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【アニサマ2017 2日目レポ】DJ KOOに氷川きよしさん! アニサマが切り札を魅せた!

【アニサマ2017 2日目レポ】DJ KOOに氷川きよしさん! アニサマが切り札を魅せた!「アニメロサマーライブ2017 -THE CARD-」

今年で13回目を迎える世界最大のアニソンイベント「Animelo Summer Live 2017 -THE CARD-」(以下アニサマ)が、8月25日(金)、26日(土)、27日(日)にさいたまスーパーアリーナにて開催され、総勢54組140名のアーティストが集結。

3日間で8万1,000人動員を記録し、大盛況のうちに幕を閉じました。本稿では2日目の模様をお届けします。



初っ端から嬉しいサプライズ “angela×fripSide”!
今か今かと観客の熱気が漲るなか、TVアニメ『亜人』第2クール前期OPテーマであるコラボソング「僕は僕であって」(angela×fripSide)が響くと、客席は燃え上がるような「赤」に染まりました。



ステージに登場したangela ・atsukoさんと、fripSide・南條愛乃さんは、背を付けて歌唱したあと、お互いの目を見ながら手を握り合い高く掲げます。

ステージに登場したangela ・atsukoさんと、fripSide・南條愛乃さんは、背を付けて歌唱したあと、お互いの目を見ながら手を握り合い高く掲げます。

息のぴったり合ったパフォーマンス、KATSUさん、satさんの嬉しそうな表情からも2組の信頼関係が透けて見えるかのよう。火柱が幾度も立ち上がるなか迫力のライブを届けました。

「みなさん、こんばんは! angela×fripSide です! ようこそお越しくださいました!」とatsukoさん。さらに「改めましてfripSideの南條愛乃です!」と続くと、それぞれがお互いの名前で自己紹介をして客席から笑いが響きます。

和気あいあいとしたMCを交わしたあとはangela がステージに残り、TVアニメ『蒼穹のファフナー EXODUS』OPテーマ「イグジスト」でシンガロングを巻き起こします。その盛り上げ方や佇まいからは、90年代から活躍をし続けているベテランの貫禄、トップバッターならではの潔さも感じさせました。

とは言え、それだけではないフレッシュさやお茶目さも兼ね備えているのがangela。TVアニメ『アホガール』OPテーマ「全力☆Summer!」では、KATSUさんがバナナ姿に変身(笑)。



底抜けに明るいポップチューンで、今年の副題に掛けたatsukoさんのトランプのドレスもよく似合っていました。<世界で一番 こんなに楽しい夏の1日をありがとね おつかれ(アニ)サマー>! とangelaらしいメッセージを歌詞に託し、舞台を後にします。

DJ KOOがゲスト登場! 披露されたのはもちろんあのカヴァー!
劇場版アニメ『KING OF PRISM by PrettyRhythm』の新作『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』に出演するメンバーで登場した2組目のKING OF PRISM。劇場で話題となった “応援上映会”風の演出に、女性陣から黄色い声援が沸き起こりました。

本作の出演者である寺島惇太さん(一条シン役)、斉藤壮馬さん(太刀花ユキノジョウ役)、畠中祐さん(香賀美タイガ役)、八代拓さん(十王院カケル役)、五十嵐雅さん(鷹梁ミナト役)、永塚拓馬さん(西園寺レオ役)、内田雄馬さん(涼野ユウ役)が白を基調にした爽やかな衣装で登壇するなか、如月ルヰに扮した蒼井翔太さんがステージに。

前作のED「ドラマチックLOVE」の後、寺島さんと蒼井さんの2人で次の曲に入ると思いきや──「ちょっと待ったー!」とステージ後方に(作中に登場する)DJ.COOではなく本物のDJ KOO(TRF)が登場!

