“最上のバトラー”養成学園は謎のミッション満載!? オリジナルドラマCD『KI-FOMM』より、キャストコメント到着！

　新レーベル「HANON（ハノン）」発のオリジナルドラマCD『KI-FOMM』が、5月28日にリリースされることが決定した。

　ドラマCDのタイトル「KI-FOMM」とは、「Kneel in front of my master」の略。主のためなら諜報活動や暗殺もやってのけるという、バトラーの上級職「フォロワー」を養成する学園を舞台に、戦災孤児で、運良く財閥家の後継者・宇賀神泰永（うがじん・たいえい）に命を救われた過去を持つ16歳の少女・宇賀神涼（うがじん・りょう）が、泰永のためにフォロワー養成プログラム「KI-FOMM」クラスへ飛び込んでいくという物語だ。

　そして本作のメインキャストをつとめる、宇賀神涼役の國分優香里さん、宇賀神泰永役の山口智大さん、虎子雲正汰（こしくも・せいた）役の羽多野渉さん、伊庭啓一郎役（いば・けいいちろう）役の寺島拓篤さん、千國寛治役（ちくに・かんじ）役の平川大輔さん、閨谷鷹蔵（ねやたに・ようぞう）役の井上和彦さんからコメントも到着。収録を終えての感想や、ドラマCDの聴きどころについて語っていただいた。

●シリアスな背景を持つ主人公、なのにドラマはギャグ満載！

――収録の感想をお願いします。

國分優香里さん(宇賀神涼役)：最初あらすじを聞いたときは、重くて暗い、心に闇を抱えた作品なのかなと思いましたが、いざ台本を読んだらすごく面白くてギャグ満載だったので、「あれ？」って驚きました（笑）。収録は学園生活のようなノリで、キャストの皆さんとも絡めてすごく面白かったです。これから2巻へ続くにつれて、もっとキャラクターの内面が見えてくると思うので、そのあたりもすごく楽しみにしています。

山口智大さん(宇賀神泰永役)：今回はキャラクター紹介のようなかたちで、学園生活が中心になっています。泰永様はあまり出てこないので2巻以降に期待したいです（笑）。皆さんが楽しく収録していたので、僕も混ざりたかったです。そのうち泰永様も涼ちゃんだけでなく、他の人たちとも絡めたら面白いかなと思います。

羽多野渉さん(虎子雲正汰役)：メインキャストが揃って収録できたので嬉しいです。こういった作品はテンションが第一だと思いますし、色々な性格のキャラクターが出てきますので。正汰も一見するとクールで無口で人を見下すような、ちょっと嫌らしいヤツなのかと思いきや、主人公の涼ちゃんと会話するときは闘争心をむき出しにしたり、ツッコミが大きくなったりして。コミカルな部分も満載で演じさせていただきましたので、そのテンション感も楽しんでください。

寺島拓篤さん(伊庭啓一郎役)：ドラマに様々な要素が入っていて、子供たちの成長物語であり、青春物語であり、恋愛要素もあったりして、今後はアクション要素も入ってくるんだろうなという感じもある。1巻では描ききれないくらいボリュームのある作品だと思いました。僕の演じる伊庭は、生徒のなかでは1人だけ年上なんですけど、あまり先輩らしくなく、ふわふわっとしている人物。でも色々な物事を俯瞰で見ていたりするので、やっぱり皆より大人なんだなぁと思いました。今後の活躍に期待したいと思います。

平川大輔さん(千國寛治役)：今回のCDは3つのトラックで多方面からアプローチをしていて、登場人物にはこんな一面もあります、みたいなかたちでキャラクター紹介をしています。彼らのストーリーがどのように膨らんでいくのか期待していただけるような1巻にできたらと思って頑張りました。すごくチームワークも良くて、収録がとても心地よかったです。

井上和彦さん(閨谷鷹蔵役)：閨谷は普段はひょうひょうとしているけれど、実は閨谷家の重いものを背負っているという設定になっています。でも今回はそんな姿は微塵も見られませんでした（笑）。ドラマのなかでは“ニタヤネさん”として女装もしまして、本当にこんなに自由にやってしまっていいの？というくらい楽しく演じさせていただきました。たぶん一番僕が好き勝手やっていたんじゃないかなと思います。

●女装もあり!? 学園での謎のミッションにも注目！

――今回のドラマCDの聴きどころは？

國分さん：この1巻で各キャラクターの個性が出ていますので、そこを聴いていただきたいです。あとはやっぱり、かっこ良くて素敵な男性陣が女装するというエピソードはぜひ聴いていただければと思います。絶対に楽しいです。

山口さん：コメディ要素がたくさんあって、全体的にすごく楽しい作品になっています。今後涼ちゃんがどの男性を選んでいくのか、それぞれのキャラクターが何かを背負っているので、それがどんな風に明らかになっていくのかとか、先が気になるような感じですね。

羽多野さん：個人的には“ニタヤネさん”ですね。毎回マイク前に入る直前にニタヤネ先生が間に入ってくるんですけど、先生のセリフに笑いそうになってしまいました。これは必聴ですね。自由に羽ばたいておられました（笑）。

