
主人公を演じるうえで山下大輝さんが気をつけたポイントとは? 『ケイオスドラゴン 混沌戦争』インタビュー
『チェインクロニクル』などでお馴染みのセガネットワークスが初夏配信予定の新作アプリゲーム『ケイオスドラゴン 混沌戦争』。本作は、虚淵玄氏×奈須きのこ氏×紅玉いづき氏×しまどりる氏×成田良悟氏が紡ぎあげた物語『レッドドラゴン』(三田誠/星海社FICTIONS)を原点に、アニメ・スマホRPG・ボードゲームと、東宝×星海社×セガネットワークスが放つ本格メディアミックスプロジェクトとなっています。
シナリオ執筆はカルロ・ゼン氏、小泉陽一朗氏、小太刀右京氏(チーム・バレルロール)、三田誠氏、成田良悟氏、鋼屋ジン氏(Nitroplus)、矢野俊策氏、重信康氏など稀代の作家が担当。紡ぎだされるケイオスに満ちた大規模戦争を豪華イラストレーター、声優陣が彩っていきます。
今回の記事では、そんな大注目の『ケイオスドラゴン 混沌戦争』で主人公のキャラクターボイスを担当する、山下大輝さん(テレビアニメ『弱虫ペダル』小野田坂道 役、『ガイストクラッシャー』白銀レッカ 役、『ログ・ホライズン』トウヤ 役など)にインタビューを実施! 演じたキャラクターについてのお話や、本作の注目点、山下さんのゲームに対する熱い思いなどについてお話いただきました。
■山下さんが新しい挑戦となった"ニュートラル"な演技に注目!
──まずはキャラクターの紹介をお願いしたします。
主人公役・山下大輝さん(以下、山下さん):はい。PVをご覧になった方はわかっていると思うんですけど、この子は記憶をなくした純粋な男の子です。周りをすごく個性豊かなキャラクターたちが囲んでいるので、いい意味で無個性というか、無個性の部分が逆に個性になるような男の子なんじゃないかなって思います。セリフ自身も凝ったセリフというよりは、非常にまっすぐなセリフが多かったので、ユーザーさんも自分を投映しやすいんじゃないかなと、そんな風に感じられるキャラですね。
──今回のキャラクターを演じるうえで意識したポイントなどはありますか?
山下さん:そうですね……、感情を乗せすぎると熱血系になってしまうし、逆に乗せすぎないとクールに聞こえてしまうので、いい感じにニュートラルなところを出すというのを意識しました。僕自身としても、今までは個性豊かなキャラクターを演じることが多かったので、ちょっと迷いつつ、探り探りキャラクターを掴んでいくのが難しいポイントでしたね。何度かパターンを録らせていただいて、“ここかな”っていうところにストンと落ち着いた感じはしたので、きっと大丈夫なんじゃないかと思います(笑)。自分としても新しい挑戦ができたので、やらせていただけてよかったなと素直に思います。
▲山下さん演じる主人公。
記憶喪失でハイガ近くに横たわっていた戦士。ケイオスの騎士級以上までをも浄化できる。あらゆる時系列を無視して物品に眠る記憶を読み取ることができる能力を持つ。とらえどころのない性格をしているが、基本的には一本気な人物。
──『ケイオスドラゴン』には7つの国が登場しますが、現時点で気になっている国などはありますか?
山下さん:ホントに全部の国がすごく個性豊かなんですが、一番気になるのは「ジャグルドグル」ですね。PVでも国王のダイム・ディアスって人が動いているのを見たんですけど、いったいどんな国なんだろうって思っちゃって。この人が国王で大丈夫なのかな、みたいな(笑)。この被り物の下にはいったいどんな顔があるのかとか、すごく気になる部分が多い国ではありますね。あと一番権力がありそうだなって思ったのは「ゲルバン朝ドナティア帝国」です。ロボットみたいなガタイをしてるゲルバン一世さんが一番貫禄があって、たぶんすごい強いんだろうなって。「ムルルー」って国は絵本の中のようなとてもかわいらしい感じですね。この2人もこんなに幼いのに君主ってところでは、完全に想像なんですけど平和な国なのかなって思ったりもします。
──山下さん的に本作の面白そうなポイントを教えて下さい。
山下さん:先ほど少しゲームを遊ばせてもらったんですけど、キャラクターの立ち絵が動くんです! キャラクターがその中で生きてるんだなって感じられていいなって思いました。そういうのはスマホゲームでは新鮮というか、新しいなってところでワクワクしますね。戦闘シーンも分かりやすく、それでいて戦略性の幅も出るなぁって感じました。それと必殺技ですね! 僕自身、まだ一人のキャラの必殺技しか見れていないのですが、それぞれの個性にあった必殺技が見れそうなので、そういった点も楽しみです!
■ファンタジーに憧れて声優になった人って多いと思うんです(山下さん)
──ちなみにソーシャルゲームなんかはガッツリやられるほうですか?
