浪川大輔さん、花澤香菜さん、森久保祥太郎さんらキャスト12名が登壇！　ライブにも熱狂した『P4GA』イベント「ジュネス新春ゴールデン感謝祭」レポート

　2014年に放送されたTVアニメ『ペルソナ４ ザ・ゴールデン』が、イベント「ジュネス新春ゴールデン感謝祭」を開催。2015年1月25日(日)、会場となった東京国際フォーラム・ホールAには、約5000人ものファンが集った。

　事前に発表されていた出演キャストのほか、シークレットゲストも続々登場！　トークや朗読劇、ライブなどで大盛り上がりとなった。本稿では、このイベントの様子をレポートする。

【イベント出演者】
浪川大輔さん（鳴上 悠役）
花澤香菜さん（マリー役）
森久保祥太郎さん（花村陽介役）
堀江由衣さん（里中千枝役）
小清水亜美さん（天城雪子役）
関 智一さん（巽 完二役）
釘宮理恵さん（久慈川りせ役）
朴ろ美さん（白鐘直斗役）
山口勝平さん（クマ役）
真殿光昭さん（足立 透役）

★シークレットゲスト
石塚運昇さん（堂島遼太郎役）
神田朱未さん（堂島菜々子役）

Lotus Juiceさん
平田志穂子さん
川村ゆみさん

　クマがステージ上に登場し、開演前の注意事項を伝えたらいよいよ開演！　まずは朗読劇がスタート。鳴上 悠が八十稲羽駅に降り立ったところからはじまり、仲間のシャドウとの闘い、そして最後の別れまで、本編を振り返る内容で披露された。ただ、これらのエピソードを約9分に凝縮しているため、劇はかなりのハイスピードで展開!!　悠の「なんやかんやが起き、結果としてペルソナ能力に目覚めた(セリフほぼママ)」といったモノローグや、陽介たちのシャドウが次々と倒されていく様に、場内はどよめきと笑い声に包まれた。

　間髪入れずはじまったライブは、平田志穂子さんの登場に観客大興奮！　本作オープニングテーマ『Next Chance to Move On』で、ボルテージをグングン上昇させた。こうして、イベント本編スタート。ジュネスの屋上を再現したステージにキャストが改めて呼び込まれ、あいさつがあった。「アフレコで一回も揃わなかったメンバーが揃いました」とは、森久保さん。豪華キャスト陣勢揃いの光景に、会場は大いに沸いた。また、登壇者全員がB型とAB型で構成されていると前置きしつつ、「まとまりのないイベントですからね」と予告。観客はある種の期待に胸をふくらませる……！

　予告通り、席に着くなり各々自由に話しはじめたメンバー。MCペア(浪川さんと森久保さん)を存分に戸惑わせつつ、最初のコーナー「マヨナカシャドウアンケート」がスタート。ファンから募った質問に答える形式で、トークが行われた。

　「どの男性キャラが一番男前だと思いますか？」との質問では、「堂島さん推し。いつでも堂島由衣になる覚悟はできてます！」(堀江さん)、「花村先輩が良いかな。いっつも奢ってくれてた気もするし」(釘宮さん)など女性陣から様々な声が。また花澤さんは、同じテーブルに座っていた山口さんから「激推しされてる」というクマに一票入れるも、「完二も良いでしょ!?」と関さんにも言い寄られる流れに。浪川さん曰く「飲み会みたい」な空気が着々と生み出されていった。

　続いて行われた朗読劇「キャベツ殺人事件」は、サプライズゲストの石塚運昇さんと神田朱未さんが壇上へ！　堂島と菜々子を交え、足立を殺した犯人を突き止めるというストーリーが披露された。とはいえ、内容はファンタジー＆ギャグ要素たっぷり。菜々子扮する魔女探偵・ラブリーンが、虫めがね(堂島)を使い、事件の真相をどんどん暴いていった。

　また、2本目「コテージラプソディ」は、悠と雪子、悠と菜々子など、コテージに閉じ込められた悠と各キャラの様子が順番に観られた。ただ、足立はなぜかひとりきりという展開に……。相手役となった「足立 透フィギュア」と寄り添い自身を労うと、会場からは大きな拍手がおくられていた。サプライズゲストも加わり、さらに豪華になった本イベント。「唯一のA型」という石塚さんは「緊張しますよ。スタジオのほうが楽です」とこぼしたが、観客の歓迎ムードはひとしおだ。この先のプログラムにも期待が寄せられる。

