会場大興奮のコーナーは男性キャストのキス対決!?　大人気アニメ『ヘタリアＷorld Ｓeries』のホールイベント「まるかいて“大”感謝祭」をレポート!!

　アニメイトTV（Web）や携帯サイト「モバイルアニメイト」でアニメ第4期が配信中の『ヘタリアＷorld Ｓeries』のホールイベント「まるかいて"大"感謝祭」が1月9日、パシフィコ横浜で開催された。

　浪川大輔さん（イタリア役）、安元洋貴さん（ドイツ役）、高橋広樹さん（日本役）、小西克幸さん（アメリカ役）、杉山紀彰さん（イギリス役）、小野坂昌也さん（フランス役）、高戸靖広さん（ロシア役）、甲斐田ゆきさん（中国役）ら枢軸・連合メンバーと金田アキさん（ちびたりあ＆ちびロマーノ）に加え、折笠愛さん（シーランド役）、井上剛さん（スペイン役）というイベント初参加のキャストを加えた、11人のキャスト陣が揃った豪華なイベントとなった。

●全世界ヘタレ化を止めろ！

　最初はちびロマーノ＆スペインによるイベント開始前の諸注意。注意の合間の「会場のお姉ちゃん、キスしたって～？」というちびロマーノの可愛らしい台詞に会場からは歓声が上がる。そんな可愛いやりとりが終わると、いよいよイベントが開幕。スクリーンに「全世界、ヘタレ化!?」というテロップと共にヘタレた猫の写真が映し出され、オープニングドラマがスタート。親友のトニーから、世界がヘタレてしまったという緊急事態を告げる電話を受けたアメリカが、緊急世界会議を開くため枢軸・連合メンバーを呼び出す。トニーから「（ステージ横の）ゲージを100まで上げるとヘタレ化がなくなる」という話を聞き、全メンバーがそれぞれの方法でゲージを上げようとするが効果がなく、そこにシーランド、ちびロマーノ、スペインも登場し、一緒に考えるが答えは出ず。そこで、日本の「後ほど検討ということで…」という方法で、ドラマは終了。ここで、出演キャストの挨拶が行われた。小野坂さんの「じゃあ、みんな…脱ごうか？」という下ネタトークに乗った折笠さんが「今日は下ネタにもついていきたいと思います」と発言すると、キャスト陣が一斉に「駄目！」と止める場面も見られた。またステージ横に設置されたゲージについての説明もあり、「みんなで100を目指しましょう」と安元さんが客席へメッセージを送っていた。

●キス対決に会場大興奮!!

　トークコーナーでは、フィンランド役・水島大宙さん、スウェーデン役・酒井敬幸さん、ノルウェー役・岩崎征実さん、デンマーク役・下崎紘史さん、アイスランド役・浅倉歩さんからのビデオメッセージを紹介。トーク内容やVTRの編集具合に全員が爆笑する中、原作者・日丸屋秀和氏からのメッセージも紹介。日丸屋氏の温かいメッセージにキャスト陣は真剣な面持ちで、『ヘタリア』をやってきた4年間を振り返る。「ここまで長く続くとは思わなかった」と小西さん。甲斐田さんは中国以外にナレーターなど兼任している役が多く「出席率は高いです」と振り返る。また、井上さんは「イベント出演が決まってからウォーキングして、11Kg痩せました」と明かしてくれた。楽しく和やかなトークが終わると、ゲージは10ポイント上昇。

　続く生アフレココーナーでは、第9話「スペイン親分とちびロマーノ」、第26話「ねこたりあ」、「『銀幕ヘタリアＡxis Ｐowers　Ｐaint it, Ｗhite（白くぬれ！）』（以下『銀幕ヘタリア』）　シーランド登場」、「『銀幕ヘタリア』　おもてなし」、「『銀幕ヘタリア』　ピクト星人去る、それから。」を披露。「『銀幕ヘタリア』　ピクト星人去る、それから。」では、DVD収録バージョンの新作EDを初公開。キャラクターたちが「WA！輪！ワールド音頭」に合わせて踊る姿に歓声が上がった。

