『ガールズ＆パンツァー もっとらぶらぶ作戦です！』第1幕舞台挨拶レポート｜下田監督が明かす、何度も注目して見たくなる衝撃の仕組みが!?

2025年12月26日（金）から劇場上映がスタートした『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です！』第1幕。その初日に角谷杏役の福圓美里さん、河嶋桃役の植田佳奈さん、OP主題歌アーティストのChouChoさんと佐咲紗花さん、そして下田正美監督が登壇した舞台挨拶が行われました。

『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です！』は、『ガールズ&パンツァー』のスピンオフコミック（著：弐尉マルコ）を映像化。本編よりもちょっぴりゆるーくなったキャラクターたちの日常と交流がコミカルに描かれていきます。

本稿では、上映後の興奮冷めやらぬ舞台挨拶の模様をレポートしていきます。

ただでさえ賑やかな『ガルパン』の収録がいつもの倍以上ワチャワチャに

大きな拍手に包まれながら登壇した福圓さん、植田さん、ChouChoさん、佐咲さん、下田監督。

今年３月に制作が発表されてから、いよいよ本日より上映が始まる今の心境を聞かれると、下田監督はまずは無事に届けられてほっとしていること、そして観客の様子を見て感無量だと言います。

続いて福圓さんが「率直な意見を申し上げれば」と前置きした上で、『ガルパン』が発表されてから、こんなに順当に年を跨がずにみなさんにお届けできるとは思っていなかったとコメントすると、登壇者、観客一同爆笑します。

植田さんは最初に制作が決まった時に、4コマ漫画をどう劇場アニメにするのか疑問に思ったそう。いつもの2倍くらい笑いながら、作品さながらにワチャワチャとアフレコしたそうです。

ChouChoさんと佐咲さんは共にあっという間だったとしつつ、劇場の大スクリーンでOPが聴ける喜びを語ります。さらに第1幕は3話構成になっており、毎回OP・EDが流れることに触れ、「いっぱいかかって嬉しい」ともコメントしました。

本編以上にセクシーなシーンが多いのは、水島監督公認!?

続いて、本作は第1幕でたくさんのエピソードが楽しめるオムニバス形式となっているのですが、各々お気に入りのエピソードを問われると、インパクトの強かった桃とアンチョビの話に。

植田さんはこれまで長く桃を演じてきた中で、こんなにしゃべる話があるなんてびっくりしたそう。台本をもらって、リハーサルして、どこで息継ぎをすればいいのかわからないレベルだったとか。でもテストでいけてしまったため、本番も分割せずぶっ通しで演じることになったと明かします。しかし大変だったけれども「まだいけんな桃って自信がつきました」とコメントすると、大きな拍手が起こりました。

さらに「ドゥーチェと呼ばれるのがちょっとクセになった」と語ると、会場の全員から「ドゥーチェ」コールが。それを聞いて、もっと気に入ったそうで、下田監督に「また新ドゥーチェは出ますか？」と尋ねると、「また見られると思いますよ」という回答に大盛りあがりしました。

佐咲さんは大洗メンバーの水着がセクシーすぎて気になったようで、「どこで買ったんだろう」「大洗で手に入ります？」と興味津々。さらに福圓さんも自動車部（レオポンさんチーム）が水着どころかドラム缶風呂に入ってトラブルに巻き込まれるエピソードを挙げ、「まさか『ガルパン』ですっぽんぽんになるとは」と驚愕しつつ、セクシーシーンなのに面白さが勝つと大笑いしていました。

このエピソードについては下田監督も「水島監督からヌードはNGだけどお風呂はいいって言われたから。結構ギリギリまで攻めた」と、水島監督公認であることをアピールすると、観客から拍手が起こる一幕もありました。

続いて下田監督が注目してもらいたいポイントを尋ねられると、戦車戦とは別の意味でハイテンションな作品で、1幕ごとに序破急のリズムを作っているけど、それでも大変せわしない作品になっているとコメント。また、第1幕のラスト、エリカが疑問符で終わっているけれども、その謎は4幕まで見るとわかるので、ぜひ最後まで見てほしいと話していました。

また、すでに勢いがすごい作品ですが、2幕以降はさらにパワーアップしていき、キャストのみなさんがアフレコで血管切れるんじゃないかってくらいパワーアップしていくので、楽しみにしてほしいと期待が膨らむ発言もありました。

オープニング映像は、実は毎話1カットだけ変化が。監督のコメントに一同衝撃

話はオープニング・エンディングにも移り、いつもは落ち着いた曲を作るChouChoさんがこのオープニング曲を作ったので、新しい扉を感じたと語る佐咲さん。

ChouChoさん自身もあまり作らないタイプの曲だったので、最初は「大丈夫かな？」と思ったそうですが、意外とメロディもすぐ降りてきて、ポップに仕上がったので、安心したと語ります。

