
「ナツキを救うために動いたあの瞬間を皮切りに、アキたちとの距離感が明確に変わったのかなと感じています」──『#ゾンビさがしてます』ユウ役・山村響さんインタビュー【連載第3回】
みんなの息遣いとかもだんだんと分かってきたんです
── アフレコ現場はどのような雰囲気でしたか?
山村:和やかな雰囲気で、メインキャストのみんなとは特にお喋りが弾みました。あるとき、東京タワーに歩きで登るか登らないか、という話題で盛り上がったんです。
── アキたちは東京タワーを目指して旅していますよね。
山村:そうなんです。東京タワーって実際に階段を歩いて登ることもできるらしいんですよ。とは言え、私とLynnちゃんは「ちょっと体力的に無理じゃない?」と思って。でも(根本)京里ちゃんや貫井(柚佳)ちゃん、宮田(俊哉)さんは「いや、行きましょうよ!」って前のめりだったんです。調べてみたら、一般的な大人だったら14分で登れるらしいのですが、私とLynnちゃんは「絶対に嘘」って、頑なに譲りませんでした(笑)。
最終的に「企画だったら登る」という話で落ち着いたのですが、そういう作品にちなんだ雑談で、休憩中はいつも盛り上がっていたんです。
── いまのお話で、和気あいあいとしていた空気感が伝わってきました。
山村:回を重ねるごとに和気あいあいさ加減が深まっていきましたし、みんなの息遣いとかもだんだんと分かっていったんです。みんなで芝居を作っていく空気になっていたのが、とても心地よかったですね。
実は絶望的な世界観だけど、ポジティブさが詰まっている作品
── アキは作中で父親を探すために旅に出ています。山村さんは、世界がゾンビだらけになったらどこに向かいますか?
山村:叶うのであれば、ずっと家にいたいです。家が好き過ぎるので、ずっと家にいたい。でもどうしてもそれが無理なら商業施設かな。日用品とか、生活に必要なものが身の回りにあるところじゃないと、私はきっと生きていけないんです。でもたまには家に帰りたい(笑)。
── 本当に、家がお好きなんですね! 本作みたいにホームセンターで暮らすのも、ちょっと夢があるというか。
山村:そうですね。ホームセンターはゾンビ作品の夢みたいなところがありますから。この作品って、そういう痒いところにも手が届いているなと感じています。
── ありがとうございます。それでは今後の見どころを教えてください。
山村:これからも魅力的なキャラクターがたくさん登場します。なかには原作には登場しなかったオリジナルキャラクターや、エピソードが補完されているようなキャラクターもいて。オリジナルキャラクターやエピソードは唐突に入ってくるのではなく、原作の世界観とシームレスにつながっているので、原作ファンの方々も楽しみにしていただけたらと思います。
── 特に山村さんが読者のみなさんに注目してほしいキャラクターは?
山村:個人的に好きなのは、今後上野基地で出会うサイゴくんです。お姉さん思いの優しい男の子なんですけど、彼には彼なりの考えがあって。サイゴくんの決断がすごくカッコいいですし、アニメオリジナルのエピソードが加わって、より彼の成長の一端を感じられるようになりました。
あとはユウたちが病院で出会った覆面集団。実は今後も出てくるのですが「そんな感じでしたっけ?」とツッコみたくなると思うので、楽しみにしていてください(笑)。
── 最後に、山村さんが思う本作の推しポイントを語っていただければと思います!
山村:本作の世界はゾンビで溢れていて、絶望的過ぎる環境です。だけど、この世界に生きているキャラクターたちは本当に前向きなんです。絶望的な状況すら楽しみながら前を向いて、自分が生きる意味を探しながら過ごしているというか。そんな姿から、すごく元気をもらえます。日々に疲れて、絶望的な気持ちになってしまうこともあると思いますが、そんなときはぜひ背中を押してもらえるポジティブさが詰まっているこの作品で、心のビタミンをいっぱい吸収して癒されてください。
【インタビュー:M.TOKU】
