　しかし、一番の盛り上がりは配役シャッフルでの「『銀幕ヘタリア』　おもてなし」。イタリア役を杉山さん、ドイツ役を甲斐田さん、日本役を小野坂さん、アメリカ役を安元さん、イギリス役を高戸さん、フランス役を浪川さん、ロシア役を高橋さん、中国役を小西さんがそれぞれ担当。本役での生アフレコも行われ、「浪川君のフランスと聞き比べたんだけど、浪川君のキスは軽い感じなのに小野坂さんのは吸いつくような感じですね」と小西さんが話すと、「私、男性の（キス）を端から全部聞きたいんだけど…」と折笠さんが提案。リクエストに応え、折笠さん、金田さん、甲斐田さん女性陣と客席の女性ファンたちが見守る中、男性陣は実演することに。高戸さんは可愛く投げキッス、小西さんは「新年明けたから、君にプレゼントがあるんだ。両手を出して目を瞑って？」というお芝居に濃厚なキス。そんな芝居に「ハンバーガーの味がした！」と折笠さんがコメント。続く小野坂さんも「いい子で留守番してた君にご褒美だ」と芝居を織り交ぜて披露、意外にも？爽やかなキスに「これは100点満点だね！」とのコメントも飛び出した。続く杉山さんはイギリス風なツンデレキス。安元さんは思わず「可愛い～」とコメント。そんな安元さんは「もっとこっち来いよ…」とワイルドな雰囲気で実演。浪川さんは「あれ？鼻からパスタが出てる～俺はパスタ大好きだし、食べちゃおう！」と会場の笑いを取り、小西さんや小野坂さんから「浪川君は普段から鼻にパスタが入っているの？」「浪川君は鼻からパスタが出ている女の子が好きなの？」と質問攻め。高橋さんは正座をして日本風に「ふつつか者ですが宜しくお願い致します」と演じ、最後は緊張で顔面蒼白の井上さん。爽やかに演じ切り、折笠さんの判断でキス対決の優勝者は「頬がヒクヒクして可愛かった」という井上さんに決定した。

●会場一体の「はたふってパレード」＆「まるかいて地球」！

　1月26日に発売するＤＶＤ『銀幕ヘタリア』のリリース情報をはじめとした「ヘタリア」関連の最新情報発表とアニメ最新エピソードの上映に続いては、ライブコーナー。杉山さんが「絶対不敗英国紳士（ジェントルマン）」を照れながら熱唱、高橋さんは「恐れ入ります、すみません。」を可愛い振付と共に歌いあげ、ゲージは70まで上昇。ここでドラマパートに突入。100にしようと枢軸・連合メンバー全員で考える中、イタリアが「もう白旗あげようよ～」と手にしていた白旗をパタパタと振る。するとゲージは急に90に上昇。ドイツは、全員で旗を振れば100に到達すると考え、メンバーと客席に旗を振るように指示。観客も入場時に手渡された白旗を手に、白旗を振る講師として登場したちびたりあの指導を受けて「はたふってパレード」に合わせ白旗を振る。するとゲージは100に到達！全世界ヘタレ化は免れ、イベントはエンディングへ。

　出演キャストが感想を述べる中、最後に暴走した小野坂さんに「今日、7歳の子も見に来ているんですよ」と安元さんが言うと、イベントが開幕してからのトーク内容を思い出したのか「そういうのは最初に言えよ…」とがっくり肩を落とす小野坂さん。そんな小野坂さんを横目に、高橋さんは「感慨深いですし、感激しています。皆様の期待に応えられるようにこれからも善処したいと思います」、安元さんは「『ヘタリア』はもうライフワークです。ずっと続いていけばいいなと思います」とコメント。最後に「これからも『ヘタリア』をずっと愛し続けて下さい！」と浪川さんが締めくくり、会場一体となっての「まるかいて地球」の大合唱でイベントは閉幕した。

＜取材・文：奥村寿代＞

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