
山下大輝さん、Lynnさん、青山吉能さんらが“本気でふざける”『チー付与』の魅力を語る! アニメ『追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。』トークイベント付き先行上映会レポート
2026年9月27日、新宿ピカデリーにて、TVアニメ『チー付与』トークイベント付き先行上映会“~最近流行ってるなあ!ウチでもやろうかな。やっちゃえよ製作委員会さんよ。先行上映ってのは良い事づくめだぜ。ファンは増えるしだな。いつも応援してくれる奴の顔も見れるんだぜ。よっしゃそれじゃあウチも一回やってみるか~”が開催されました。
イベントには、レイン・ガーランド役の山下大輝さん、リリィ・フラムベル役のLynnさん、マーガレット・エルス役の青山吉能さん、本間修監督が登壇。第1話・第2話の上映後、キャラクターや作品の魅力、制作の裏側についてたっぷりと語りました。
さらに途中からは、P.A.WORKSの辻充仁プロデューサー、松竹の御手洗佑樹プロデューサーも参加。アニメ化の経緯やキャスティング秘話に加え、原作者・業務用餅先生のイラストを使ったバラエティコーナーなど、『チー付与』らしさ全開のステージが繰り広げられました。
第1・2話はまだ“片鱗”!?
第1話・第2話の上映後、まずはキャストと本間監督によるトークからスタート。
山下さんは、第1話について、王道ファンタジーらしい雰囲気から始まりながら、徐々に『チー付与』らしい方向へと転がっていく展開が印象的だったと振り返ります。
演じるレインについては、思ったことがそのまま口から出てしまうような純粋さが特徴。本間監督から最初に伝えられたのは、なんと“2歳児”のように演じてほしいというディレクションだったそうです。
それを受けた山下さんも、レインを演じる際は複雑なバックボーンや感情を重ねすぎず、書かれていることを素直に表現することを意識。喜怒哀楽に忠実な、ある意味で“空っぽ”な状態を大切にしていることを明かしました。
Lynnさん演じるリリィは、かつて優秀な冒険者だった一方で、現在は引きこもりでコミュニケーションが不得手というキャラクター。物語が進むにつれてレインの影響を受け、少しずつ変化していく存在だと紹介されました。
青山さん演じるマーガレットは、レインたちに流されるというよりも、自分自身の道を切り開いていくタイプ。それぞれに傷や抱えているものがありながら、3人が関係を築いていくことも作品の見どころとなります。
本間監督によると、第1話・第2話はまだ比較的真面目な展開で、いわく本領発揮はキャラクターたちが“ギャヒり”始めてから。
後半になるにつれ、レインが騒がしい弟、リリィが長女、マーガレットが我関せずな次女のような関係になっていくそうで、山下さんも3人で騒ぎながら演じるアフレコを楽しんでいたと振り返っていました。
山下さんは「圧倒的レイン」──個性的すぎるキャスティング秘話
続いて、P.A.WORKSの辻プロデューサーと松竹の御手洗プロデューサーもステージへ。話題は、『チー付与』をアニメ化することになったきっかけへ移ります。
企画の発端となったのは御手洗プロデューサー。本間監督と辻プロデューサーのタッグによる作品を作りたいと、さまざまな原作を検討する中で、辻プロデューサーの目に留まったのが『チー付与』だったそうです。
辻プロデューサーが特に惹かれたのは、シリアスな場面へ唐突にギャグが差し込まれる独特のバランス。アニメ制作のセオリーから外れた“変なところ”に面白さを感じたといい、原作の顔芸もお気に入りとのこと。
一方、本間監督はレインを中心に作品を捉えており、周囲から受け入れられていくレインの姿を通して、視聴者自身もどこか自分を重ねられる作品になるのではないかと語りました。
さらに続くトークでは、メインキャストが決まるまでの経緯も明かされました。
レイン役について御手洗プロデューサーは、山下さんのオーディションテープが非常に印象的だったと回想。ほかの候補者にはないほど振り切った芝居で、ある意味“ブレーキが壊れている”ような勢いが、まさにレインそのものだったそうです。
辻プロデューサーも、オーディション時と完成した本編ではまた違った面白さがあり、“2歳児”らしさやうるささまで含めてさまざまな引き出しが出てきていることを絶賛。
山下さんは、もともとギャグ漫画や、脊髄反射で動いているような作品が好きだったそうで、幼い頃から漫画を音読して録音することもあったとのこと。その積み重ねがレイン役につながったことを喜んでいました。リリィ役のLynnさんについては、キャラクターのイメージと非常にマッチしていたことに加え、ツッコミの力強さが高く評価されたそうです。
キャストがそろうアフレコ現場では、個性的なキャラクターたちが暴走するなか、Lynnさんだけが“まともな神経”で本気のツッコミを続ける状態になっていることも明かされ、会場を笑わせます。
そしてマーガレット役の青山さんには、少し変わった経緯が。もともと別キャラクターでオーディションを受けていたところ、その場で急きょマーガレットを演じることになったとのこと。その芝居が制作陣の想像以上に面白かったことで、マーガレット役へとつながったことが語られました。
そして話題は、“暗殺者の母”役として出演する柴田理恵さんのキャスティングへ。本間監督がいくつか候補を提示するなか、辻プロデューサーがふと柴田さんの名前を挙げたことをきっかけに話が進み、実際の出演へとつながったそうです。
収録はメインキャストと一緒に行われ、山下さんや青山さんも柴田さんの芝居に圧倒された様子。普段は気さくに会話していたにもかかわらず、マイク前に立った瞬間に完全に“暗殺者の母”へ切り替わる姿が印象的だったと振り返りました。
柴田さん自身は、周囲のキャストがあまりにも叫んでいることに驚いていたそうで、喉を気遣って飴をくれたという微笑ましいエピソードも披露されました。



























