ヴェノムの能力を『寄生獣』、『ワンピース』、『進撃の巨人』に登場するキャラクターで分析！　映画『ヴェノム』の魅力を紐解く！

悪の魅力あふれるダークヒーローとして、新たに誕生するマーベル最新作『ヴェノム』が2018年11月2日（金）に公開します。

ヴェノムと言えば、かつて『スパイダーマン』シリーズにも登場したことのある残虐かつ、狂暴なヴィランとして一部では認知されていますが、改めてヴェノムの能力について紐解くと新たな魅力が見えてきます。

そこで、ヴェノムを『寄生獣』、『ワンピース』、『進撃の巨人』に登場するキャラクターで、分析！　ヴェノムの魅力について紐解いてみましょう。

ヴェノムの魅力を『寄生獣』、『ワンピース』、『進撃の巨人』から分析！

ヴェノムは、≪シンビオート≫と呼ばれる得体のしれない生き物の一つ。本作では、社会の闇を追い求めるジャーナリスト、エディ・ブロックへ寄生した時の姿だ。既に公開されている予告編でもヴェノムの姿を見ることができるが、彼の能力については主に、「人間に寄生」、「伸縮自在なパワーで相手を制圧」、「人間を食いちぎるほどの残虐性」などの特徴がある。

人間に寄生し、エディの正面に顔を出し、語り掛ける姿は、まるで『寄生獣』の泉新一とミギーの関係性を思わせる。この作品では、新一の脳みそを乗っ取ることに失敗したパラサイトが、代わりに新一の右手に寄生。

新一とミギーが共生しながら、右手を様々な武器に変形をさせるなどして、ほかのパラサイト達との戦いに身を投じる姿を描いている。ミギーが新一と会話する場面は、ヴェノムとエディが会話するシーンを彷彿とさせる。

『寄生獣』と違う要素としては、エディはヴェノムに寄生された当初、彼の声を幻聴だと思い込んで苦しむ姿も見て取れる。直接エディの頭に語り掛けている場面や、彼の身体のそこら中からその能力を発揮させる所を見ると、エディの全身に彼が影響を及ぼしているようだ。エディとヴェノムは、新一とミギーの様に、互いに信頼しあえる関係なのだろうか……。2人の関係性に注目が集まりそうだ。

そしてヴェノムは、エディの意思に関係なく、相手を制圧するために能力を発揮する。相手を次々に制圧をしていくシーンは、予告編でも実にド迫力なシーンだが、攻撃だけではなく、その触手の様なものを広げて銃弾から身を守ったりなど、形や大きさを変化させ様々な場面に対応することができる。『ワンピース』のルフィを彷彿とさせる能力だ。

ゴムゴムの実を食べて“ゴム人間”となったルフィは、手や体、足など全身を伸ばして攻撃技を繰り出したり、ゴム風船のように膨らませて相手から身を守ったりなど、その用途も似通っている。予告編では一瞬しか映らなかったものの、様々な応用が利きそうな能力というだけに、本編では他にどんな能力を発揮するのか、楽しみなところだ！

そしてなんといってもヴェノムの大きな特徴と言えば、その狂暴性だ。相手を目の前に「その目玉…肺…すい臓…全部喰ってやる」と脅し、時に人間を頭から食いちぎろうとするなど、まさに手におえないほどの暴走を見せる。まさしく『進撃の巨人』に出てくる巨人のごとく、人間を捕食しようというのだ。

大きさこそ違うものの、人類を恐怖のどん底に貶める。さらに厄介なのが、普段このヴェノムが人間であるエディを隠れ蓑(みの)のようにしている点だ。エディはこのヴェノムと会話ができるようだが、彼とどのように付き合っていくのか、はたまた彼を制御できるのか……。ヴェノムの乱暴極まりないアクションとエディとの関係性が一つの作品と楽しむポイントとなりそうだ。

ミギーの様に主人公エディの全身に寄生し、ルフィーの様に伸縮自在で応用力もMAXな能力を駆使して、巨人の様な残虐の限りを尽くす、そんなとんでもキャラクターがダークヒーロー“ヴェノム”として活躍する本作。この秋、注目を集めること必須、見逃し厳禁なキャラクターであることは間違いない。

『ヴェノム』作品情報

11月2日(金)全国ロードショー！

STORY

《誰もが望む、歴史的偉業》を発見した＜ライフ財団＞。それは、世界を変えるはずだった――。

正義感溢れるジャーナリスト、エディ・ブロックは、そのライフ財団が人体実験で死者を出しているという噂を突き止めるために取材を試みるも、人体実験の被験者との接触により、“シンビオート”（地球外生命体）に寄生されてしまう。

この意思を持った生命体が語りかける声が聞こえ始めたエディの体には、とてつもない変化が起きていた。彼の中で解き放たれた<悪>が、体を蝕み、増殖していく――。

エディと一体となったヴェノムは、「俺たちは――ヴェノム」と名乗りをあげ、ヴェノム誕生の時がついに訪れた！

■タイトル：『ヴェノム』 原題：VENOM 全米公開：10月5日
■監督：ルーベン・フライシャー （『L.A. ギャング ストーリー』『ゾンビランド』）
■脚本：スコット・ローゼンバーグ＆ジェフ・ピンクナー（『アメイジング・スパイダーマン２』）、ケリー・マーセル（『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』）、ウィル・ビール（『L.A. ギャング ストーリー』）
■キャスト：トム・ハーディ（『マッドマックス 怒りのデス・ロード』）、ミシェル・ウィリアムズ（『グレイテスト・ショーマン』）、リズ・アーメッド（『ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー』）、スコット・ヘイズ、リード・スコット

『ヴェノム』公式twitter（@VenomMovieJP）
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『ヴェノム』公式サイト