石原夏織さんが歌う『グリモア』キャラクターソングは悲壮感あふれるヤンデレソング!?

「魔法少女まどか☆マギカ」や「ひなビタ♪」ともコラボしていたiOS/Android用ゲーム『グリモア～私立グリモワール魔法学園～』（以下、グリモア）。今回は1周年記念イベントでも発表されたキャラクターソングプロジェクトを先行レビューさせていただくのですが、この曲を語る上で欠かせないゲームのポイントに関して今一度確認してみようと思います。

『グリモア』のポイントはストーリーにあると断言できます。過去、現在、未来、そして様々な世界が交差し、見た目のかわいい絵柄からは予想もできないシナリオで、公開されるたびに驚きと衝撃が襲いかかってきます。私もゲーム内の「3年生の卒業」と「1周年記念に公開されたシナリオ」があまりにも衝撃的すぎて、何度も読み返してしまったのを覚えています。

特に「3年生の卒業」は、卒業の日が近づくなか、毎日公開されるショートシナリオで別れを感じさせ、プレイヤーがキャラクターとの別れを決心した最中に、あんな仕掛けが待っているとは思ってもいませんでした。ネタバレになってしまうので詳しく書くことができませんが、アプリ内で時系列順にストーリーが読めるようになっているので、ぜひ一度目を通し、そしてこの気持ちを体験してほしいです。

今回の『グリモア』キャラクターソングプロジェクトは、萌えっとしたかわいい見た目が表の『グリモア』ならば、裏の『グリモア』を歌ったような楽曲です。上の動画からもわかるように、重めな雰囲気を感じることができますね。

キャラクターソングプロジェクトの第1弾は『グリモア』の看板キャラクターでもある「南智花」。彼女は誰にでも優しく接し、非常に友好的な性格で、周りに幸せを振りまくようなキャラクター。そして彼女が強く望んでいるのは「恋をして、人を愛する事」。

先にも記載したとおり、このキャラソンは「裏のグリモア」。曲はピアノが主体のエレクトロニカのような曲調で、彼女の不安定な気持ちが伝わってきます。歌詞は彼女が大切にしている「時間と恋」が深く語られており、恋をしたい、このままでいたい、ならいっそ時が止まってしまえばいいのに…と、焦りと強い願いが感じられました。

特にラストのサビ前のすべてが巻き戻るような表現と歌詞は鳥肌モノです。メインストーリーの流れを知ってからこの曲を聞くと、南智花の想いがグッと心に流れこんできます。恋に恋する想いが溢れだしたラップ調のようなAメロや、悲壮感を感じさせるゆったりとしたCメロなど、テンポがどんどん変わる曲なのですが、それを感情込みで歌い上げる石原夏織さんにも注目です。

この曲を聞いてキャラクターソングプロジェクトの全貌がなんとなく見えてきました。グリモアに登場するそれぞれのキャラクターの内面を深く掘り下げ、彼女たちが戦う理由、そして守りたいものが歌として現れている、そんな感じがしました。そんなキャラクターソングプロジェクトの第1弾は11月6日に配信されることが決定。詳細はゲーム内、もしくは公式Twitterにて発表されるようです。忘れないように今のうちにフォローしておきましょう。

【情報解禁!!】
キャラソンプロジェクト第1弾、公開日決定！
今すぐ動画をCHECK！ #グリモア pic.twitter.com/4pbKMzG4ss

— グリモア～私立グリモワール魔法学園～ (@Grimoire_Staff) 2015, 11月 4

第2弾のリリースも決まっており、冬樹イヴ・ノエルの双子姉妹のデュエットソングになるそうです。この2人も裏世界では信じられない結末を迎えているので、どんな仕上がりになるか…期待半分不安半分、心して待つことにしましょう。

さて、まだまだ広がるグリモアワールド。この曲をきっかけにゲームに触れてみてはいかがでしょうか。まだ『グリモア』を未プレイの方は今のうちにダウンロードして、ストーリーを堪能してみることをおすすめしますよ！

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