いとうかなこさん「fake me」が2月25日リリースで特別..

いとうかなこさんの2009年第一弾シングル「fake me」が2月25日リリース!主題歌となっているXbox 360用ソフト『CHAOS;HEAD NOAH』も2月26日発売!!

 2008年にPC版ソフトとして始まり、秋にはアニメ化と大きなムーブメントを起こした作品『CHAOS;HEAD』。それぞれのテーマ曲を担当してきた、いとうかなこさんも昨年だけでシングル6枚、アルバム1枚とハイペースのリリースで一躍、時の人になった。

 そんないとうさんの2009年第一弾シングル「fake me」が2月25日にリリースされる。2月26日に発売されるXbox 360用ソフト『CHAOS;HEAD NOAH』のOP曲で、作詞・作曲は『CHAOS;HEAD NOAH』の原案を手がけた5pb.代表の志倉千代丸さんが担当。エレクトリックでスペーシーなゆったりとしたテンポのサウンドから一気にサビに畳み込むスリリングな楽曲は作品の雰囲気にピッタリ。作品中のキーとなる“その目 誰の目?”というフレーズが印象的であり、作品とのリンクを物語っている。

 カップリング曲の「A WILL」は同じく『CHAOS;HEAD NOAH』のED曲で、ZIZZの盟友、磯江俊道さんが作曲している。衝撃的な物語の結末を締めくくるような余韻があり、「浮遊感があって、雰囲気がある曲です」(いとうさん)。

 CDのリリース翌日にはテーマ曲となった、コンシュマー初移植となるXbox 360版『CHAOS;HEAD NOAH』が発売される。PC版に更に膨大なシナリオを追加し、各キャラクターをクローズアップした内容になった。またマルチエンディングシステムが採用され、EDごとにテーマ曲も違う。いとうさんが歌う「A WILL」のほか、キャラクターが歌う曲もあるとのこと。PC版をプレーした人も、アニメを見た人も、今まで『CHAOS;HEAD NOAH』を知らなかった人にも楽しんでほしい。


●自分史上最速の08年。全曲ライブは充実感と達成感がありました

――まず2008年を振り返ってみた印象をお聞かせください

いとうさん:去年はシングルを6枚、アルバムも昨年末の『ANOTHER BEST』などリリースがたくさんあって。たぶん自分史上初くらいのペースでした。ライブやイベントもたくさんあって歌う機会も多かったですね。夏にツアーがあって、秋と冬はイベント三昧で。いつもはイベントやライブが終わった後は寂しく思うけど、去年はそう思う暇もないくらい。みんなからも「たくさん会えるチャンスが増えてうれしいです」と言ってもらいましたが私もうれしかったです。
 11月にやった全曲ライブが特に印象的で、すごくつらかった(笑)。でも今まで感じたことのないような充実感と達成感がありました。またあのライブでZIZZやニトロプラスと知り合ってから現在に至るまで、「本当にいい曲をたくさん歌ってきたな」と思える、いいライブでした。『ANOTHER BEST』のリリースもあって、自分の道のりを振り返れた年でもありました。


――昨年はいろいろな作品のテーマ曲を歌われてきましたが、『CHAOS;HEAD』はPC版とアニメで主題歌を担当されて、印象に残る作品に一つになったのでは?

いとうさん:そうですね。「『CHAOS;HEAD』で初めて知りました」という方も結構多くて。昨年は私のことをたくさんの方に知っていただけたこともうれしかったです。


――そして2009年第一弾となるシングルも『CHAOS;HEAD』の主題歌ですね

いとうさん:今回は2月26日発売のXbox 360版の『CHAOS;HEAD NOAH』のOP曲とED曲を歌わせていただくことになって。PC版でもOP曲とED曲を歌っていますが、「ありがとうございます!」という感じです(笑)。


――アニメのED曲以外はいとうさんが歌われているので『CHAOS;HEAD』=いとうかなこ、みたいなイメージがファンの皆さんにもあると思います

いとうさん:そうですか? そう思ってもらえたらうれしいです。


●インパクトのあるサウンド、メリハリの聴いた「fake me」

――「fake me」は昨年の秋頃からライブやイベントで歌われていましたね

いとうさん:歌える機会があったら、必ずこの曲は入れてました。かなりお気に入りの曲なので(笑)。


――「fake me」を最初に聴いた時の感想は?

