29回目にして『女優の日』に！？ゲストに特撮ファンタジードラマ『大魔神カノン』でヒロイン。巫崎カノンを演じる里久鳴祐果さんを迎え『声優の日』が開催！

　毎月第3日曜日に東京アニメセンターでゲスト声優を招いて開催されているトークイベント『声優の日』。その第29回が4月25日行われた。今回のゲストは、現在、テレビ東京他で放送している特撮ファンタジードラマ『大魔神カノン』から、巫崎カノン役の里久鳴祐果(りくな ゆか)さん。

　圧政に苦しむ人々を救おうと一人の乙女が祈りをささげることで巨大な武神像が動き出し悪人を懲らしめるという、特撮時代劇映画『大魔神』。1966年に制作されたこの『大魔神』を、ハートフルファンタジーとして復活させたのが今回の『大魔神カノン』で、10億円というテレビドラマとしては異例の総製作費をかけている。

　そんな『大魔神カノン』でボーカリストを夢見て山形から上京した二十歳の大学生・巫崎カノンを演じる里久鳴さんを迎え、収録時のエピソード紹介や、特技である早口をメインMCの関山美沙紀さんとアシスタントの中嶋ヒロ さんと競いミラクルを起こしたりと、ファンと共に楽しい1時間を過ごした。

●カノン頑張れ！その理由は？

　1,000人を超えるオーディションで巫崎カノン役を射止めた里久鳴祐果さん。本人はオーディションに1,000人もいるとは知らず、オーディションに受かってから新聞を見てその人数を知ったのだとか。そして初主演でプレッシャーもあったが、それと同じくらい楽しみにしていたという前向きな里久鳴さんは、カノンとは性格が180度違うということで、最初の役作りでは「なんでこの子こんなに内気なんだろう？」と相当悩んだと告白。

　最初こそそんな内気なカノンだが周りのキャラクターに励まされてポジティブに変わっていく姿をみて、里久鳴さんも「カノン頑張れ！」と応援・共感するようになったと演じた感想を話し、今後について、カノンが明るくなっていく姿を見て欲しいとPRした。

　毎回行われている「声優の○○」のコーナーを、今回は「女優の○○」と名前を変え、女優にまつわる話を聞いていくことに。来場者から寄せられた「1日オンバケになれるとしたらどんなオンバケになりたい？」「女優のゴールデンウィークの予定」「女優の変わった特技」といった質問に答えていった。


●自己記録更新！

　続いて、「インテリ早口選手権！！」と題し3人で早口言葉を競うことに。これは里久鳴さんが東京23区を7秒以内(自己ベストは6.3秒)で言い切ることができる特技を持っており、声優の二人も負けてはいられないということでの対決。しかし、ここで里久鳴さんがミラクルを起こし、自己ベストを大きく更新する5.41秒を記録！

　この結果に里久鳴さんも「今日は来てよかった」と大喜び。ちなみに中嶋さんは10.38秒で返り討ちに。そのほかにも徳川十五代・歴代総理大臣・円周率の早口を競っていった。

　「アニメ川柳今日の一句」のコーナーでは“ジブリアニメと私”というお題で3人が川柳を披露。中嶋さんは「言われたい　生きろそなたは　美しい」と『もののけ姫』からアシタカの台詞をピックアップ、関山さんは「ねぇ神様　どうして私は　シータじゃないの」と川柳と言うより心の叫びを披露、そして里久鳴さんは「初めての　お遊戯会は　魔女役です」とジブリ作品の中で一番好きな『魔女の宅急便』と人生初お芝居という幼稚園で演じた魔女をかけた川柳を披露した。

　イベント最後は来場者からの人生相談に里久鳴さんがアドバイス。「大学受験で第1志望に落ちて滑り止めに進学するのですが、モチベーションが上がりません。どうすれば納得できるんでしょうか？」という人生相談。この相談に里久鳴さんは「下がったら下がってて良いんですよ。いつか上がりますから。大丈夫！」と明るい里久鳴さんらしい前向きな回答で第29回の『声優の日』のイベントは終了となった。

　イベント終了後に、出演された感想をお聞きしました！

――イベントはいかがでしたか？

里久鳴：すごく楽しかったです。1時間があっという間でびっくりでしたし、お客さんとの距離が近いのにもびっくりしました。MCのお二人もめっちゃ面白くて、初めて会ったという感じがしませんでした。

――東京23区の早口も記録更新しましたね。

里久鳴：それにもびっくりですね。記録更新できたのは楽しくてテンションが上がっていたからだと思います。

――今後のカノンの観どころは？

里久鳴：5話、6話以降でカノンが変わってきて、カノンがオンバケの皆に心を開いて、性格も明るくなっていくところは見て欲しいところですね。

＜取材・文：藤本 厚＞

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