
【第3弾】アフィリア・サーガ特集 2ndアルバム『Archism』インタビュー 楽曲から蘇る思い出
グループ名から「イースト」が取れて、意識も全国へ、世界へ……と向かっているというアフィリア・サーガ。2ndアルバム『Archism』を引っ提げ、東名阪ツアーもスタートする。特集の最後はメンバーたちに、楽曲にまつわる思い出話を聞いた。
■ メンバーとの絆を感じて泣いちゃって歌えなくて
――アルバムに収録されたシングル曲やライブでお馴染みの曲では、何かを思い出すようなものもあります?
ローラ:私はアルバム初参加で、「未来が私を待っている」以降からサーガに加わったから、自分の歴史みたいなところもあります。だから、全部が思い出。「未来~」だったらロゼさん、ミィナさんと一緒に活動した曲、「禁断無敵のだーりん」はカレンがいてキャンペーンを頑張っていて、「SURVIVE!!」も卒業したクルミやメイリとの楽しかった思い出が蘇って。「エシカル」は3rdワンマンで盛大に演出して歌った記憶があります。「遙かなる時空の旅人」はカバーなんですよね?
コヒメ:『アイテムゲッター』というアフィリアをテーマにしたゲームの主題歌で、ヒロインを演じた日高里菜さんがオリジナルを歌ってらっしゃいました。アフィリアの大人数の女の子の声で歌い上げて、また違う魅力が出た曲に仕上がったのではと。
――この曲には“私の目の高さが低すぎるせいで 誰かの優しさに素直になれない”という詞もありますが。
コヒメ:それ、私なんですかね(笑)? コヒメはちっちゃいけど心は大人なので、大丈夫です。
アヤミ:「倍速恋愛時計」は2ndワンマンで、ローラとエミュウが入って初披露した曲です。本当に緊張しました。これもラッキィ池田さんが時計をイメージする振りを付けてくださって。先輩たちもよく言ってますけど、何かが伝わってくる歌詞なんです。“好きすぎてアブナイ”とか“会いたくてヤバイ”とか。あの2ndワンマンはアフィリアが進化したライブだったと思うので、この曲は思い出深いです。
アリア:新曲ですけど「Everlasting Friends」がすごく好きです。サーガメンバーとのいろいろな思い出が蘇って、絆を感じて、ウルッとしながら歌いました。みんな仲良いけど、ちょっとした行き違いからケンカしたこともあって、「昔は若かったな」と(笑)。そんなときもルイズがまとめてくれたり、ローラが場を明るくしてくれたり、アヤミが癒してくれたり、コヒメがお姉さんぶって頭を撫でてくれたり(笑)。メンバー1人1人、「この子にはこんなときに助けられたな」って。辛いこともあったけど、みんなで乗り越えてきた。そんな思いを感じる曲で、しみじみします。
ローラ:私もこの曲のレコーディング前、声出しのためにカラオケボックスに行ったら、泣いちゃって歌えませんでした。サーガで活動して1年ちょっと。メンバーにすごく良くしてもらって、助けられて。それがダイレクトに歌詞に出ているので、「みんなに感謝だな……」と思いながら、歌えなくて練習になりませんでした(笑)。今いるメンバーもだし、卒業したメンバーもそれぞれの道で頑張ってるんだと思うと、私たちもアフィリア・サーガで頑張らなきゃと。
ルイズ・スフォルツア
12月19日生まれ、O型、159cm。池袋店所属。
アリア・M・ミルヴァーナ
3月6日生まれ、AB型、159㎝。池袋店所属。
コヒメ・リト・プッチ
11月24日生まれ、O型、140㎝。池袋店所属。
アヤミ・チェルシー・スノウ
10月15日生まれ、O型、160㎝。六本木店所属。
ローラ・シュクレーヌ
12月12日生まれ、A型、158㎝。上野店所属。
――アフィリア・サーガは、前に出るタイプのローラさんとエミュウさんが入って変わった――という話もありますよね。
ローラ:きっと変わったと思いますけど、良いふうになった(笑)? 私はトラブルメーカーだから、引っかき回してないか不安(笑)。
