日本もついに長編3D時代に！――映画『豆富小僧』女子高生限定試写会にSCANDAL登場！「続きが気になる映画です」

　4月29日から全国公開されるアニメ映画『豆富小僧』の女子高生限定試写会が、4月16日都内で行われた。『豆富小僧』は作家・京極夏彦先生の小説『豆富小僧又六道中ふりだし』を原作とした長編アニメ映画。妖怪であるにも関わらず人間を怖がらせることのできない豆富小僧が現代の日本で大冒険を繰り広げるストーリーとなっており、4月29日から全国の映画館で2D／3D同時公開される。日本初の長編3Dアニメ映画で、さらには深田恭子さんや武田鉄矢さんをはじめとした豪華な声優陣がキャスティングされていることもあり、大きな注目を集めている。

　今回の試写会は『豆富小僧』の主題歌「ハルカ」を歌うガールズバンド・SCANDALが登壇することにちなんで、観客は女子高生のみを集めた一風変わった試写会となった。試写終了後、会場にSCANDALのメンバーのTOMOMI、HARUNA、RINA、MAMIが登場し、映画の感想や主題歌「ハルカ」について思いを語ってくれた。

●『豆富小僧』を観てSCANDALのメンバー全員号泣

　映画『豆富小僧』について、TOMOMIは「いい意味でエンディングがないお話。この後豆富ちゃんはどう成長していくんだろう、と続きが気になる映画でした」と感想を語り、HARUNAは「すごく温かい映画だったので家族で見たい映画だと思いました」とのこと。またRINAは「観終わったあとみんなと感想などを色々と話したくなる映画。そういう意味でずっと（私たちの心の中で）続いていく映画なんだと思います」、MAMIは「勇気をもらえたし、自分でもなにかできることがあるんじゃないかと思えるようになりました。豆富ちゃんをはじめとしたキャラクターもすごくかわいいです」とそれぞれ映画の感想を話してくれた。作品を観終わったあとも4人揃って映画館の椅子に残りしばらく涙していたというエピソードも語られ、メンバーそれぞれが『豆富小僧』を観て大きな何かを感じたことがうかがえた。

●「ハルカ」を聴いて明日からもがんばろうと思ってほしい（HARUKAさん）

　今回、映画のために書き下ろされた主題歌「ハルカ」は、新しいスタートを切るための強い心や負けない心をイメージして作ったというHARUNA。「この曲を聴いて明日からもがんばろうと思ってほしい」と語った。さらに、会場に集まった女子高生からSCANDALのメンバーへの質問タイムも設けられ、女子高生ならではの質問にメンバー一同笑顔でうなずきながら受け答え。今新しく始めたいことを聞かれたメンバーは、ヨガ（TOMOMI）や自炊（HARUNA）と回答。また今年の8月で20歳の誕生日を迎えるRINAは「大人を感じるようなイベントに参加したい」と答え、自分のことを“ボク”と呼ぶMAMIは「そろそろ“ボク”を卒業したいです(笑)」と苦笑いをみせた。

　最後にSCANDALのメンバーと女子高生全員で写真撮影も行われた。それぞれが震災についての思いや映画への思いを書きつづった桜の花弁型のカードをかかげての撮影となり、集まった女子高生もSCANDALのメンバーもめいっぱいの笑顔をみせてくれた。

　『豆富小僧』は2011年4月29日より全国の映画館にて3D、2D同時公開。詳細は公式ホームページをチェックしよう！＜取材・文：福島 槙子＞

>>『豆富小僧』公式サイト