トークでは“重大発表”も飛び出した!?　花澤香菜さん初の映像作品『Film Documentaire de claire』リリース記念ディレクターズエディション特別上映会 詳細レポート

　2012年4月に、ソロデビューを果たした花澤香菜さん。彼女のソロデビュー後初となる映像作品『Film Documentaire de claire（フィルム・ドキュマンテール・ド・クレール）』が、7月31日(水)にBlu-rayで遂にリリースされるのだが、これを記念して、7月17日(水)に本作の特別上映会を開催！

　新宿バルト9にて、BD未収録映像を含むディレクターズエディション版の上映と、花澤さんらによるトークショーが行われた。

●ライブツアーの裏話続々！　花澤さんは追い詰められると“変なおじさん”に

　約90分間にもおよぶ上映では、2013年2月に行われたソロライブツアー「花澤香菜 live 2013“claire”」の東京公演の模様や、バックステージでの様子が観られ、会場に詰めかけたファンを魅了！　熱気をそのままに、イベントはトークショーへとうつっていく。

　トークショーは、花澤香菜さんに加え、彼女の楽曲のサウンドプロデュースを務める北川勝利さん(ROUND TABLE)、司会進行の山内真治さん(ANIPLEX／花澤香菜プロデューサー)の3名が登壇。“歌手・花澤香菜”を裏側から支え続けている面々が揃ったこともあり、息の合ったトークが繰り広げられた。

　まずは、上映された映像を観ての感想から。「わあすごーい！　この映画館には私のことを知っている人しかいない！」と、興奮気味で登場した花澤さんは、映画館の巨大スクリーンに映る自分の姿に「『あー、楽しそうに歌ってるわあ』って思いましたね」と、公演当日の自分に想いを馳せていた。また北川さんも「普通によく来る映画館で観られるというのは感動ですよね。たぶん、この会場の中で一番ノリノリで観てたと思う」とコメント。両者とも満足の内容だったようだ。

　そして話題は、ライブツアー初日(大阪公演)のエピソードへ。終演後、緊張から解き放たれた花澤さんは、「やりきった感もあったけど、『もっとこうすればよかったなあ……』とも思った」と当時を振り返り、ライブに対する熱心な姿勢が垣間見られた。それもあってか、打ち上げでは次回の東京公演の改善点など、ポジティブな話題で盛り上がったそう。

　続くライブ衣装の話題では、“四季”をコンセプトに季節ごとに計4着の衣装を披露したことが前置きされ、“冬”をテーマにした白いドレスを着てステージに現れた時の話に。なんでも、そのとき花澤さんは“変なおじさん”を踊ってたそうで……。「私(追い詰められると)なぜか変なおじさん出てきちゃうんですよ」「(せっかくの衣装なのに)台無しですね本当に……」などと照れつつコメント。

　司会の山内さんが「そういう花澤さんを会場のみなさんは好きでいらっしゃるんで」とすかさずフォローするも「いやわかんないでしょー!?　そんなところはもう、目をつむってるかもしれない」と返答。しかし、観客からは当然のごとく「好きだよ！」とアツい声援が続々！　とくに女性ファンからの声には「わー！　もう埋もれたい!!」と過剰反応を示し、「女子会もやってみたいですね」とも語っていた。

　さらに、ファンが持つ変色タイプのペンライトについて「全何色なんですか？」「どこで色変えてるんですか？　あ！　ボタンがあるんだ！」と興味津々。観客との交流を充分に深めつつ、ライブツアーの話題は総括へ。ライブでバンドマスターとしても関わっていた北川さんは、「最初の『どう歌おっか？』っていう段階から見ていたけど、びっくりするくらいどんどん伸びていった。アイツすげーなー！みたいな感じ」と、花澤さんの成長の早さを絶賛。加えて「コミュニケーションがとれてくるにつれ、香菜ちゃんのアイコンタクトにバンドメンバーがズバッと反応できるようになり、本番でも見事に決まって。気持ちよかったですね」と振り返った。

　そんな北川さんの言葉を受け、花澤さんはすっかり照れてしまったのだろうか？　「念願だったバンドを背負ってのステージはどうでしたか？」との質問に「いやあ、これはやみつき……」と発言し、ライブツアーの話を締めくくった。