レーザー風の鮮やかな照明と共にダンスフロアへと様変わりするなか、劇場版『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』挿入歌「CRAZY GONNA CRAZY」「EZ DO DANCE」をメドレー形式で披露します。突然のサプライズに悲鳴のような歓声が上がり、眩しすぎる“プリズムショウ”を見せてくれました。





アイドルモード全開のブロックに!
続いてはアイドルとアニソンの架け橋を目指すLuce Twinkle Wink☆。fripSideのダンサー(天誅ガールズ)として2年前にアニサマの舞台に立っていましたが、ルーチェとしては初出演となります。

MCでは“輝く瞬間(とき)をトキメキに”をキャッチコピーにしたそれぞれの自己紹介のあと、リーダーの宇佐美幸乃さんが「結成当初からの夢であるアニサマに出演することができて、本当に嬉しいです! ありがとうございます!」と万感の想いを語りました。

緊張と嬉しさで胸がいっぱいになったかのようなそれぞれの声、全力のパフォーマンスから「今」この舞台に立てている喜びがひしひしと伝わってきて、観ている側にもグッとくるものがありました。

TVアニメ『うらら迷路帖』EDテーマ「go to Romance>>>>>」、TVアニメ『ゲーマーズ!』EDテーマ「Fight on!」を元気いっぱいに届け、以前から「憧れている」と公言しているi☆Risにバトンを渡します。





「アニサマ、まだまだ盛り上がっていきましょー!」──i☆Risは、TVアニメ『プリティーリズム・レインボーライブ』第2クールEDテーマ「§Rainbow」とTVアニメ『プリパラ』OPテーマ「Shining Star」を鮮やかにパフォームします。





この日敢えて「§Rainbow」を1曲目に歌ったのは「結成5周年という節目の年もあって、私たちが初めてアニサマに出た2013年とまったく同じ登場の仕方(演出)でやってみたかった」という想いから。

1年目とはまた違ったカラフルな景色に、「みなさんもより温かく迎えて下さって、本当に嬉しいです。ありがとうございます!」とリーダーの山北早紀さん。その言葉に続き「ありがと~!」とそれぞれが感謝の気持ちを伝えます。

そんなドラマチックなステージを締めたのは、「このアニサマに出てきた中で一番の切り札」と前置きした「イチズ」。情熱的なバラードを個性際立つヴォーカルで響かせ、それぞれの歌唱力の高さ、そしてこの曲に込めたであろう想いが聴き手の心を射貫きました。

また、デビュー5周年を迎える11月に3rdアルバムを発売することを発表。ファンから大きな声援が沸き起こりました。

名作の楽曲が続々! 初登場の羽多野渉さんはサプライズであの曲を……
ここで初登場の羽多野渉さんが、ダンサーのタクローさん、しんぞうさんと共に登壇。サプライズという形で、TVアニメ『ユーリ!!! on ICE』の映像をバックにED「You Only Live Once」を届け、客席が水色に染まりました。

クールに歌い上げた羽多野さんでしたが、あまりの盛り上がりを目前にして「すげぇ景色だな! すげぇな!」と驚きを隠せない様子。「凄いとは聞いていたけど、想像をはるかに上回っています。みなさん楽しんでますか!? めちゃくちゃ緊張しておりますが、一緒に楽しんでいただければと思います!」と意気込みを語り、現在放送中のTVアニメ『ひとりじめマイヒーロー』OPテーマ「ハートシグナル」を爽やかに歌い、客席からハンズクラップが起こりました。

女性陣による華やかなステージ!
ここからは女性陣による華やかなステージが続きます。白のロングワンピース姿で登場した東山奈央さんは、TVアニメ『月がきれい』OPテーマ「イマココ」を透明感あふれる歌声で届けます。個人名義では初の登場となるだけに「(参加できて)嬉しいです!」と溢れるような思いを伝えます。少し緊張した面持ちでお知らせがあると東山さん。



「自分でもビックリしてしまうようなニュースなんですけど」と前置きした上で作詞・作曲をした楽曲も含むファーストアルバムを発売すること、初のワンマンライブを来年2月3日に日本武道館(!)で行うことを伝えました。

驚きと喜びの声が上がるなか、「ついに言ってしまいました! 言ってしまいましたよ~!」と発表直後こそドキドキしている様子でしたが、「みなさんに楽しんでいただけるステージを作っていきたいと思いますので、遊びに来ていただけると嬉しいです」と清々しい表情でその決意を語ります。

