倉田てつをさん、半田健人さん、天野浩成さん、中村優一さんなど過去のライダー俳優も登壇した『スーパーヒーロー大戦GP　仮面ライダー3号』完成披露イベント＆舞台挨拶レポート！

2015年3月2日新宿バルト9にて『スーパーヒーロー大戦GP　仮面ライダー3号』の完成披露イベント＆舞台挨拶が行われ、本作のキャストである竹内涼真さん、中村優一さん、稲葉友さん、半田健人さん、天野浩成さん、内田理央さん、髙田延彦さん、倉田てつをさん、及川光博さんなど、現在放送中の『仮面ライダードライブ』のキャストを始め、過去作のキャストまで登場した豪華なイベントとなった。

今回はこのイベントの模様をレポートしていきます！

　
■完成披露イベントでは及川さんがメットオフ姿で登場！

まずはキャストの中から竹内涼真さん、稲葉友さん、内田理央さん、中村優一さん、半田健人さん、天野浩成さん、髙田延彦さんの6人が登場。

主演の竹内さんは本作について「去年のスーパーヒーロー大戦よりもまたさらに面白い作品になっていると思います」と期待感を煽るコメントを残した。

続いてMCの呼び込みで現れたのは『仮面ライダーBLACK』、『仮面ライダーBLACK RX』で主人公の南光太郎を演じた倉田てつをさん！　登場時の挨拶では「倉田てつをが南光太郎をやれば日本の特撮ファンが元気になると言われてオファーを受けました」と往年のファンには嬉しいコメントを話していた。

『仮面ライダーBLACK』が放送されていた年にはまだ生まれていなかったという竹内さんは、お父さんが倉田さんの大ファンという事を撮影初日に倉田さんに伝えた事を明かしていた。今回の共演については「ビデオで見ていたライダーなので、共演させて頂いた事がとても嬉しくて、一緒にお芝居をさせていただいたシーンでは、自分の仮面ライダーはまだまだ薄いなという感じがして……」と話すと、倉田さんは「そんなこと無いよ。今はドライブの時代だから」と優しくフォローした。倉田さんの迫真の演技に「自分もしっかりとした仮面ライダーにならなきゃ」と話すと共に、南光太郎の出演シーンについて「熱いシーンが多かったのでとても楽しかったです」と見所についても竹内さんは熱く話していた。

『仮面ライダーディケイド』から6年ぶりの変身という事で、久しぶりの変身に倉田さんは「この変身はいつやっても熱く血がたぎるというか、昭和ライダーとして「仮面ライダーBLACK」と「仮面ライダーBLACK RX」という2つのライダーが僕の中にありますが、素晴らしい物を見せられたと思います」とコメント。倉田さんが演じられた二作は特に根強いファンが多い作品ということで、演じる事に対してのプレッシャーもあったと話していたが、「面白い作品に仕上がっています」と最後は力強く話していた。

本作でブラック将軍を演じた高田さんは、自身もシリーズのファンということで、二つ返事でオファーを快諾したという。そして演技の面では、自身の顔立ちについて「私はヒール系の顔と言うよりかは、ベビーフェイスなので迫力が出ているか心配」と話していた高田さんだったが、劇中では迫力ある悪役を演じられているということで、こちらも注目したい。

『仮面ライダー555』で乾巧を演じ、昨年のライダー映画にもゲスト出演した半田さんは、前回の映画では色々な不安の中で撮影に挑んだと明かしていたが、今回はじっくり役作りができて「より巧に近づけた」とリラックスして撮影できたと話していた。

そして本作で仮面ライダー3号を演じた及川光博さんが、なんと劇中にも登場するというメットオフ姿で登場。今回、メットオフ姿を初披露したということで、着心地を聞かれたところ「一言で言えば、熱いです」とコメントし会場からは笑いが起こっていた。その後、「マスクオフの状態っていうのは、昭和の男子諸君にとっては憧れだったので、今回の話を頂いた時にこの姿で演技させていただけるとは思っていなくて、背筋が伸びる思いです」と感激の様子だった。

最後には改めて今回の出演についての感想を聞かれ、及川さんは「なんと言うか、夢って叶うんだな……夢って叶うんだな……と二回言いたくなるほど嬉しいです！」と話し、感想披露イベントは幕を閉じた。

　
■仮面ライダーは、自分のキャリア年表に大きな字で書きたい！（及川さん）

続いて行われた舞台挨拶では、観客は全員映画を鑑賞した直後ということでキャストからも気になるコメントが多数飛び出した。中でも仮面ライダーマッハを演じた稲葉さんは「衝撃のラストだったと思うんですが、登場だけは元気に小走りで入ってこようと思っていました」と気になるコメントを話していた。そのマッハが関係する衝撃のラストの答えというのが、今回の入場特典として配布されるDVD『仮面ライダー4号』で語られているということで、気になる部分ではあるがここは是非自分の目で確かめて頂きたい。

