あの『元素周期』がドラマCD化決定！　シュールかつカオスな内容に大いに盛り上がった収録現場からコメントが到着！！[前編]

2008年11月に発行されるとあっという間に人気沸騰、2009年4月の時点では何と11刷もの重版を重ねているビジュアルテキストブック『元素周期～萌えて覚える化学の基本～』のドラマCD化が決定！
今回は、最も有名な元素番号1～10までの元素が登場し、自分たちのことを優しく楽しく教えてくれる。美麗なビジュアルで擬人化された元素たちが、萌えて、時には本当に燃えて、楽しくささやきまくり、「すいへーりーべ……」に代わる全く新しい「萌え」語呂合わせまでも新提案！
シュールかつカオスな内容ということもあり、大いに盛り上がった収録現場から、出演声優陣のコメントが到着！今回は前編をご紹介！　（後編は7月24日掲載予定）

●初めて「元素周期」の台本を読んだときの印象について

――正直なところ、どのように感じられましたか？

豊崎愛生さん（水素 役）：びっくりしました！(笑)
私は水素さんの役だったので、まず「どんな声をだすかしら～」と考えながら読ませていただきました。読んでいるうちに内容の方に「なるほど～」ってどっぷりハマっていっちゃって…賢くなった気がします！

沢城みゆきさん（ヘリウム 役）：元素のそれぞれの性質の違いから特徴的なキャラクターを立ち上げ、元素同士の相性等でドラマを生み出すという発想は、「本当に上手いなぁ」と、ただただ感心するばかりでした。

花澤香菜さん（リチウム 役）：キャラクター一人ひとりのキャラ付けがみんな違っていて、それぞれの性格もはっきり出て、読んでいて楽しかったですね。

遠藤綾さん（ベリリウム 役）：台本を読む前までは「ずっと講義的な話が続くのかな？」なんて思っていたんですけど、全くそうじゃなかったんですよね。まさか、各キャラが絡んで弾けるストーリーがメインだったとは（笑）。面白かったです。

喜多村英梨さん（ホウ素 役）：いや、ホントに読みやすかったですね。みんなもそう思ったよね？（笑）

一同：思う～！　（笑）

喜多村さん：…と、そんなわけなんです（笑）。多分、自分のお気に入りのキャラクターができると思いますし、自然とその子のネタが頭に入って吸収できるだろうな～と思いました。

井上麻里奈さん（炭素 役）：本当に化学がお好きな方じゃないと出てこない企画ですよね。その内容に衝撃を覚えました。学生時代、化学はすごくとっつきにくくて苦手だったんですけど、これなら覚えられるかもと思いました。

阿澄佳奈さん（窒素 役）：う～ん、私も「理系が苦手な私にはありがたい題材だな～」と思いました。学生のときに聴きたかったなぁ…。丸暗記だとなかなか覚えきれないんですけど、「それぞれ（の元素）が可愛い女の子」っていう切り口なら、「意外といけるもんだなぁ」なんて感じました。今、学生の方は是非聴いてほしいなと思います。

早見沙織さん（酸素 役）：普通に勉強して覚えるよりも分かりやすいですよね。やっぱり記号の羅列ですと、難しいんです。耳からこういう切り口で聴くと、同じことでも印象が違いましたし、イラストも見ながらですとより楽しくなりますし。

戸松遥さん（フッ素 役）：そもそも「役名が人じゃない!」っていうところも衝撃的でした（笑）。台本に「フッ素役：戸松遥」なんて普通に書かれているのがすごく面白かったです。アフレコさせていただくのをすごく楽しみにしていました。

辻あゆみさん（ネオン 役）：本当に皆さんが話している通りなんですよね。
正直、私も化学が苦手なので、「元素周期のドラマCDの収録があります」と聴いたときは、「化学かぁ…難しい言葉がいっぱい出てくるんだろうな」と不安だったんですよ。
台本いただくまでは。けど、いろんな意味で、読んでいくと不安を忘れさせてくれる内容でした（笑）。


●ドラマCDの特徴 ―10人のキャラクターそれぞれのキャラ付けがあるからこそ成り立つ？―

――このドラマCDの特徴的な部分はと言いますと、いかがでしょうか？

阿澄さん：どの元素がメインヒロインっていうわけでもないですよね。

沢城さん：見事に同位置だね。珍しいよね。

阿澄さん：ですね。進行役は水素さんが担当してますが、内容的には女の子10人がみんなを相手に、ヤンヤヤンヤとやっている感じでした。

沢城さん：ただ、「元素」を正しく伝えるということを考えると、非科学的なことを書けないですよね。その制限の中で話をまとめるのは大変だったと思います。

阿澄さん：う～ん、難しいなぁ～。
「私（窒素）にみんな惚れてる！」とか、言っちゃダメなんですよね。

沢城さん：ダメダメ。組み合わせ次第で危険だよ（笑）。


――確かに、何かの拍子で空気中にアンモニアが発生したらまずいです。

沢城さん：ヘリウムは単体で安定した構造なので、いつも単独行動で寂しかったです（苦笑）。


――キャラクターの特徴という部分で、ヘリウムさんのオススメのポイントはありますか？

沢城さん：例えば、喧嘩を仲裁するときでも、ヘリウムだからこそできる方法がありました。

阿澄さん：どうなるんでしょう、皆さんの声。●ナ●ドさん風味？（笑）。


――水素さんはいかがでしたか？

豊崎さん：水素さんは、軽い元素ということで、いつもふわふわ浮いているんです。しっかりしてそうでちょっと頼りない不安定な部分とか、構造が単純だから性格も単純だったりとか…水素という元素ならではの性格を魅力として混ぜていけるよう、頑張りました。


――窒素さんはどうですか？

阿澄さん：元気でボーイッシュ、「爽やか体育会系」な女の子です。女の子が好きになっちゃうような女の子を目指して演じました。

沢城さん：宝塚よりは、ライトで…もう少しポップなタイプなのかな？

阿澄さん：そうですね。親しみやすい感じになってるかな？ 10人のキャラの中ではわりと常識人寄りなタイプでしたね(笑)。必殺技も楽しく演じさせていただきました。


――炭素さんのキャラはいかがでしたでしょうか？

井上さん：炭素は様々な元素と結びつくことができ、また、様々な生命の構造に関わる元素ですので、「生命の母」という位置付けに納得しました。外見は女王様というところにも納得です。
ただ、私が仰せ仕って良かったのでしょうか？（苦笑）。初めて演じるタイプでしたが、自由な雰囲気もあるキャラなので、楽しんで演じさせていただいています。


――ちなみにフッ素さんのキャラはいかがですか？

戸松さん：関西弁を使う子で、すごくテンションが高い子です。ノリノリで明るい性格なところを見ていただけたらなと思います。私は関西の出身じゃないので友達に教えてもらったんですよ。すごく楽しかったです！


【7/24（金）掲載の後編に続く】


CD■ドラマCD「ELEMENT GIRLS 元素周期　～聴いて萌えちゃう化学の基本～」
2009年8月14日発売予定　3,150円（税込）
初回特典：B2告知ポスター

※コミックマーケット76では、キャストコメントを収録した特典CDを同梱した「コミケ限定版」を、3,500円（税込）で販売します。

＜キャスト＞
水素：豊崎愛生
ヘリウム：沢城みゆき
リチウム：花澤香菜
ベリリウム：遠藤綾
ホウ素：喜多村英梨
炭素：井上麻里奈
窒素：阿澄佳奈　
酸素：早見沙織
フッ素：戸松遥
ネオン：辻あゆみ

画像上から、水素、ヘリウム、リチウム、ベリリウム、ホウ素