いとうさん:今までの『CHAOS;HEAD』の曲と比べたらガラっと印象が変わって。「千代丸さん、変えてきたな!」と(笑)。アニメのOP曲の「F.D.D.」はゴリゴリのロックサウンドでしたが、「fake me」はテクノポップっぽいサウンド寄りになっていておもしろい曲だなと思いました。


――確かにイントロからAメロなどエレクトリックな雰囲気でしたが、テンポはゆったりめだったので意表をつかれました。でもサビにかけて盛り上がっていくところは今までの曲と同様で

いとうさん:サビはガン!というのは変わりなく。でも1番の冒頭のところはクールにロボットっぽく歌っていて。これまでの曲の中では一番メリハリが効いてるかもしれない。


――作詞・作曲もこれまで通り、志倉千代丸さんが担当されています。『CHAOS;HEAD』の原案も手がけているとはいえ、毎曲ごと強烈なインパクトがあるサウンドに、作品のメッセージもちゃんと込められているところは素晴らしいですね

いとうさん:そうですね。「F.D.D.」では詞の中に“カオスになる”というフレーズがありましたが、今回は作品中で重要なキーになる“その目 誰の目?”というフレーズが入っているのがミソです。


――そのフレーズはサビの終盤に出てくるのでは頭に残りますね。詞の中でも際立っていて、作品を知らない人も「どんな意味だろう?」と興味をそそられます

いとうさん:そうかもしれない。でも作品ファンの人達にはこのフレーズが入っていて、うれしいんじゃないかな。作品を知らない人も今回、ゲームをプレーすれば意味が見えてくるはず。そういうリードの仕方はやっぱりうまいですね。


●聴き手がゲームの場面を思い出せる詞になっています

――あと詞に関して感じたことはありますか?

いとうさん:今までの曲の中で一番覚えやすい(笑)。何でかなと思ったら、センテンスごとにお話がまとまっていて。他の『CHAOS;HEAD』の曲はバラバラで、ジグソーパズルをひっくり返した感じだったけど、この曲はパーツごとに塊になっているため、全体的にスッとわかりやすいわけではないけど、部分部分がわかりやすかったから覚えやすかったです。


――今までは詞のパーツを集めて考える作業が必要だったのが、拾い集める作業がなくなった分、聴き手にもやさしいと

いとうさん:そうですね(笑)。この曲も聴けばちゃんと「あの詞はゲームのあの場面のことを言っていたんだ!」とわかるようになっています。“プレー”とか“ゲーム”などの言葉が入っているのもゲームの曲っぽくていいかなと思います。


――この曲の聴きどころを挙げていただけますか?

いとうさん:転調するところ。1番を歌い終わって2番を歌い出そうとするところが特に難しくて。最初はちょっと迷子になりそう。伴奏があってから歌じゃなくて、いきなり切り替わるので、なじむまで時間もかかるんです。ライブでもお客さんがのるのが大変そうで(笑)。この曲を歌おうとする人はじっくりと聴き込んでしっかりなじんでからチャレンジしてください。でもこういうトリッキーなところも千代丸楽曲の味なんですよね。


――いとうさんに歌ってもらうからあえてトリッキーで難易度が高い曲を作っているのではないでしょうか?

