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『リボルバーズエイト』プレイレポート! おとぎ話の主人公たちを召喚して戦うRTS

肉体美を見せたがる“はだかの王様”やSNSにドハマりの“赤ずきん”!? おとぎ話の主人公たちを召喚して戦うRTS『リボルバーズエイト』プレイレポート

2019年1月22日より正式サービス開始したiOS、Android用アプリ『リボルバーズエイト』は、誰もが知っているおとぎ話の主人公たちを召喚して戦うRTS(リアルタイムストラテジー)ゲームです。

召喚されるヒーローたちは、単体攻撃力の高いストライカー・桃太郎(CV:武内駿輔さん)、範囲攻撃が強力なサポート・赤ずきん(CV:佳村はるかさん)、高いHPで敵の攻撃から味方を守るタンク役・はだかの王様(CV.稲田徹さん)など、それぞれ特徴を持っています。

プレイヤーは、これらのヒーローたちを始めとする8枚のカードでデッキを組み、3分間のバトルに挑みます。

カードはヒーローのほかにもミニオン、建物、魔法などさまざまな種類が存在。これらをどのように組み合わせるかをじっくり考える“デッキ構築”。そして、いつ・どこに・どの順番で召喚すべきかをリアルタイムで考える“状況判断能力”。本作では、このふたつがものを言う本格的な頭脳戦が手軽に楽しめます。

ここからは、一足先に『リボルバーズエイト』をプレイした筆者が、実際のプレイ画面とともに本作の魅力をご紹介していきます。

RTS初心者でも安心! 速過ぎないゲームテンポが心地よい

本作のマップは非常にシンプルで、お互いの陣地にメインタワーが1本とサブタワーが2本ずつ。制限時間終了時に相手より多くのサブタワーを破壊する、またはメインタワーを先に破壊したプレイヤーの勝ちとなります。

▲画面は常にこの視点で固定

▲画面は常にこの視点で固定

プレイしてまず感じたのは、思っていたほど忙しくないということ。というのも、RTSというとユニットをたくさん召喚して、同時にいくつもの操作を平行して行うイメージがあったのです。

ですが本作では、マップも広すぎないことに加えて、ヒーローたちを召喚した後に一定時間クールタイムが発生するため、少しのあいだながら“何もできない時間”が存在します。

この時間があるおかげで、「あ、あそこが敵に狙われている」とか「つぎはこう動こう」など、意外とゆっくり考えられます。試合時間は3分であっという間ですが、「何が何だかわからかなかった」というようなことにはなりにくい印象です。

▲画面に表示される情報量が、同時に処理できる限界を絶妙に超えてこない感じ。開発チームの優しさを感じる調整です。

▲画面に表示される情報量が、同時に処理できる限界を絶妙に超えてこない感じ。開発チームの優しさを感じる調整です。

本作の優しい点はもうひとつ、ユニット同士の相性の分かりやすさです。たとえば、“はだかの王様”のようなタンク役はHPが高く、タワーの攻撃を自身が引き受けることで味方を安全にタワーまで運べます。

ですが、いくらHPが高いと言ってもたくさんの敵に囲まれればやられてしまいます。なので、一度にたくさんのミニオンを召喚できる“トランプ兵軍団”などが有効です。

“トランプ兵軍団”は数こそ多いものの、1体1体のステータスは高くありません。赤ずきんのように範囲攻撃ができるヒーローなら、一掃できてしまいます。

このように、このユニットには○○が有効という関係がある程度定まっているように感じました。だからといって展開がワンパターンになるかと言えば、そうはならないようになっています。

対戦で使用するデッキは8枚のカードで構成されていますが、対戦中の画面で表示されているカードは4種類。これらは対戦開始時にランダムで選ばれ、使用すればまたランダムでつぎのカードへと入れ替わります。

そのため、つねに対策となるユニットを召喚できるわけではなく、盤面の状況から相手の次の手を読み、対策となるユニットを温存しておくといった駆け引きが生まれます。この読み合いこそ、本作の醍醐味となる部分と言えるでしょう。