最初の挨拶では「最初に言っておく。俺はかーなーり、強い」と仮面ライダーゼロノスの決め台詞を披露し、会場を沸かせた中村さんだったが、出演の嬉しさを語る際には涙ぐみながら「本当に大好きな仮面ライダーにまた出させて頂いて、こうやって暖かく見守って応援して下さって、すごく嬉しいです。復帰して一作目がこの作品だったんですけど、桜井侑斗と仮面ライダーゼロノスを演じることができて本当に幸せでした」コメントを話し、会場からは「頑張れ！」という声援と共に惜しみない拍手が送られていた。

『仮面ライダー剣』で橘朔也を演じた天野さんは今回の役どころについて「10年経っても橘朔也はああいう感じなんだなと思って安心しました」と気になるコメントを残すと、変身シーンについて「初めは凄く不安だったんですけど、モニターで確認した時に橘朔也っぽいなと思って。そこで安心してその後も演じられました」と語った。この話には半田さんもかなり共感していた様子だった。

髙田さんからは今回の舞台挨拶でステージに上った時に「全くこの風景が後楽園ホールと同じですね」とプロレスラーらしいコメントをしたところ、横にいた昭和文化が大好きな半田さんが「『スター誕生！』の時に芸能関係者が座っている所ですよね」とマニアックすぎるツッコミを披露。及川さんからは「半田くん最高のキャラクターだよね」とコメントが送られていた。

また竹内さんは今回の映画で「僕も仮面ライダー好きなので、一番大好きな『仮面ライダー555』の半田さんと共演出来たことが凄く嬉しかったです」というコメントに対して、半田さんは「竹内くん、出世するよ」と返し会場の笑いを誘った。ここで倉田さんは「なんだよ、俺じゃないのか？」と竹内さんに話すと、「倉田さん！　僕のお父さんが大好きです！」と切り返し、再び笑いが起こっていた。

今回の出演について「脚本の段階から南光太郎らしい台詞や、柴﨑監督に熱い演出をしてもらって大変満足しています」と話した倉田さんだったが、演じたアクションシーンについては「筋肉痛になるくらい頑張ったのに、1/3くらいの長さになっていてショックだった」と明かした。収録されるかはまだ未定だが、本作が製品化された際にはそのシーンを全部入れて欲しいと熱望していた。

及川さんは「40代にして子供の頃の夢、そして役者を志した時の夢が叶いました。もし自分のキャリアの中で年表を作るとしたら、大きな字で書きたい作品です！」と熱く本作を語り、会場からは大きな拍手が巻き起こった。また、本作は既に自宅で4回見たという事を話したあと、自分の変身シーンは12回も繰り返し見たと恥ずかしそうに明かし明かした及川さんは「そりゃあ見ちゃうよ！」と嬉しそうに話していた。

内田さんからは今回の映画の試写を見た時のエピソードが話され、「過去のライダーの方達がライダーキックをするシーンがあって、私も見ていると足がピクッとなります」という不思議なエピソードが話され、会場の共感を得られなかったのを察したのか「えっ……なりませんですか？」と会場のファンに聞いたところ、すかさず稲葉さんは「姉ちゃん、あんまりなってないっぽいよ」と連携プレイを見せて会場の笑いを誘った。

最後は登壇者を代表して竹内さんと及川さんから会場のファンへコメントが送られ、今回のイベントは幕を閉じた。

スーパーヒーロー大戦ＧＰ 仮面ライダー３号
公開日 ：2015年3月21日

【出演】
竹内涼真　中村優一　稲葉友
内田理央　吉井怜　浜野謙太　井俣太良　／　半田健人　天野浩成
西川俊介　松本岳　中村嘉惟人　矢野優花　山谷花純

倉田てつを　／　髙田延彦　井手らっきょ　／　笹野高史　片岡鶴太郎
及川光博

【声の出演】
上遠野太洸　椿隆之　森本亮治　北条隆博
クリス・ペプラー　関智一　大塚芳忠

原作／石ノ森章太郎　八手三郎　監督／柴﨑貴行　脚本／米村正二
音楽／鳴瀬シュウヘイ　中川幸太郎　アクション監督／宮崎 剛(ジャパンアクションエンタープライズ)　特撮監督／佛田 洋(特撮研究所)
主題歌／及川光博 「Who's That Guy」(avex trax)
「スーパーヒーロー大戦GP」製作委員会（東映／テレビ朝日／東映ビデオ／アサツー ディ・ケイ／東映エージエンシー／バンダイ／木下グループ）
配給／東映



>>『スーパーヒーロー大戦GP　仮面ライダー3号』公式サイト