そんな想いと感謝の気持ちを込めて、同作EDであるミディアム・ソング「月がきれい」をしっとりと歌います。映像とのリンクが声の美しさを際立たせていました。

2万7千人の「キラッ」が光る
4年ぶりの出演となる中島愛さん。TVアニメ『輪廻のラグランジェ』OPテーマ「TRY UNITE! -extended version-」で、その歌声と存在感をアニサマの会場に放ちます。



感慨深い表情で客席を見つめながら「なんか……凄いですね。向こうまでお客さんがいますね。(ペンライト)緑でキレイです。ありがとう」と素の声色で中島さん。

それから声を引き締め「(歌手活動の復帰から)1年も経っていないんですけど、こんなに早くアニサマのステージに立てることができるなんて思っていなかったので、とっても嬉しいです。みなさんのおかげです!」と伝えると、客席から「おかえりー!」「まめぐー!」と温かな声が飛び交い、声援を受け止めながら感慨深い表情を覗かせました。

「私の原点ともいえる曲を歌います。知っていたら一緒に“キラッ”ってしてもらえますか?」と問いかけると大歓声が沸き、その反応に「凄い! もう1回やってもいいですか?(笑)」と嬉しそうな表情。そして彼女の名を知らしめたTVアニメ『マクロスF』挿入歌である名曲「星間飛行」を堂々と届けました。

ソロでは3度目の出演となる三森すずこさんは、デジタルなダンスチューン「ドキドキトキドキトキメキス♡」からスタート。敢えてアニメタイアップ曲を1曲目に持ってこなかったことに、三森さんの攻めの姿勢を感じます(言うまでもなく、物凄い盛り上がりと一体感!)。

「ソロでは3度目ですが、2010年から何かしらの形で8回連続アニサマに出させてもらってます。凄いですよね。10回目指して頑張りたいと思います!」と笑顔で話し、劇場アニメ『結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-』主題歌「サキワフハナ」を力強く歌いました。曲中の早着替えも見事で、観る側を惹きつけて離さないステージでした。

充電期間前 最後のアニサマとなるスフィア「一生忘れません!」
休憩前のトリを務めたのは、10周年に向けて充電期間に突入することを発表しているスフィア。大歓声で迎え入れられるなか「My Only Place」(TVアニメ「装神少女まとい」EDテーマ)「Super Noisy Nova」(TVアニメ「宙のまにまに」OPテーマ)をメドレー形式で歌唱します。

MCでは前回のアニサマで宮野真守さんから「ベテランアイドル」と名付けられたというエピソードを披露して、観客から笑いがこぼれました。

充電に関する話を豊崎愛生さんが続けて話している一方、寿美菜子さんと戸松遥さんがおどけているところを、豊崎さんが「アニサマのステージだからちゃんとしようと言ったじゃん!」と注意すると、高垣彩陽さんも含め3人がお口チャック(笑)。

そんな4人の仲睦まじい姿、笑いながらも噛み締めるかのようにMCに聞き入るファンの姿にも、この日は胸を打たれるものがありました。

「充電期間前の最後の夏に、こんなに綺麗なアニサマの景色をこの4人で見ることができて本当に嬉しいです! ありがとうございます! 今日のことは一生忘れません」と「MOON SIGNAL」(TVアニメ『おとめ妖怪ざくろ』OPテーマ)、「HIGH POWERED」(TVアニメ『侵略!?イカ娘』第2期OPテーマ)を届け、客席からは惜しみない歓声が贈られました。

後半戦はプリキュアでキュートにスタート!
後半戦のオープニングをカラフルに彩ったのは『キラキラ☆プリキュアアラモード』のアニサマ限定ユニット・キラキラ☆プリキュアアラモード サマーセッション。駒形友梨さん(アイドルマスター ミリオンスターズとしても出演)がOPテーマ「SHINE!! キラキラ☆プリキュアアラモード」を歌った後は、宮本佳那子さんがEDテーマ「シュビドゥビ☆スイーツタイム」を。



そして3曲目には、役に扮した5人=美山加恋さん(キュアホイップ 役)、福原 遥さん(キュアカスタード 役)、村中 知さん(キュアジェラート 役)、藤田 咲さん(キュアマカロン 役)、森 なな子さん(キュアショコラ 役)、水瀬いのりさん(キュアパルフェ 役)と豪華な顔ぶれで「レッツ・ラ・まぜまぜ!」。「レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム」で盛り上げました。