いとうさん:いつも「ツライの!」って言ってるのに(笑)。でもそう言ってたら今回少しやさしくなったかも。「F.D.D.」はハードでのどに負担もかかる、拷問のような曲で。咲畑梨深役の喜多村英梨ちゃんもカラオケでよく「F.D.D.」を歌うらしいんですけど、「2番の途中で疲れて歌えなくなるんですけどどうしたらいいんですか?」と聞かれました(笑)。「ペース配分だね」と答えておきましたけど……。「fake me」もサビはテンションが高いけど、「F.D.D.」ほどではないので歌いやすいかなと。


●浮遊感のある「A WILL」では衝撃的な詞をさらりと歌っています

――カップリング曲の「A WILL」はED曲になっていますがどんな曲ですか?

いとうさん:PC版のOP曲が「Find the blue」で、そのカップリングはED曲の「Desire Blue sky」でしたが、「Desire Blue sky」に近いです。「F.D.D.」や「fake me」に比べて、もっと浮遊感があって、テクノっぽくて雰囲気がある曲です。


――アコースティックギターやフルートの音が印象的でちょっとジャズっぽい、生な空気感もあるかなと

いとうさん:詞は殺伐とした怖さがありますけど、サラっと聴けちゃう不思議な曲ですね。


――確かに詞の一語一語は衝撃的な言葉が並んでいますね

いとうさん:「Desire Blue sky」もかなりショッキングな言葉が並んでいましたが、あの時もサラっと歌って。「A WILL」も同じような感覚で歌いました。PC版とイメージも変わらず、ファンの人にはつながっていることを実感できるんじゃないかなと思います。


――あまり張ったりせず素に近い感じで歌っている気がします

いとうさん:音程の高いところもあるけど、地声ではなく、裏声、ファルセットで高い音を出して。ふわっとした感じで、「fake me」と対照的かなって。ED曲らしい余韻もあって。ZIZZの磯江(俊道)さんが作曲していますが、こういう曲は磯江さんならではですね。


――タイトルの「A WILL」にもいろいろな意味が隠されていそうですね

いとうさん:そこはゲームをプレーすることで見つけていただきたいです。言葉自体には前向きで明るい印象がありますね。2曲共、私のお気に入りです。


●09年は海外進出!?世界に羽ばたきます!

――「Find the blue」、「F.D.D.」、そして今回の「fake me」と同じ『CHAOS;HEAD』という世界観を描いた曲で3部作のようにまとめて聴くと違った発見があるかもしれませんね

いとうさん:そうしてもらえたらいいですね。そしてPC版、アニメもチェックする……もちろん『CHAOS;HEAD NOAH』をプレーしてもらわないと困ります(笑)。「A WILL」はED曲になっていますが、このゲーム自体、シナリオが増えて、マルチエンディングになり、キャラクターが歌うED曲もあるので私のED曲に出会うまでは少なくともプレーしてください! 


――最後に2009年の抱負をお聞かせください

いとうさん:海外のアニメイベントでの出演オファーもいくつかいただているので旅に出たいなと。海外には観光でしか行ったことがないけど、歌ってまわれたら楽しいでしょうね。帰りたくなくなっちゃうかも(笑)。お誘いを受けたら可能な限り全部行きたいです。人のつながりでどんどん広がっていたのでそのスタンスは変わらず、その輪が海外に広がったらいいなと思います。それで私が歌った曲がテーマになった作品にも興味を持ってもらえたら最高です。『CHAOS;HEAD』も海外展開あるかもしれないし、ニトロプラスも10周年で海外進出を考えているそうだし、夢は膨らむばかり。またこれからもいろいろな作品や歌と出会い、人と出会っていけたらいいですね。これからもイベントやライブも積極的にやっていきたいです。そんな2009年の一発目となるシングル「fake me」、そして次の日に発売される『CHAOS;HEAD NOAH』を楽しんでください。


「fake me」/いとうかなこ
2月25日発売
1,260円(税込)
発売元:5pb.

Xbox 360用ソフト『CHAOS;HEAD NOAH』
2月26日発売
初回限定版 9,240円(税込)
通常版 7,140円(税込)
発売元:5pb.

(C)2008-09 5pb./Nitroplus/RED FLAGSHIP
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