　次なるコーナー「お年玉争奪 マヨナカ横断ミラクルクイズ！」はチーム戦。チームふんどしと探偵(関さん＆朴さん)、チーム緑と赤(堀江さん＆小清水さん)、チーム行くぜ！相棒(浪川さん)、チームキャベツとポエム(真殿さん＆花澤さん)、チーム堂島家(石塚さん＆神田さん)と2人1組に分かれ、本作にまつわるクイズ大会が行われた(山口さん＆釘宮さんは司会)。優勝賞品は金20グラム(！)ということで、一同の気合いはすさまじい！　各チームとも大喜利的な解答でもポイントを稼ぎながら、接戦を繰り広げた。そして最後となる5問目で、チームふんどしと探偵が見事正解！　優勝をおさめた。ちなみに、優勝賞品の使い道については「このあいだ銀歯が抜けたばかりなので、それを金歯にしたい」と語った朴さんだが、果たして今後どうなるか……？

　クイズのあと行われた「ナマカワダイスケ」は、『マヨナカ生テレビ』でおなじみの即興芝居のコーナー。舞台設定は、ペルソナ好きの男女が集うコンパ会場。これだけを基に、男女両キャストが筋書きのないストーリーを作り上げた。とくに男性キャストは、関さんが石塚さんを「僕のお父さん」と紹介したことから、浪川さんは異母兄弟(石油王)、真殿さんはおじいちゃん、森久保さんはペットのサルと“乗っかっていく”流れに。女性陣から「家族でコンパ来たの!?」と何度も驚かれるほど、混沌としたコンパになった。ともあれ「今まで観たナマカワで一番ちゃんとできてました」とは山口さん。なんでも、誰も脱がずに終えられたことも大きかったようだ。

　クマのアナウンスと、「時価ネットたなか」による告知コーナーを経て、イベントは再びライブパートへ。平田さんがエンディングテーマ『dazzling smile』をパワフルに歌いあげ、観客総立ちの熱狂空間を演出した。さらに2曲めと3曲めは、川村ゆみさんとLotus Juiceさんも登場！　『Beauty of Destiny』『key plus words』という緩急のついた2曲を披露した。観客の中には、黄色のペンライトを灯したり拳を振り上げてリズムにのる人の姿も。本作の魅力の一つである楽曲を、全身で楽しんでいた。

　「結構私たち、全身全霊でいろいろやらせていただきましたけれども……」と浪川さんが言うと、観客からはどっと笑いが。それほどまでに多彩なコーナーで様々な出来事が起こった本イベント。エンディングでは「とても楽しかったです。クセになりそうです」と満足げだった石塚さんや、「クソガキは何度でも調教してやる」と足立の名セリフでシメた真殿さんのほか、「関連のイベントで洋服を脱がなかったのは初めてじゃないかな。ようやく分別がつくようになってきました」と振り返りつつ賞品でもらった金に思いを馳せた関さんなど、思い思いにコメント。そして最後に「ペルソナ４・ザ！」「ゴールデン!!」のコールで大団円をむかえた。

　「B型とAB型ばかり」のキャストたちが生んだ自由でドタバタな空間は、悠たちの日常風景を見ているかのよう。会場のファンたちをP4の世界へと誘った……かもしれない。6月には、PlayStation Vita用ゲーム『ペルソナ４ ダンシング・オールナイト』のリリースが控えている『ペルソナ４』。この先も、さらなる展開を期待したい！


■TVアニメ「ペルソナ４ ザ・ゴールデン」

【メインスタッフ】
原作： 「ペルソナ４ ザ・ゴールデン」（アトラス）
ストーリー原案： 橋野 桂
キャラクター原案・ペルソナデザイン： 副島成記
ペルソナデザインコンセプト： 金子一馬
シリーズ構成： 熊谷 純
キャラクターデザイン： 進藤 優
音楽： 目黒将司・小林哲也
監督： 田口智久
総監督： 岸 誠二
制作： A-1 Pictures

【メインキャラクター／キャスト】
鳴上 悠： 浪川大輔
花村陽介： 森久保祥太郎
里中千枝： 堀江由衣
天城雪子： 小清水亜美
巽 完二： 関 智一
久慈川りせ： 釘宮理恵
白鐘直斗： 朴 ろ美
クマ： 山口勝平
堂島遼太郎： 石塚運昇
堂島菜々子： 神田朱未
足立 透： 真殿光昭
イゴール： 田の中 勇(特別出演)
マーガレット： 大原さやか
マリー： 花澤香菜

【主題歌】
オープニングテーマ：『Next Chance to Move On』／平田志穂子
エンディングテーマ：『Dazzling Smile』／平田志穂子

【ストーリー】
　春。都会から離れ穏やかな時間の流れる田舎町。桜の舞い散るなか八十稲羽駅に降り立つひとりの少年・鳴上 悠。家庭の事情から叔父のいるこの町へやってきた悠は、地元の八十神高校へと転入することとなる。そしてはじまる学園生活―。

　放課後のショッピングモール。街で起こる連続殺人事件。深夜に流れるマヨナカテレビ…。悠と仲間たちに“今度は”一体どんな日々が待ち受けているのだろうか？


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