アコギの音色と共に「プリキュアの次はおじさんで~す!」と言い放ちながら登壇したのは、鈴村健一さん。TVアニメ『はんだくん』EDテーマ「HIDE-AND-SEEK」を懐の深さを感じる渋い声で歌い、会場を鈴村さんの色へ塗り替えていきます。



ユニークに曲紹介したあとに「プリキュア凄いもんな! 俺も“プリプリプリプリキュア~”って歌ってたわ! あのあとにアコギで出てくるのしんどいわ!」と鈴村さん(笑)。

そして、次の曲について「アニメの歌を歌うのがアニサマだとおっしゃる方もたくさんいらっしゃると思いますが、次歌う曲はアニメのOPでも、EDでもない曲です。ご了承いただけますでしょうか?」と伝えると、客席からは野太い声援が上がります。

そして「最後の曲」として「音楽活動をして10年を迎えるのですが、ライブのなかで育っていったアンセムといえる曲です」と、観客のシンガロングを導きながら「SHIPS」を届けます。ベテランならではの力強いパフォーマンスで、観客の心を持っていきました。

アニサマならではの怒涛のスペシャルコラボで魅せる!
歌い終わったあとに「ありがとうございました!」と言いながら、ステージに留まる鈴村さんの姿を見て客席がざわざわ。「なんで捌けないんだよって思いました? お前“最後に1曲やらせてくれ”で話が通ってたはずなのに、捌けないのか、と。捌けません!」と羽多野渉さんをステージに呼びます。

そして「アニサマだっていうのに、特ソンをやります」と“特撮マニア”の鈴村さんがセレクトした1曲=『ウルトラマンネクサス』OPテーマ『英雄』を2人で歌いあげ、大合唱を沸き起こしました。歌唱のあと手を差し出した鈴村さんに気づかず、足早にバックステージに向かって歩いていった羽多野さんを「ちょっと!握手!」と追いかける鈴村さんの姿も印象的でした(笑)。

さらにアニサマならではのコラボレーションが続きます。対照的な衣装を身にまとった三森すずこさんと、シークレットゲストの茅原実里さんが登場。そしてユニット「Minorin Mimorin」として、『けいおん』第1期のEDテーマ「Don't say "lazy"」を歌い、客席からは歓声が響きました。

連続出場のアーティストたちから感じる進化と自信
ロックなコスチュームで登壇した蒼井翔太さんは、TVアニメ『初恋モンスター』EDテーマ「キミに捧げる鎮魂歌」からスタート。可愛らしいハイトーンボイスから、猛々しいハードな声色にガラっと切り替わる圧巻のパフォーマンスで、観客の心を掴みます。

3年連続の出場にして初のMCという蒼井さんは、「やっと皆さんの前で話すことができます!」と嬉しそうな表情。そして「“THE CARD”にふさわしい曲がまだあります」とTVアニメ『フューチャーカード バディファイトDDD』OPテーマ「DDD」を力強く熱唱しました。

幻想的な雰囲気で登場したfhánaも連続での出場で、今年で4回目。TVアニメ『有頂天家族2』EDテーマ「ムーンリバー」を届けます。

リーダーの佐藤純一さんが「みなさんはアニメ、アニソンが大好きでここに来られていると思うんですけど、僕たちもアニソンと音楽が大好きで、ここに来られることができました。次の曲はそんな風に何かが好きだという気持ちが大きな力を持っているということを歌った曲です」と落ち着いた声色で伝え、TVアニメ『ナイツ&マジック』OPテーマ「Hello!My World!!」を。towanaさんのキュートなハイトーンボイスが響きます。



そんな彼女が(メイド喫茶でfhánaが結成されたという話の流れから)メイド姿に扮したTVアニメ『小林さんちのメイドラゴン』OPテーマ「青空のラプソディ」では、PVを再現したかのようなミュージカル風の演出が繰り広げられました。ダンサーによるパフォーマンスも素晴らしかったのですが、なんとその中にスフィアとi☆Risの姿が……!!