山下さん:すっごいするほうです! 毎朝起きたらまずゲームのチェックをします(笑)。日常生活の中でもずっとプレイしていますね。電車の移動中とかもしちゃいますし、さっきのメイク中もやってましたし(笑)。本当にゲームが大好きなので、どっぷりハマッちゃってつい課金しちゃうんですよね! なので今は自分にセーブをかけているところです(笑)。
──ジャンル的にはどういったゲームを多くやられますか?
山下さん:強いこだわりは特になくて、幅広いジャンルのゲームをやるんですけど、じっくりプレイするのはRPG系ですね。ファンタジーが好きなので。ソーシャルゲームでもやっているのはファンタジーが多いです。
──では、もしファンタジーの世界に行ったら何かしたことはありますか?
山下さん:そうですね、基本的に自分はその世界においての特別でありたいんですよ! いきなり紋章が光りだして「な、なんだこれは!?」みたいな(笑)。そういうのっていいじゃないですか。男の子ならみんなが持ってる憧れだと思うんですよ。僕がそうなんですけど、絶対ファンタジーに憧れて声優になった人って多いと思うんです。実際、声の入っていないRPGに声をあてる声優の友人なんかもいますし(笑)。
──今回の主人公はその妄想の一端を担えるというか、ぴったりですね。
山下さん:そうなんです、ドキドキしますね(笑)。
──先ほど撮影を終えたPVの感想をお願いいたします。
山下さん:やっぱり目の前で撮られているっていうのは緊張しますね。いつもマイクを前にして演じているので、カメラを前にっていうとまた全然変わってきます。実際にどんな顔して演じているのか自分でもわからないですし、必死な演技の時はこっちも必死な顔のはずなので、それを見られるって正直恥ずかしいじゃないですか(笑)。普段そんなに見られないので、目線を感じるというか……。とはいえ、なかなかできない体験なので、今後もこういう機会をいただくことがあれば、慣れていけたらいいなと思います。
──最後に『ケイオスドラゴン』を楽しみにしている読者へのメッセージをお願いいたします。
山下さん:おそらく、今後キャラクターもどんどん増えて行って、みなさんのお好みのキャラが出てくるんじゃないかと思います。キャラを愛でるも良し、世界観にどっぷりハマるも良し、戦っている妄想をしちゃうも良し、それぞれの楽しみ方でゲームを遊んでください! 僕自身もそうするつもりなので、是非自分なりの楽しみ方でゲームにどっぷりと浸っていただけたらいいなと、そんな風に思います。よろしくお願いします!
■『ケイオスドラゴン 混沌戦争』とは
TVアニメ『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』の結末から10年・・・・・
世界には混沌の軍勢(ケイオス)が溢れだし、かりそめの平和は崩壊する。一方、「ニル・カムイ」の地にはひとりの青年が現れていた。
名のみを記憶し、〈ケイオス〉の戦士を滅ぼすことができる異能の青年。彼は己の記憶を持たぬ代わりに、物体や場所に宿る記憶に触れ、またその世界に入り込む力を持っていた。
ニル・カムイの経済を支配する〈不死商人〉禍グラバは彼の異能をして世界を救済する鍵と判断し、勇者たちを共に連れて旅立たせるのであった。これは、彼が混沌に満ちた世界を救済する物語である──。
■『ケイオスドラゴン 混沌戦争』概要
名称:ケイオスドラゴン混沌戦争
ジャンル:ストーリーテリングRPG
配信開始:初夏配信予定
対応OS:iOS、Android
価格:基本無料(アイテム課金あり)
メーカー:セガ
■TVアニメ『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』とは
2015年7月2日よりTOKYO MXほかTVアニメ放送開始!
煌歴三〇一五年。ドナティアと黄爛-。
覇権をかけて争うふたつの超大国の、冷戦によって引き裂かれた世界。
その睨み合いの只中で、独立を失った島国ニル・カムイ。
守護神「赤の竜」が暴走した小国・ニル・カムイは独立を取り戻せるのか!?
「レッドドラゴン」を原案として飛翔する新たな物語がTVアニメーションに!
【STAFF】
原作:混沌計画
監督:松根マサト
シリーズ構成:小太刀右京(チームバレルロール)
構成補:會川昇
ストーリーマスター:三田誠キャラクター原案:虚淵玄 奈須きのこ 紅玉いづき しま
どりる 成田良吾
キャラクターデザイン原案:しまどりる
キャラクターデザイン:滝本祥子
美術監督:明石聖子
色彩設計:小島真喜子
撮影監督:廣岡岳
3D監督:濱村敏郎
編集:坪根健太郎
音響監督:岩浪美和
音楽:崎元仁
アニメーション制作:SILVERLINK./CONNECT
【CAST】
忌ブキ:井上麻里奈、エィハ:沢城みゆき、スアロー:斉藤壮馬、婁震華:内田真礼、禍グラバ:石塚運昇 ほか
■関連リンク
>>『ケイオスドラゴン 混沌戦争』ティザーサイト
>>『ケイオスドラゴン』プロジェクト公式サイト
>>TVアニメ『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』公式サイト






