アリア:ローラが入ってきたとき、アリアが教育係と言われたんですけど、たいしたことは何もできなくて。逆に今、ローラは本当に頼りになる存在です。練習のときも率先して準備してくれたり、委員長のルイズが「準備体操をするよ」と声を掛けると、ローラが続いて、みんなのやる気を出してくれたり。
――ローラさんは全国レベルのハンドボール部で、キャプテンをやっていた経験もあるんですよね。
ローラ:体育会系です。
アリア:ムードメーカーで、声も大きくて明るい。アリアやコヒメは朝来ても、シーンとしているけど(笑)。
コヒメ:マイペースなので。
アリア:沈んでるわけじゃないけど、朝はモサモサお菓子を食べてたり(笑)、おとなしい感じなんです。
アヤミ:レッスン場に行く途中に道でアリアと会っても、無言だったり(笑)。
アリア:一緒にレッスン場に向かってるけど、会話がない(笑)。
コヒメ:しゃべりたかったらしゃべるし、しゃべりたくなければしゃべらない、みたいな。
アリア:そういうマイペースなんですけど、本番前とかもローラが気持ちを上げてくれるから「よし、やるぞ!」ってなります。
ローラ:やり過ぎて、空回りもよくします(笑)。でも、みんなやさしいから、こうやってフォローしてくれて(笑)。
ルイズ:私は思い出の曲というと「SURVIVE!!」かな。9枚目のシングルとして発売するとき、生き残りを賭けて「オリコン1位を獲る!」と宣言して。そのときの客席のざわつきも、初披露したステージも鮮明に覚えてます。9日間連続キャンペーンもやって、MCのたびに1位宣言して、いろいろプレッシャーがありました。でも、キャンペーンが終わったときは、ひとつレベルが上がった感じがして。サーガがひと周り大きくなった、きっかけのシングル。一番思い入れがありますね。
――「SURVIVE!!」のときは、ローラさんから「1位を獲りたいというのは、結局ファンの皆さんにお金をつかわせることだから、モヤモヤしてます」と聞きました。アイドルが正面からそんな話をするのを聞いたのが初めてで、衝撃的でした。
ルイズ:確かに、思っていても、なかなか言えないから。
ローラ:私たちは他のアイドルさんたちより、ファンとの距離が近いんです。ファンというだけでなく、1人の人間として接してきてるから、若い方がお金をやり繰りしてくれてるのもわかるんです。それで「大丈夫?」と思っちゃうんですよね。店舗で先輩と話すときも「買ってね」という言い方でなく、「楽しませるし、楽しいから、イベントに来て!」という雰囲気で言ってます。
ルイズ・スフォルツア
アリア・M・ミルヴァーナ
コヒメ・リト・プッチ
■ 2.5次元からリアルな世界へつながってます
――豪華盤のボーナストラックにはアニソンカバーが収録されてますが、「プラチナ」にはもともと、思い入れはありました?
ルイズ:アニメの『カードキャプターさくら』が大好きだったし、名曲過ぎるので、「カバーしていいの?」と思いました。原曲の坂本真綾さんのファンの方やアニソン大好きな方には、アイドルがカバーすることに賛否両論あるだろうし。
ローラ:アニメファンの方は厳しいからね。
ルイズ:そう。でも、違ったアレンジにしてくださって、アフィリア・サーガらしい「プラチナ」になって。楽しく歌って踊ってました。
ローラ:またメンバーの話になっちゃいますけど、カレンと一緒にキャンペーンをしたのが、「プラチナ」のときまででした。カレンは当時ダンスができなくて、ライブではステージ横にいたんですよ。だいたい下手のほうにいて、私の立ち位置も下手だったから、カレンが見てくれてるのが見えて。先輩にレスを返す以上に、私はカレンに返してました(笑)。
アヤミ・チェルシー・スノウ
ローラ・シュクレーヌ
――前回も出てもらったコヒメさん、アリアさん、アヤミさんは「今まで観た中で一番好きなアニメ」を語ってくれて盛り上がりました。ルイズさんとローラさんにとって、そういうアニメというと?