「出てきちゃった~!」とステージに残った2組。ステージ中央の奥に置かれた箱からfhánaの手紙と10個の魔女風の帽子を取り出し……帽子についていたアルファベットの文字を並び替えると「i☆Risphere」に!

大歓声のなか、スフィア×i☆Risのユニット“i☆Risphere”として「おジャ魔女カーニバル!!」をトロッコで熱唱! 最高の盛り上がりのなか、観客との距離を一気に縮めていきました。

「おジャ魔しました!」で声を合わせてステージを後にすると……凛とした佇まいの男性がオンステージ。周囲からは「誰!?」「なんか氷川きよしに似てない!?」などと戸惑いの声が飛び交っていましたが、TVアニメ『ドラゴンボール超』OPテーマ「限界突破×サバイバー」の歌声が響き渡り、「本物だ!」と客席から徐々に歓声が!



そう、まさかの国民的演歌歌手である氷川きよしさんがシークレットゲストとして登場です。

まさかのあの人が‼ 国民的演歌歌手が元気玉をぶっ放す
MCではエンターテイナーならではのトークで盛り上げます。自己紹介を兼ねて「きよしのズンドコ節」を少し歌うと、「きよしー!」と大きな声が返ってきます。あまりの声の大きさに驚きながらも「みんな何を言っても反応があっていいね!」「アニサマ最高!」とアニサマのオーディエンスを褒め称えていました。

なかでも印象的だったのは「もともとはポップスが好きで歌手になりたいなと思っていたんですけど、高校の芸能コースの歌の先生がおじいちゃん先生で“わしはポップスは教えられないよ。演歌ば歌ってくれんかね”と言われて」悩みながら演歌の道に進んだという話。客席からも大きな笑いが起こりました。

「でも音楽は……ジャンルを超えて良いものは良いですね。心があるものは良い」と氷川さんならではのMCで締め、「愛が伝わるものは、ずっと残っていくんだなと感じるのが「CHA-LA HEAD-CHA-LA」です」と「CHA-LA HEAD-CHA-LA」のカヴァーを熱唱。2万7千人の大合唱を全身で受け止め、アニソンファンに鮮烈な印象を与えるステージを展開しました。

いよいよクライマックスへ。全てがハイライトと言えるめまぐるしい“カード”が続くなか、アイドルマスター ミリオンスターズが登場。

総勢15名(山崎はるかさん (春日未来役)、田所あずささん (最上静香役)、Machicoさん (伊吹翼役)、愛美さん(ジュリア役)、麻倉ももさん (箱崎星梨花役)、雨宮天さん(北沢志保役)、伊藤美来さん (七尾百合子役)、上田麗奈さん (高坂海美役)、木戸衣吹さん (矢吹可奈役)、駒形友梨さん (高山紗代子役)、諏訪彩花さん (徳川まつり役)、高橋未奈美さん (馬場このみ役)、夏川椎菜さん (望月杏奈役)、村川梨衣さん (松田亜利沙役)、渡部優衣 さん(横山奈緒役))が出演し、輝かしいステージをメドレー形式で魅せていきます。

「ミリオンライブはカッコ良かったり、可愛かったり、楽しかったりする曲がたくさんあります! ほかにももっとたくさんのアイドルもいます!」「アニサマに来ているみなさんも私たちをプロデュースお願いします!」──と伝え、ラストは新しいテーマ曲「Brand New Theater!」をフレッシュに届けました。

2日目の大トリを務めたのはfripSide。TVアニメ『ブラック・ブレット』OPテーマ「black bullet」で力強いスタートを切っていきます(天誅ガールズとしてバックで踊っていたLuce Twinkle Wink☆のキレのあるダンスも一体感を高めていました)。



一気に観客の心を掴むパフォーマンスで、会場の熱気は最高潮へ。圧巻としか言いようのないパワーがステージからも、客席からも放たれていきました。

「2年振りにアニサマのステージに帰ってくることができました! みなさんのおかげです! 最後までエネルギーfripSideにぶつけて下さい!」と力強く南條さん。3月に同会場にて単独公演を行ったばかりのfripSideですが、「やっぱりここから見える景色は凄いですね!」と改めて客席を見渡します。

