石川界人さん、瀬戸麻沙美さん、東山奈央さんら声優陣が『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』先行上映会でその見どころを語る！

アニメ化も果たした『さくら荘のペットな彼女』の鴨志田一さん×溝口ケージさんのタッグが贈る、人気エンタメノベル『青春ブタ野郎』シリーズ。そのTVアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』が、いよいよ2018年10月より放送開始となります。

9月15日(土)にユナイテッド・シネマアクアシティお台場で行われた第1話～第2話の先行上映会では、梓川咲太役の石川界人さん、桜島麻衣役の瀬戸麻沙美さんら声優陣登壇のトークセッションを実施。

その場で原作小説第6弾『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』と第7弾『青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない』を描く劇場作品の発表も……!!

【出演者】
石川界人さん（梓川咲太役）
瀬戸麻沙美さん（桜島麻衣役）
東山奈央さん（古賀朋絵役）
内田真礼さん（豊浜のどか役）
久保ユリカさん（梓川かえで役）

咲太と麻衣の会話劇は見どころに

第1話は主人公の梓川咲太自身が、自分に宛てて書いたであろう日記を見つけるところからスタート。その中ではある人物との出会いが語られていましたが、その名前は見えなくなっており……!?

見どころとしては咲太とヒロイン桜島麻衣との出会いや、ふたりの軽妙なやりとりは注目したいところ。また作品にまつわる重要なキーワードとなる“思春期症候群”や、度々キャラクターたちの口から語られる“牧之原翔子”の名前は憶えておきたいポイントです。

第2話までの上映が終わったところで、当日のMCを担当する石川さんが登場。その呼び込みでヒロインたちを演じる声優陣も会場に現れました。

瀬戸さんから順番に会場のみなさんに挨拶を述べると、第1話と第2話の感想トークへと移っていきます。瀬戸さんは物語の続きが気になっているようで、咲太と麻衣の会話劇について言及。ずっと喋っているからこそ勝負だと思っていたそうで、自分のお芝居を振り返りつつ物語を楽しんだそう。

続いて東山さんが咲太と麻衣の掛け合いが“ツーカー”だと評します。どうやらこのふたりのテンション感が見ていて気持ちがいいそうです。咲太と麻衣のやり取りは自身の演じる朋絵とのやり取りとは違うところがあり、「おしゃれ」だとも。

咲太の妹であるかえでを演じる久保さんは、「綺麗だった」と一言。久保さんはスタッフさんたちのこだわりを感じるそうで、音や背景美術についてコメントします。本作の舞台である藤沢周辺の実際にある場所を描いているという事で、聖地巡礼に赴くなどして注目して欲しいとのこと。

内田さん演じる豊浜のどかについては第1話～第2話に出演していないという事で、自身の初登場回について語ることに。なんと彼女は、瀬戸さん演じる麻衣の異母妹という立ち位置です。内田さんは咲太と麻衣の会話には入り込めないものを感じたそうで、「好きだけれど、ちょっと恥ずかしい」「入り込んではいけない学生たちの何かを見ている」と話していました。

それぞれが演じるキャラクターはどんな人物？

咲太と麻衣の会話がちょっとエッチだという話が出て盛り上がったところで、本作を彩るキャラクターたちの紹介に。登場時点で芸能活動を休止している麻衣について瀬戸さんは、アニメで描かれた麻衣の芸能人としての活動について話します。麻衣は元々国民的な人気タレント。

　
朋絵については衝撃的な登場になります。彼女を演じる東山さんはまだ語れることが少ないとしつつ、まっすぐなところがあると話しました。しかし、それゆえそこが障害になるところや苦しくなってしまうことがあるそう。そんな一途で一生懸命な彼女を応援したいとも。

　
久保さん演じるかえでは自宅が大好きなキャラクターで、その点は久保さん自身と共通するとのこと。清々しいまでに元気な女の子とのことで、シリアスなシーンでも登場すると癒しになるようなキャラクターになるそうです。ですが彼女の過去に起きた出来事と、なぜ家から出れないのかは注目です。

　
最後に内田さん演じるのどかは先述したとおり麻衣の異母妹。アイドルとしてですが姉と同じように芸能活動も行っており、“スイートバレット”というグループに所属しています。また、石川さんによると歌うシーンもあるようで……!?

　
ここでそろそろイベント終了の時間に。初解禁のビックニュースとして、『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』の劇場上映が発表！　原作小説第6弾のタイトルと同じですが第7弾の内容も含んでおり、会場からは驚きと共に拍手が起きました。

一緒に公開されたキービジュアルでは麻衣と共に牧之原翔子（CV：水瀬いのりさん）も描かれており、石川さんは「翔子さんと、僕の麻衣さん。好きな人しかいない……!!」と大絶賛！　この翔子と言う人物については、第1話と第2話の時点では回想と名前だけの登場となっています。どのように物語に関わるのか期待したいところ。

最後の挨拶で東山さんは、「それぞれが学生時代に抱えていた大変な想いを消化しきれず大人になってしまった私たちの世代も、青春を乗り越えられるような物語になっている」とコメント。

次いで瀬戸さんは来場した観客のみなさんに感謝を述べると、放送前にも関わらず多くの人たちが『青ブタ』に興味を持ってくれたことに喜びを感じている様子。アフレコ時から本作の物語を面白いと感じていたそうで、ファンのみなさんの期待を上手く煽っていました。

テレビシリーズ放送前に劇場上映が決まった本作。第1弾前売り券が、現在アニプレックスの公式通販サイト“ANIPLEX+”で受注中です。まずはその上映前に、テレビシリーズをチェックして備えましょう！

［取材・文／胃の上心臓］
　

テレビアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』作品情報

2018年10月より放送開始

PROLOGUE

思春期症候群――
不安定な精神状態によって引き起こされるとネットで噂の不思議現象。

梓川咲太、高校2年生。江ノ島からもほど近いとある高校に通う彼は、この年、様々な“思春期症候群”を引き起こした少女達と出会う。

たとえばそれは、図書館で出会った野生のバニーガール。
彼女の正体は、高校の上級生にして活動休止中の女優、桜島麻衣先輩。魅惑的な彼女の姿は、何故か周囲の人間の目には映っていなかった。

彼女はなぜ見えなくなってしまうのか――。

謎の解決に乗り出した咲太は、麻衣と過ごす時間の中で、彼女の秘める想いを知り……。空と海が輝く町で心揺れる少女達との不思議な物語が始まる。

STAFF

原作：鴨志田一（電撃文庫刊「『青春ブタ野郎』シリーズ」）
原作イラスト：溝口ケージ
監督：増井壮一
構成・脚本：横谷昌宏
キャラクターデザイン：田村里美
総作画監督：田村里美　髙田晃
助監督：いわたかずや
プロップデザイン：髙田晃
美術設定：藤井一志
美術監督：渋谷幸弘
色彩設計：横田明日香
3D監督：野間裕介　唐澤祐人
撮影監督：関谷能弘
2Dワークス・特殊効果：内海紗耶
編集：三嶋章紀
音響監督：岩浪美和
音楽：fox capture plan
制作：CloverWorks
製作：青ブタ Project