●BDの本編収録時間は想像以上の長尺!?　そして話は“今後の展開”へ……

　ここからは、これまでに発売された4枚のシングルのリリースイベントにまつわる話へ。とくに3rdシングルの『happy endings』は、『絶園のテンペスト』EDテーマだったこともあり、新宿ステーションスクエアにて行われた同アニメのイベントでライブを披露したそうで、開催前は会場を目にするたびに「ああぁ……胃が痛い……」と緊張していたと告白。また、「(イベントに出演していたアニメのキャスト陣が)なんかね、ニヤニヤしてるんですよ！　『やるんでしょお？』みたいな感じで」と、裏話も存分に披露されたのが印象的だった。

　次いで今回発売されるBDについての話題では、北川さんをはじめ、中塚 武さん、下田正美さんら参加クリエイター陣のインタビュー映像が収録されることを受け、「(映像を観て)ものすごく恥ずかしかったです。パソコンの画面をバンバン叩きながら観ました。『そんなこと言っちゃってえっ！』って言いながら」と花澤さん。さらに、花澤さん本人へのインタビュー映像も存分に含まれているようで、観客は発売を一層待ち遠しく感じていた様子だった。

　また、BDのタイトルにある“Documentaire”の通り、「実は、ソロプロジェクト発足から1年間、花澤さんをカメラが追い続けていた」事が明かされ、その様子もたっぷり収録されているとのこと。充実の収録時間に客席もざわめく……！　ここまでの長尺で花澤さんの魅力が詰め込まれているかと思うと、無理もないだろう。

　2012年4月のソロプロジェクト始動後、シングル4枚アルバム1枚をリリース。さらにバックバンドを従えてのライブツアーも大成功をおさめ、激動の1年を駆け抜けた花澤さん。「緊張だったり、不安だったりもあったんですけど、ライブ前なんてとくに。でも、音楽活動をしていくなかでいろんな人に出会えて、ファンの方たちとこんなふうに触れ合えて。こういうことをできるのは、ソロだからこそだなあ思うので、世界が広がった気がします」と、花澤香菜ソロプロジェクト1年目の充実ぶりが改めて本人から告げられると……「じゃあ、やりますか？」と意味ありげに切り出す山内さん＆北川さん。そう、なんとこの場でソロプロジェクトセカンドシーズンの始動が発表されたのだ！　観客からは沸き立つように拍手と歓声が贈られ、「（セカンドシーズンは）なにしようかね？」という花澤さんの質問には、「武道館！」など期待に胸膨らませる声がたくさん挙がっていた。

　ちなみに、北川さんは今後のなりゆきに関わらずコンスタントに楽曲を制作していたそう。「来るべき時がきたら、しかるべき手段で発表させていただきたいと思っていますので」という山内さんの言葉も聞かれたことから、そう遠くない未来に吉報が舞い込んできそうだ。

　……と、最後に重大発表まで成された本イベント。最後に、北川さんと花澤さんのコメントが寄せられたので、これで本稿を締めたいと思う(一部抜粋)。

■北川さん
ファーストシーズンの集大成のライブは、すごく良いライブになったし、作品も良いものができたなと思って、満足した気持ちはいっぱいだったんですけども、それはそれとして、次はさらにもっと素敵なものを作ってみなさんにお届けしたいなと思っています。待っててください！

■花澤さん
こんなボーッとしてる私が、ああやって楽しく歌えるわけです。それは本当に、みなさんのおかげなんですよ。なので、これからセカンドシーズンやりますと言っていますけれども、パワーアップしなきゃなーと思っています。なので……意識をしていきます。よろしくお願いします。

＜リリース情報＞
◆『Film Documentaire de claire（フィルム ドキュマンテール ド クレール）』
発売日：2013年7月31日(水)
価格：8,190円(税込)
レーベル：アニプレックス

【収録内容】
・花澤香菜 live 2013 “claire”
・ライブドキュメンタリー
・クリエイター＆スタッフインタビュー
・1st～4thシングル BD画質 Music clip
・1st～4thシングル & 1stアルバム TV SPOT

【初回限定仕様特典内容】
☆特製三方背スリーブケース
☆豪華48Pフォトブックレット
☆デジパック仕様

【Live 収録曲】
SE.Ring a Bell
01.青い鳥
02.星空☆ディスティネーション
03.シグナルは恋ゴコロ
04.初恋ノオト
05.裸足のvacation!!
06.CALL ME EVERYDAY
07.too late for chocolate ?
(バンド演奏)
08.happy endings
09.Just The Way You Are
10.ライブラリーで恋をして!
11.スタッカート
12.眠るサカナ
13.melody
14.新しい世界の歌
15.Silent Snow
EN1：Saturday Night Musical♪
EN2：おやすみ、また明日
EN3：あるいていこう


>>花澤香菜 オフィシャルサイト