▲タンク役のはだかの王様を前に置いて、遠距離から範囲攻撃ができる赤ずきんを後ろに。筆者おすすめのフォーメーションです。この陣形を作るために、両方のヒーローが揃うまでほかのユニットを召喚して待つ、なんてことも。

▲タンク役のはだかの王様を前に置いて、遠距離から範囲攻撃ができる赤ずきんを後ろに。筆者おすすめのフォーメーションです。この陣形を作るために、両方のヒーローが揃うまでほかのユニットを召喚して待つ、なんてことも。

また、ヒーローたちはそれぞれ強力なスキルを持っています。さらに、リーダーのみが使えるスペシャルスキルは戦況を大きく変えてしまうことも! スキルを使うタイミングも重要になってきます。

▲スペシャルスキルは演出も派手でカッコイイ! いろいろなヒーローの演出を見たくなりますね。

▲スペシャルスキルは演出も派手でカッコイイ! いろいろなヒーローの演出を見たくなりますね。

あれ、そんなお話だっけ……? ちょっと(?)アレンジされたヒーローたちの物語がおもしろい!

おもなコンテンツは対人戦ですが、本作ではストーリークエストもしっかり楽しめます。メインクエストとヒーロークエストに分かれていて、メインとなるお話のほかに、各ヒーローにスポットライトを当てたサブストーリーも楽しめます。

筆者がとくにオススメしたいのは、じつはサブストーリーであるヒーロークエストなんです。なかでもお気に入りは、“はだかの王様”のヒーロークエスト。

一般的に知られている『はだかの王様』と言えば、バカには見えない不思議な布地でできているという服を、王様も家臣も見えないと言えず、騙されたまま裸でパレードを行ってしまうというものですが……。


なんと王様の計画的犯行!? 肉体美を見せびらかしたいがために、詐欺師を逆に利用し、合法的にはだかでパレードを行える状況を作り上げてしまいます。なんて賢い筋肉なんだ……。

▲子どもには服を着ていないことを見破られてしまうも、筋肉を褒められて満足気な王様。最後まで抜かりない……。

▲子どもには服を着ていないことを見破られてしまうも、筋肉を褒められて満足気な王様。最後まで抜かりない……。

このように意外なアレンジがなされたお話で、純粋に読み物としておもしろいです。ほかにも、イヌ、サル、キジを亡くし、その仇討ちのために戦う“桃太郎”や、SNSでバズることを何よりも重視する○○映え系女子の“赤ずきん”など、かなり尖った設定のヒーローがたくさんいます。

しかもお話がおもしろいだけでなく、クエストの過程でヒーローの使い方が勉強できてしまうので、まさに一石二鳥。ほかにも魅力的なヒーローたちの、ちょっとビックリ(?)なお話がたくさん見られるので、ぜひヒーロークエストも楽しんでみてください!

RTSがあまり得意でないという方も、まずはストーリーだけでも楽しんでみてください。そしてお気に入りのヒーローを見つけたら、そのヒーローを中心にデッキを組んで対人戦にもチャレンジ!

いい意味で、スマホゲームならではの簡略化されたデザインとなっており、RTS入門にはうってつけです。それでいて、ハイレベルな頭脳戦のやり取りも楽しめる、手軽さと本格さがとても良いバランスで調和された作品であると感じました。

ここまで読んでいただいたなら、ついでに公式サイトのヒーロー紹介ページまで見ていってください。つい突っ込みたくなるような紹介文が書いてあるので、突っ込んだら負け、ということでダウンロードしてみてください(笑)。きっと、損はしないはずです。

[文:竹内白州]

アプリ概要

名称:リボルバーズエイト
ジャンル:リアルタイムストラテジー
配信機種:iOS / Android
価格:基本無料(アイテム課金あり)
メーカー:セガゲームス

公式サイト
公式ツイッター(@rev8_official)
公式YouTube

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