声優
伊藤かな恵さん、『ボイス スイッチ』収録後インタビュー

私は、壊す存在であり続けたい――アニメイトTV独占! 伊藤かな恵さん、アニマックス『ボイス スイッチ』収録後インタビュー

人気声優の“素顔”に迫ることが人気の、アニマックスで毎週日曜日の20時55分から放送されている番組『ボイス スイッチ』。この番組は人気声優を2週にわたって特集し、その素顔に迫る“インタビュー形式”のミニ番組です。1週目は“仕事”について聞く“ON”、2週目は“プライベート”を探る“OFF”をテーマにしてインタビューを行い、普段は顔の見えない声優の素顔に迫ります。

3月8日、15日のゲストは『しゅごキャラ!』の日奈森あむ役、『僕は友達が少ない』の柏崎星奈役などを担当する伊藤かな恵さん! 収録では、声優を目指すキッカケになった学生時代のエピソードや、デビュー作となった『しゅごキャラ!』についてなど、カメラに向かってたっぷりとお話していました!

アニメイトTVでは、番組収録後の伊藤さんに独占インタビュー! 出演した感想はもちろん、収録では語りきれなかったことを伺いました!


■ 話していいギリギリの部分を探りました(笑)

――本日の収録はいかがでしたか?

伊藤:いろいろな話ができて楽しかったです! じっくり自分のことを振り返る機会はあまりないので、言葉に出すことで私自身も初めて気づくこともあり、他では喋ったことのないお話もしました。

――今日はたくさんの質問がありましたが、伊藤さんの中で印象的だったものはありますか?

伊藤:「最近の喜怒哀楽を教えて」という質問ですね。あれは悩みました。自分の感情を切り取って考えるのは難しいですよね。結局、いろいろな意味でギリギリな事まで話してしまったような……。

――“あの話”ですね(笑)。

伊藤:“あの話”です。「話していいかな~、駄目かな~?」みたいなラインだったと思います(笑)。

――オンエアされるか、楽しみですね(笑)。


■ 『レ・ミゼラブル』が、自分の中の幅も広げてくれた

――さて、収録では「学生時代から演劇が好き」というお話をされていましたが、最近も演劇系の作品を見に行かれていますか?

伊藤:年末に、平野綾ちゃんが出演している『モーツァルト』を観ました。最近ではマンガやゲームが原作の舞台も増えているので、そういった作品もよく観に行きます。

――では、いままで見た演劇の中で「すごい!」と思った作品を挙げるとすれば何ですか?

伊藤:先ほど平野綾ちゃんの話をしましたが、仲良くなるキッカケになったのが、彼女が出演した『レ・ミゼラブル』を観に行ったことでした。当時、私は映画版の『レ・ミゼラブル』を見ておらず、彼女が出演した舞台で、初めてストーリーを知ったのですが、本当にすごかったです! 作品自体のパワーはもちろんですが、セリフがほとんどなく、歌で繋がっていくミュージカルというものの凄さを感じました……あの時の衝撃はすごかったです!

――作品を見て感じたことが、自分に影響を与えることはありますか?

伊藤:『レ・ミゼラブル』がそれですね! 映画は邦画ばかり観ていたんです。洋画だと、字を読んでいる間にシーンが変わってしまうので、字幕を追うことができなくて…、かといって吹き替え版だと、今度は声優のお仕事として「ここはそういう言い回しなんだ!」と研究してしまうので、内容を純粋に楽しめなかったんです。
ですが、『レ・ミゼラブル』を見たことをキッカケに「もっと洋画も観よう!」と思うようになったので、自分の中の幅も広げてくれた作品だと思います。

――伊藤さんにとって、演劇の魅力とは何なのでしょうか?