ルイズ:いろいろ観てきたんですけど、この前原画展があって、やっぱり私のバイブルは『少女革命ウテナ』だと思いました。カッコ良くて憧れ。私はウテナになりたかったんです。ずっとショートだった髪を伸ばそうと思ったのも、『ウテナ』がきっかけ。私は体育が大嫌いでサボってたんですけど(笑)、『ウテナ』を観て「運動神経を良くしなきゃ」って、ムリして参加するようになったり。人生レベルで影響を受けてます。内気だった性格もサバサバしてきたし、女の子も好きだし(笑)。
――男性キャラクターでも、生徒会長の桐生冬芽が好きだったそうで。
ルイズ:キザだけど、実はいいヤツなんです。私はロマンティストなので。あまりそう思われてませんけど(笑)、突然のサプライズをくれるとうれしくて。そういうサプライズをくれる相手といったら、桐生冬芽。……何か恥ずかしくなってきた(笑)。でも、本当に名作ですね。音楽も良かったし、世界観もよく作られていて。
ローラ:一番というと難しいけど、どっぷりオタクにさせてくれたのは、1年を通して放送された『ガンダムSEED』や『鋼の錬金術師』。『鋼~』は最初の水島(精二)監督のバージョンが、私の青春でした。途中から原作とまったく別物になって。アニメオリジナルだと安易になることも多いんですけど、水島さんのはストーリーも凝っていて、かつ「あの時間帯にこの映像を流す?」というくらいの新しいことを始めて。私の中では大きいですね。あと、私たちと魔法つながりで『魔法少女隊アルス』というSTUDIO 4℃さんのアニメもあって。1話が短くてストーリーはポンポン行っちゃうんですけど、グラフィックがいいんですよ。
アリア:マニアック(笑)。
ローラ:すごくきれい。作画は人によってバラバラですけど、それぞれの良さがありました。キャラクターも個性的。シーラちゃんというオカッパの魔法少女がいるんですが、すごくかわいいので、ぜひ観て欲しいです(笑)。
――では最後に、アルバム『Archism』を制作する中で、今後のアフィリア・サーガについて考えたことなどを。
ルイズ:ここからグループ名が変わったので、改めて1人でも多くの方に私たちのことを知っていただけるように、広めていきたいです。作品に自信はあります!
アヤミ:豪華盤、DVD付盤、通常盤と3種類も出すんですけど、この豪華盤が本当に豪華なんです。DVDが2枚付いて、3rdワンマンライブも入っていて。「アフィリアってどんなライブをするんだろう?」と思ったら一刻も早く観てもらって(笑)、東名阪のツアーに来ていただきたいです。
コヒメ:「恋のWizard百年戦争」のMVも入っていて、魔法学院での魔法薬実験の授業も出てます(笑)。ゲームのタイアップ曲も増えて、女の子が出てくる恋愛ゲームだったら、その子の恋愛を盛り込みつつアフィリアらしい曲になってたり。魔法使いがコンセプトの私たちだから、2.5次元的な世界から先輩たちのいらっしゃるリアルな世界へと、人と人の心がつながる懸け橋になってればいいなと思います。
PHOTO:梅木麗子 TEXT:斉藤貴志
《CD ATA》
『Archism』
発売日:4月24日発売
メーカー:5pb.
《ライブ ATA》
アフィリア・サーガ 5thワンマン東名阪ライブツアー
5月6日(月)17:00~日本青年館大ホール
5月12日(土)17:00~CLUB OZON
5月19日(土)17:00~梅田CLUB QUATTRO
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>>アフィリア・サーガ オフィシャルサイト
【豪華盤】
YZPB-10002 CD+DVD(2枚) 6000円(税込)
【DVD付盤】
YZPB-10003 CD+DVD 3600円(税込)
【通常盤】
YZPB-10004 3000円(税込)



























































































