
【C3×HOBBY2009】40周年を迎えたホビージャパンブース。ミニステージではプロモデラーを招いてトークショーを開催!
今年で40周年を迎えたホビージャパンブースでは、1969年に創刊された『月刊ホビージャパン』を、フリーの編集者、小説家など多彩な肩書を持つ柿沼秀樹さん、バンダイの川口名人こと川口克己さん、ジオラマモデラーの第一人者・山田卓司さん、ホビージャパン編集部の村瀬直志編集長が、ミニカー雑誌から模型雑誌に変遷した経緯や当時の模型事情などをトークショー形式で振り返った。
今でこそガンプラやキャラクターものが普通に特集されているホビー誌はいくつもあるが、創刊当時ミニカー雑誌だった『月刊ホビージャパン』が『機動戦士ガンダム』を扱い始めたのは、新たなジャンルとしてSFを題材にした模型熱が盛り上がりを見せはじめ、当時の編集長が「細々と掲載するのではなく、巻頭で一回ガンダムをやってみようよ」と言ったのが始まりだったそうだ。当時はスケールモデルブームが一段落し、市場、モデラー共に次のムーブメントを探っていた状況で、編集者だった柿沼さんは「スター・ウォーズやガンダムがなかったらミニカー雑誌から模型雑誌、そこからまた違う雑誌になっていた可能性も十分あった。」と当時を振り返った。
プロモデラーの山田さんは「僕が思うプラモデルの基本は“俺のモノにしてやる”という、市販のモノを自分のモノにする行為だと思うんです。今はプロモデラーなので、自分が作りたいものだけを作れるかといったら作れないのですが、初めてのジャンルの題材でも好きになれちゃうんですよね、ある種の特技だと思うんですけど。でも発注されてから完成させるまでに好きになれなければ駄目だと思うんです。作っている側が熱中して情熱を傾けているからお客さんが喜んでくれていると思っています。」と現役プロモデラーの仕事へ注ぐ情熱溢れる言葉に来場者は聞き入っていた。
今年はホビージャパン40周年、ガンダム30周年。来年はガンプラ30周年、そして『月刊ホビージャパン』500号に向けて、これからのホビー業界の動向が楽しみとなるトークショーとなった。
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