お二人とも早く大洗のタワーの広場でみんなと一緒に歌いたいと、イベント参加への意欲も見せていました。

さらにここで下田監督から、実はオープニング映像は毎話1カットずつ変わっているという衝撃の発言が。第1幕でも3回変わっていると明かされると、キャストも観客も驚きます。ぜひもう一度見るときは、オープニング映像にもしっかり注目してみてください。

ちなみにヒントとしては、その話でメインになっているところ、だそう。

エンディングについては下田監督が絵コンテを担当しており、改めてこだわりを聞くと、ノンストップでハイテンションな作品なので、エンディングくらいはほっと一息ついてもらえる映像と音楽にしたとのこと。でも、この上映形式だとエンディングの次にすぐオープニングが来るので、逆に疲れちゃうかもと語ると笑いが巻き起きました。

また、テレビシリーズのエンディングを彷彿とさせる演出については「久々にあのエンディングをみんなに見てもらいたいなって」という意図があったそうです。

最後は登壇者全員から何度も繰り返し見てほしいこと、第2幕以降も楽しみにしてほしい旨が語られた後、『ガルパン』お馴染みの掛け声を福圓さんが行い、会場全体でパンツァー・フォーをして舞台挨拶は終了となりました。

[取材・文・撮影：二城利月]

『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です！』作品情報

あらすじ

大洗女子学園・戦車道チームの優勝で幕を閉じた、第63回戦車道全国高校生大会。
大洗女子の廃校阻止を賭けて、他校のメンバーも集結して戦った、大学選抜チームとの激闘。
戦車道の頂点を目指す若者たちの汗と涙の結晶は、砲塔や履帯をキラキラと照らしていた。
そんなかけがえのない日々の傍らで――。
戦車道に邁進する彼女たちだって、しっかり女子高生！
練習や試合から離れれば、穏やかで楽しいスクールライフを満喫しているのです。
夏の暑い日には、プールでやんやの大はしゃぎ！
“昨日の敵は今日の友”、アンツィオ、聖グロ、知波単、黒森峰 etc.……他校の生徒たちとの賑やかな異文化交流も！
他校の校風や魅力に惹かれ、転校寸前の生徒が続出!?
時には空腹に耐えかねたり、迷子になったり、ドラム缶風呂が倒れたりとピンチを迎えることもあるけれど……
戦車道乙女が繰り広げるもうひとつの青春、ワイワイとお届けします。

キャスト

西住みほ：渕上舞
武部沙織：茅野愛衣
五十鈴華：尾崎真実
秋山優花里：中上育実
冷泉麻子：井口裕香
角谷杏：福圓美里
小山柚子：高橋美佳子
河嶋桃：植田佳奈
磯辺典子：菊地美香
近藤妙子：吉岡麻耶
河西忍：桐村まり
佐々木あけび：中村桜
カエサル：仙台エリ
エルヴィン：森谷里美
左衛門佐：井上優佳
おりょう：大橋歩夕
澤梓：竹内仁美
山郷あゆみ：中里望
丸山紗季：小松未可子
阪口桂利奈：多田このみ
宇都木優季：山岡ゆり
大野あや：秋奈
園みどり子：井澤詩織
後藤モヨ子：井澤詩織
金春希美：井澤詩織
ナカジマ：山本希望
スズキ：石原舞
ホシノ：金元寿子
ツチヤ：喜多村英梨
ねこにゃー：葉山いくみ
ももがー：倉田雅世
ぴよたん：上坂すみれ
お銀：佐倉綾音
ラム：高森奈津美
ムラカミ：大地葉
フリント：米澤円
カトラス：七瀬亜深
ダージリン：喜多村英梨
オレンジペコ：石原舞
アッサム：明坂聡美
ローズヒップ：高森奈津美
ルクリリ：倉田雅世
ケイ：川澄綾子
ナオミ：伊瀬茉莉也
アリサ：平野綾
アンチョビ：吉岡麻耶
カルパッチョ：早見沙織
ペパロニ：大地葉
カチューシャ：金元寿子
ノンナ：上坂すみれ
クラーラ：：ジェーニャ
ニーナ：小笠原早紀
アリーナ：佐藤奏美
西住まほ：田中理恵
逸見エリカ：生天目仁美
西絹代：瀬戸麻沙美
ミカ：能登麻美子
島田愛里寿：竹達彩奈
マリー：原由実

(C)GuP MottoLoveLove Projekt

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