『映画ドキドキ！プリキュア』初日舞台挨拶レポート！　「初めて5人でこの場にいられることがとても幸せです」(生天目仁美さん)

　2013年10月26日(土)、東京・新宿バルト9において、『映画ドキドキ！プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス』の初日舞台挨拶が行われた。

　この日、キャストの生天目仁美さん(相田マナ/キュアハート役)、寿美菜子さん(菱川六花/キュアダイヤモンド役)、渕上舞さん(四葉ありす/キュアロゼッタ役)、宮本佳那子さん(剣崎真琴/キュアソード役)、釘宮理恵さん(円亜久里/キュアエース役)、そしてそれぞれのプリキュアたち(着ぐるみ)が登場。5人は、各々の名乗り台詞を拾うし、プリキュア達もびしっとポーズをキメてくれた。

●10年目の映画化に感動のキャスト陣！

　本作は、『プリキュア』10作目の作品としてスタート。今年3月に公開された『映画 プリキュアオールスターズ NewStage2 こころのともだち』では歴代プリキュアと共に出演していたが、単独の映画作品としては今回が初！　ついにここまで来たとあって、生天目さんは「今回の映画とても、多くの方に観ていただきたいというか、お子さんは勿論なんですが、大人の方にもすごく響く映画だったんじゃないかなと思います。あと、初めて5人でこの場にいられることがとても幸せです」とコメント。その言葉に他の4人も感慨深い様子で、それぞれその喜びを語ってくれていた。

　そして話題は、先日開催された「第26回東京国際映画祭」の特別招待作品として、ワールドプレミア上映を実施したことについて。10月17日には、キャスト5人とプリキュア(着ぐるみ)がグリーンカーペットを歩いたのだ。

　生天目さんは「緊張しすぎて周りの声が何も聞こえなくって、水の中にもぐってボコボコッてなったみたいな状態でした。たまに声をかけられて、ハーってなんか、あたし今ここあるいてた！　みたいな、気持ちでした(笑)」とコメント。そして釘宮さんも「最初は、歩くだけじゃんって思っていたんですが、沿道の皆さんとの距離が近くて、頭が真っ白になるくらい緊張しました(笑)」と話してくれた。

●何度でも観てほしい、受け継がれる愛の作品！

　お次は、今作を2回3回と観た時、ここを観てほしいというポイントについての話題に。宮本さんは「おばあちゃんとベベルの関係分かりましたでしょうか？　これ知ってから観ると違うと思うんですよね。2回目にはそこに注目してもらって、3回目に荷はマシューにも注目してもらって、4回目にはキュアソードにも注目してもらって(笑)、それぞれに注目してもらったらいいなと思います！」とコメント。

　また寿さんは「お気に入りのポイントが3人の歌が流れるところなんです。言葉に言い表せない場面です。この間、スタッフさんが言っていたんですが、実はもっと尺の長いバージョンも作っていたみたいです。でも、ここはポイントになるところだから、選びに選び抜いて、今のシーンになったそうなんです」と裏話を明かしてくれた。

　他にも、本作は「受け継がれる愛」がテーマになっており、それに関連したエピソードとして渕上さんから「マナはおばあちゃんとママが着たウエディングドレスを引き継いだんですが、私は、成人式のお着物は、母が成人式で着たものを、もう一度仕立て直して着たんです」と話してくれた。

●最後にキャスト陣からの熱いコメントを大紹介！

　そしてキャスト陣からは、最後に以下のようなコメントが、ファンのみんなへ贈られた。


【釘宮理恵さんコメント】
　私達5人の勢ぞろいしている5人の劇場版を、記念に何度も観ていただけると嬉しいです。ものすごい楽しんでいただけたら何よりです(笑)。これからもがんばりますのでよろしくお願いいたします。

【宮本佳那子さんコメント】
　10年目の『プリキュア』ということで、私たちもついにここまできてしまったわけですけども、“プリキュアの愛は永遠不滅”なので、これからも、劇場のほうに会いに来ていただいたり、テレビのほうでも応援していただけたら嬉しいです。

【渕上舞さんさんコメント】
　今回の劇場版は、とても心温まる作品となっているので、たくさんの愛を、私達の方からも渡せていたら嬉しいなと思います。そろそろテレビのほうでもクライマックスに入っていると思いますので、是非是非お見逃しないように！

　最初、ロゼッタは防御専門ということだったんですが、私も最初は戦いたかったんですよ。“戦いたい戦いたい”と言っていたら、劇場でもアニメでも戦っていましたね。そういうキャラクターの成長も嬉しかったりします。

【寿美菜子さんコメント】
　『ドキドキ！プリキュア』は愛をテーマに始まったわけですが、愛がテーマで、映画をどう作っていくのかなって想像していたんですが、この劇場版が出来上がって、ああっこれが『ドキドキ！プリキュア』の愛なんだなって、すごいく納得させられる作品になりました。私も自信をもって、皆様に愛を届けたいって思える作品になりました。是非是非、劇場でもっともっとたくさんの愛を受け取ってください！

【生天目仁美さんコメント】
　前の映画では、『ドキドキ！プリキュア』チームは、ホントに新人だったんですけども、約10ヶ月マナ達と過ごしてきて……、(※ここで感極まって涙ぐむ生天目さん)まだ泣かないよ、まだ涙は早いんだ！　10年目という節目の年で、たくさんのイベントにも参加させていただいて、ホントにホントに幸せです。

　この映画の中には、プリキュアの愛、マナの愛がたくさん詰まっていると思います。ぜひ、何度も観ていただきたいです。まだ本編は続きますので、これからも応援よろしくお願いします。



　そして撮影タイムでは、今作のテーマでもある「結婚」にちなみ、プリキュアがあしらわれた特製3段ウエディングケーキ登場。キャスト陣も大喜びであった。最後の最後は、「『映画ドキドキ！プリキュア』初日、おめでとうー！」と会場のみんなとも唱和して、キャスト陣がもつシャンパン型クラッカーが炸裂！　盛大な拍手が響く中、舞台挨拶は終了したのだった。

■『映画ドキドキ！プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス』
2013年10月26日(土)よりドキドキ！ロードショー中！
配給：東映

【スタッフ】
監督：伊藤尚往
脚本：山口亮太
キャラクターデザイン：高橋 晃、上野ケン
作画監督：上野ケン
美術設定：増田竜太郎
美術監督：倉橋 隆
色彩設計：小日置 知子
製作担当：額賀 康彦

【キャスト】
生天目仁美
寿 美菜子
渕上 舞
宮本佳那子
釘宮理恵

谷原章介(特別出演)


>>『映画ドキドキ！プリキュア マナ結婚!!未来につなぐ希望のドレス』公式サイト

[取材＆文・小俣猛]