伊藤:お客さんの心をつかむ演者さんを、生で見れることだと思います。
原作がある作品をアニメ化するという事も、とても難しいと思うのですが、舞台化となると、役を人間が演じるので、ハードルはより高いものになると思います。
私がすごいと感じる役者さんは、自分が演じるキャラクターの個性を殺さずに、その人自身の魅力も同時に出すことができる。アドリブを含めて、パッと自分が演じているキャラクターを、原作より生き生きとしたものにしてお客さんの心を掴んでしまう。その瞬間を見た時には、思わず「あの人、天才!」と興奮してしまいますね(笑)。


■ 将来の目標は“変わらない存在”になること

――次に、声優活動の中で一番楽しかったお仕事を挙げるとすればなんですか?

伊藤:いろいろありますが、収録でもお話した『しゅごキャラ!』だと思います。この作品は、しっかりとマイク前に立って、声優のお仕事をさせてもらった初めての作品なので、やはり大きい存在です。特に私が演じていた日奈森あむちゃんは、「かな恵そのものだよね」と家族に言われるくらい似ているキャラクターでしたし、本当に長い時間一緒にいたキャラクターだったので思い入れがあります。演じている時は一生懸命でしたが、終わった後に「楽しかった」と言える作品でした!

――近々の活動を教えてください。

伊藤:私が赤井めが姉ぇ役を担当している『プリパラ』の劇場版が3月7日(土)にロードショーとなります。この作品はストーリーが変わるので、1度ならず2度、3度、4度と劇場に足を運んでもらえると嬉しいです。また、テレビアニメ版の『プリパラ』は春からも続くので、ぜひ楽しみにして頂きたいですね!

――前身となった『プリティーリズム』から今年で約5年と、『プリパラ』もとても長く続いている作品ですね。

伊藤:そうなんです。もともとの『プリティーリズム』は筐体型のゲームで、実際にゲームでキャラクターにコーデする洋服の絵が描かれた小さい宝石のようなアイテムがあるのですが、それを集めている女の子を見ると「みんなキラキラしてるなぁ」って嬉しくなっちゃいます。『しゅごキャラ!』の時もそうでしたが、小さい子が遊んでくれたり、笑顔で作品を見てくれていると、こっちまで幸せな気持ちになるので、ずっと続いて欲しいです。

――伊藤さんが思い描く将来の目標などはありますか?

伊藤:収録でも少し話しましたが、お芝居の幅を広げて、どんどん成長していきたいですし、同時に自分のスタンスはこれからも変えないようにして行きたいと思います!

――“自分らしく”ですね。

伊藤:はい。私、基本的に騒ぐのが好きなんです。だから、みんなと一緒にいろいろな物を共有することで、人を楽しませたいし、私も楽しみたい。どんな時も、みんなでわいわいできる空間作りをしたいです! そして、将来的にも身近に感じられる“変わらない存在”でありたいと思います!

――それでは、最後に読者の方へのメッセージをお願い致します。

伊藤:今回の『ボイス スイッチ』では、いままでに話したことのないエピソードも、その場で思い返しながらたくさん話しました。ぜひご覧頂いて「こんなこと思ってるんだ!」と楽しんで頂けたら嬉しいです!

――収録、お疲れ様でした!

今回のインタビューをご覧頂けばわかるように、とっても明るい雰囲気で現場を和ませてくださった伊藤さん。「これまでに話したことのないエピソードも満載!」とご本人も言うほどボリュームたっぷりのインタビューになっているので、通常のオンエアだけでなく、ほぼノーカット版の「アニマックス PLUS」で配信される特別版もぜひご覧ください!

さて、とても残念なことですが『ボイス スイッチ』は、お次のゲストが登場する3月22日、29日で最終回! そんな最終回のゲストは『中二病でも恋がしたい!』の小鳥遊六花役や、『アイドルマスター シンデレラガールズ』の神崎蘭子役などを担当する内田真礼さんです! アニメイトTVでは、内田さんの収録後インタビューも掲載しますので、ぜひご期待ください!

 
>>アニマックス公式HP
>>ボイススイッチ公式サイト
>>ボイス スイッチ公式ツイッター

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