寺島さん：全体に散りばめられている各キャラクターの持ち味を楽しんでもらえれば。エピソードも3つ入っていますし、正汰もクールかなと思ったら大声を出すシーンもあったりして、様々な状況でどんな風にキャラクターたちが遊んでいるのかを聴いていただきたいです。

平川さん：今回は主人公の涼ちゃんと僕の演じている千國が、そして2人の先輩や閨谷先生と初めて出会うところが描かれます。学園内で誰が誰のマウントポジションを取っているのか、誰が誰の手のひらの上で遊ばされているのかとか、キャラクターたちの人間関係みたいなものを感じていただきたいです。涼ちゃんと泰永様の関係性もまだ多くは語られていないので、そういった興味をそそる部分も聴きどころだと思います。

井上さん：「これって真面目なアニメの番外編CDなの？」みたいなノリがあって、実は背景には真面目な部分があるんだろうなと思わせてくれるところが聴きどころかな。スタートから既にキャラクターが全部できあがっていて、そのうえで自由に遊んでいる感じが伝わってきます。ここからどれだけ自由になっていくのか楽しみです。

――最後にメッセージをお願いします。

國分さん：涼ちゃんと男性陣1人ひとりの関係性を楽しんでください。これから彼女が男性たちにどんな対応をしていくのか楽しみに思っていますし、聴いてくださる方は主人公に気持ちを重ねることが多いと思うので、皆さんに共感してもらえるような涼ちゃんを演じていきたいです。ぜひこの先も聴いていただければと思います。

山口さん：楽しい作品になっているので、何回でも聴いていただきたいと思います。まだキャラクターの素性が裸にはなっていないので、皆さんの応援で裸にしていただきたいなと（笑）。応援していただけると嬉しいです。

羽多野さん：今後このキャラクターたちがどうなっていくのか、個人的にも興味深いです。世の中では“肉食女子”が流行っているそうですが、この作品でも涼ちゃんがどのような肉食ぶりを発揮するのか、僕は非常に楽しみにしております。大歓迎です！肉食女子（笑）。

寺島さん：まだまだキャラクターたちに隠された謎や、物語の広がりがいっぱいあると思います。今後の展開で無限の楽しみが広がっていますので、まだ始まったばかりの『KI-FOMM』ですが、これからもよろしくお願いします。

平川さん：『KI-FOMM』オールスターズが絶妙なバランスでかみ合っている1巻だと思います。聴きはじめると一気に駆け抜けて終わってしまいそうな感じがするんですよね。そのあと2度3度と聴いていただくと役者が演じている細かいところも感じ取れると思いますので、聴けば聴くほど味の出るCDです（笑）。何度でも聴いてください。そして次の巻を楽しみにしていただければと思います。

井上さん：再来年のアニメ化を目指して（笑）。そのくらいの勢いで全員の力を合わせて頑張っていきたいと思います。1本ずつ大事に、毎回皆さんに楽しんでいただけるものを作れるように頑張りますので、よろしくお願いします。

＜TEXT：川口みどり＞

オリジナルドラマCD『KI-FOMM』第1巻
2010年5月28日発売予定
価格：2,940円（税込）
収録時間：70分（予定）
ジャンル：ゆるキュン乙女系ドラマCD
発売元：Fortune Factory

【初回盤巻末特典】出演者全員のキャストトーク（約7分）
【予約特典】主要出演者6人による「髪型と恋愛指南的なゆるキュンガハハフリートークCD」約30分
※予約特典はなくなり次第終了とさせていただきます

＜スタッフ＞
イラスト：ねぎしきょうこ
チビキャライラスト：真崎はるか
原作：渡辺圭子（EDEN'S NOTES）
シナリオ：EDEN'S NOTES
レーベル：HANON（ハノン）

＜キャスト＞
宇賀神涼：國分優香里
宇賀神泰永：山口智大
虎子雲正汰：羽多野渉
伊庭啓一郎：寺島拓篤
千國寛治：平川大輔
閨谷鷹蔵：井上和彦

＜ストーリー＞
ここは、大洋のまっただ中に浮かぶ人工島。
優れたバトラーを養成する学園のためだけに作られた島である。現在「バトラー」とは男性にも女性にも同等に使われ、その仕事の範囲も過去のそれとは大きく異なっている。

過去と大きく違う点、それは「フォロワー」の存在である。「フォロワー」とは主のためなら、諜報活動から暗殺までやってのける特殊技能を備えた者を言う。いくつかの紛争を越えた今、各国の要職につく人間は競って「フォロワー」を側に置いているのである。

　主人公・涼は、幼いとき内戦で親兄弟を失い、運良く宇賀神泰永に拾われた過去を持つ。そして、内戦で負った心の傷が癒えたころから、バトラーとして泰永に仕えるようになっていった。ふとしたことから「フォロワー」の存在を知った主人公は、秘密裏に「フォロワー」を養成しているという学園への入学を主に願い出る。

　学園で優秀な成績を修めた者だけに告知される「フォロワー」への道。心待ちにしていた「フォロワー」養成プログラム「KI-FOMM」への道が示され、涼は、主・泰永のためにそこに飛び込む。

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