続けて「みんな見えてますか!? 500レベル(客席の数字)のみんな! 見下してくれよ!  400レベル! 見下してください! 300レベル! ちょっと遠いけど見下してね! 200レベル! 目が合いますね、見下さないでください(笑)。アリーナ! 見下してやるよ~!」と叫ぶと、絶叫にも近い声が各レベルから響き、にっこり。

また、後のMCで9月6日にリリースされる『「fripSide LIVE TOUR 2016-2017 FINAL in Saitama Super Arena -Run for the 15th Anniversary-」』DVDの特典のVR映像で客席のサイリウムの光を体感することができるそうで「本当に綺麗だから観て欲しい!」と話していました。

「あなたのハートに天誅天誅」コールをしたあとに天誅ガールズがステージを去ると、「さぁ、ステージ上の年齢がグッと上がりました!」と笑わせるsatさんは、ファンを労うことも忘れない。「みんなのエネルギーは尽きることはないですね」と称えながらも、随所で体調を気遣いました。

次の曲ではあのコラボが再び巻き起こりました。TVアニメ『亜人』第2クール後期OPテーマ「The end of escape」で、今度はangelaを呼び込みます。再び手を合わせながら歌いあう南條さんとatsukoさん。

そのあとのMCも含め、改めてお互いへのリスペクトを感じるパフォーマンスでした(atsukoさんの「このステージ上の平均年齢を上げてやりました~!」、KATSUさんの「ジーク・ジオン」の三唱に客席がドッと沸きました)。

3曲目には、前回のSSA公演ぶりのため実質“SSA専用曲”となっているTVアニメ『クロックワーク・プラネット』OPテーマ「clockwork planet」。全力の熱演のあとに、感慨深い表情でMCへ繋ぎます。



「「clockwork planet」を歌いながらいろいろなことを思い出しました。fripSideは15周年イヤーで、私が加入してからは8年になります。3月の公演のDVDを発売するんですが、私が加入する前の曲を歌わせてもらった曲が入った記念碑的なアルバムも発売します」

「思い起こせば私がfripSideとしてアニサマに立ったときはこんな大きな会場で歌うのも初めてでしたし、イヤモニも初めてで右も左も分からない状態で、ちょっと怖いという気持ちもありましたが、8年経ってトリを務めることができました。皆さんの応援があったからこそここまで歩んでこれたんだと思っています」

「今日会場にきてくれている皆さんも何か頑張っていることがある人がいると思います。一歩一歩進んでいるか不安なときもあると思うんですけど……進めているんだなということを今日このステージで皆さんが教えてくれました。というわけで、初めてアニサマのステージに立ったときに歌った曲を皆さんと一緒に歌いたいなと思うんですけど、いいですか!?」

大歓声のなかはじまったのは、もちろんあの曲──TVアニメ『とある科学の超電磁砲』OPテーマ「only my railgun」をぶっ放し、この日最大のシンガロングが沸き起こります。全身で歌声を受け止める2人の姿が眩しい。南條さんのMCもあって<私が今 私であること胸を張って 全て誇れる! >がいつも以上に共鳴しているように感じました。



新旧問わず愛される楽曲が飛び交い、とびきりの「切り札」で2万7000人を1つにしたアニサマ2日目。アニソンの力、そして氷川さんの「ジャンルを超えて良いものは良い」とMCの意味を改めて噛み締めるかのような1日で、アーティストたちが一同に歌うテーマソング「Playing The World」に込められた<次は君の番だよ>というメッセージが素直に胸に染みました。

[取材・文/逆井マリ]




「アニサマ2017」各日別 セットリスト
>> アニサマ2017 1日目セトリ公開!SOS団、田村ゆかりさん、GRANRODEOが魅せた
>> アニサマ2017 2日目セトリ公開!『キンプリ』『プリアラ』『ユーリ!!!』主題歌披露!トリのfripSideはあの名曲を熱唱
>> 「アニサマ2017」3日目セトリ公開!LiSAさん&May'nさんがデュエット!大トリの水樹奈々さんは『なのは』楽曲を

>>Animelo Summer Live 2017公式サイト
>>Animelo Summer Live 2017公式Twitter
(C)Animelo Summer Live 2017/MAGES.
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