうつけていくかなんです。僕らの本質は変わらないので、真面目に10年やってきたら、そういう仕事の話も、そろそろ出来るんじゃないのかなと思いながらやっています。
来年は高田JAPANが10周年なので、これからも自由にやっていきたいです。
[企画・インタビュー・撮影/田畑勇樹]
[取材企画協力/合同会社FPTD 髙栁優一]















































