キャストの日高里菜さん、大久保瑠美さん、真堂圭さんに加え、監督の梅津泰臣さんも登場した『ガリレイドンナ』第1話試写イベント詳細レポート

　2013年9月27日(金)、東京・お台場のフジテレビ本社マルチシアターにおいて、10月より放送が開始される新作テレビアニメ『ガリレイドンナ』の第1話試写会、およびキャストと監督によるトークステージが実施された。

　『ガリレイドンナ』は、梅津泰臣さんが監督を務めるA-1 Pictures製作のオリジナルアニメ作品。梅津さんが監督として制作する作品としては、2004年に放送された『MEZZO -メゾ-』から数えて9年ぶりのオリジナルアニメとなる。

　第1話が上映された後に行われたトークステージには、本作のメインキャストとなる「星月・フェラーリ」役の日高里菜さん、「神月・フェラーリ」役の大久保瑠美さん、「葉月・フェラーリ」役の真堂圭さんの3名に加え、本作の監督を務める梅津泰臣さんが登壇。本作の魅力を語ってくれた。

●先行上映の前には大久保瑠美さんへの誕生日サプライズも！

　イベントが開始されると、司会が簡単な注意事項の伝達を行った後に、さっそく『ガリレイドンナ』の第1話先行上映がスタート。アニメ本編の映像は“さすが”と言うほかなく、梅津さんの作る独特な世界観が、A-1 Picturesの作画力によって見事に映像化されていた。

　なかなか多くをお伝えすることは難しいが、第1話の時点で多数の伏線や、後の展開に繋がるキーワードが含まれていた。実際の放送を観る際には、色々と意識して視聴してみると良いだろう。

　ちなみにイベントの司会役を務めたのは、ノイタミナのイベントではすでにお馴染みとなった、ニッポン放送の吉田アナウンサーだ。イベント会場は“フジテレビ本社”だが、その程度はアニメへの愛の前には些細な問題らしい。

　というわけで、アニメの上映終了に続いては、吉田アナウンサーの呼び込みとともに、キャスト陣と梅津さんが登壇。日高さん、大久保さん、真堂さんの3名は、各々が演じるキャラクターのイメージカラーを意識した服装を身にまとい、ステージに彩りを添えていた。

　まずは各人が演じるキャラクターの紹介をしつつ、トークステージがスタートする……と思いきや、ここで梅津監督から大久保さんへ花束が手渡されるサプライズが。そう、イベントが行われた9月28日は、大久保さんの誕生日だったのだ。本当のサプライズだったらしく、大久保さんは一時言葉を失いつつも、歓声を上げる来場者や登壇者たちに「ありがとうございます！」と、元気よく挨拶をしていた。なんとも微笑ましい光景である。トークステージは、大久保さんへのお祝いに続いて開始された。

　第1話の上映後ということで、まずは登壇した各人が演じていたキャラクターについて話されることに。梅津さんによると、主要キャラクターである「星月」、「神月」、「葉月」の3人には、それぞれ「自分の要素」が含まれており、「神月」が持つ少林寺拳法の技術は自分の経験から、「葉月」の物怖じしない性格は自分の中の理想から、その性格が表現されているのだという。それぞれのキャラクターが、どのように描かれているかは、放送開始後のお楽しみだ。

▲星月・フェラーリCV:日高里菜 )

　そしてこの3姉妹、実はさほど仲が良くないのだが、この関係性についても監督自身の経験が活かされているらしい。梅津さんは、作品に様々な実体験を投影することで、作品にリアリティを与えているようだ。これに関して日高さんは「アフレコの初期は、もっと仲の良い感じで演技を作っていたんです。本番では“もっと仲が悪そうに”という演技指導をいただいて、意識してドライな演技を作っています」とも話しており、作品の空気感はしっかりと演技にも活かされていることが分かる。

　トークがひと息ついたところで、次には本作に関する告知がスタート。そちらでは、東京と大阪に開設されている「ノイタミナカフェ」での先行上映イベントの予定に加えて、『ガリレイドンナ』等身大立像プロジェクトが進行中であることも発表された。

　これで全行程が終了かと思われたが、ここで後日に行われるイベントにて上映を予定していた、同じく10月のノイタミナ作品『サムライフラメンコ』の第1話が上映されることに。まさかのサプライズをもって、今回のイベントの幕引きとなった。

　『ガリレイドンナ』と『サムライフラメンコ』の両作品は、10月のフジテレビ系列「ノイタミナ」枠にて放送が開始される。公式サイトでは、各種情報の告知なども行われているので、そちらも忘れずにチェックしておこう。

【放送情報】
10月10日よりフジテレビ“ノイタミナ”にて毎週木曜24時50分～放送！　ほか各局でも放送！

【スタッフ】
原作：梅津泰臣・teamGD
監督：梅津泰臣
キャラクターデザイン・総作画監督：足立慎吾
脚本：倉田英之、待田堂子、熊谷 純、岡 篤志
メカニックデザイン：niθ
美術設定：末武康光、石本剛啓、高橋麻穂
音楽：浜口史郎
音響監督：はたしょう二
制作：A-1 Pictures
製作：ガリレイドンナ製作委員会
オープニング・テーマ「シンクロマニカ」ねごと
エンディング・テーマ「イノセント」earthmind

【キャスト】
星月・フェラーリ：日高里菜
神月・フェラーリ：大久保瑠美
葉月・フェラーリ：真堂 圭
アンナ・ヘンドリックス：井上麻理奈
ロベルト・マテラッツィ：楠 大典
シシーニョ ：神谷浩史
夏至生・フェラーリ （三姉妹の父）：小山力也
シルヴィア・フェラーリ （三姉妹の母）：桑島法子

【ストーリー】
　時は西暦2061年。温暖化も今は昔、氷河期の初期環境が全世界を覆っていた。イタリアはトスカーナに住むガリレオ・ガリレイの末裔、星月・神月・葉月は、突然、謎の組織から襲撃を受け、挙句の果てに国際指名手配犯にされてしまう。

　そんな組織の目的は「ガリレオテゾロ」と呼ばれる何かだった。三人には全く心当たりがないものの、姉妹で力を合わせて、この危機を乗り越えなければ！

　…けれどもこの三人、性格がバラバラすぎて、心を一つに合わせるのは至難のワザだった。テゾロとは？組織とは？そして三姉妹の命運は…？　三者三様の少女たちが繰り広げる、バトルアクションアドベンチャー！


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