戦車はいいぞ！　ミリタリーファンに遊んでほしい基本プレイ無料のゲーム『World of Tanks』

アニメや映画、漫画などの「ミリタリー」は、昔から一定のファンがいる人気のジャンル。今回はそんなミリタリーファンにオススメしたいパソコン用ゲーム『World of Tanks』（以下、WoT）をご紹介。過去に『ガールズ＆パンツァー』とコラボするなど話題の本作をレビューしていきます。

【公式サイト】

2010年にWargaming.netが開発したWoTは、すでに1億8000万人ものプレイヤーに親しまれているゲーム。本作の魅力はひとことでは語り尽くせないが、ザックリとまとめると以下のような感じ。

●無料で遊べるオンライン戦車ゲーム（課金要素アリ）
●プレイヤーは自分の戦車を操作して戦うアクションゲーム
●基本的には最大15対15で戦うチーム戦
●1試合10分程度でサクッと終わる
●登場する戦車はなんと500種類以上！
●アメリカ、ドイツ、ソ連、イギリスなど、さまざまな国家の戦車が登場
●日本の戦車も選べる！
●軽戦車や重戦車、駆逐戦車など、5タイプの戦車が登場
●戦車の開発や搭乗員の育成などRPGのような要素もある

まるで戦車博物館！　超リアルな戦車が500種類以上も登場

500種類以上の戦車が登場するWoTだが、初めて起動した状態では各国の戦車が1輌ずつしか登場しない。これらの戦車で戦って、少しずつ新しい戦車を開発してくのだ。序盤は旧型の戦車しか使えないが、使い続けると「Ⅳ号戦車」や「ティーガー」、「シャーマン」、「KV-1」などの有名な戦車に乗れるようになる。開発できる順番は史実に基づいているため、遊びながら戦車の歴史を学べるのも本作の魅力のヒトツ！

さらにこれらの戦車は、3Dモデルが超リアルに作られているのも嬉しい。開発元の「Wargaming.net」は現存する戦車や当時の資料を徹底的に取材して、細部まで丁寧に再現している。戦車本体はもちろん、ゲームには関係ない機銃やアンテナなどの装備品までリアルに作られている。

戦車を操作して実際に遊んでみよう！

戦闘に参加するには、ガレージで出撃させたい戦車を選択した後に画面上部の「戦闘開始」ボタンをクリックするだけ。あとは自動的にマッチングが行われて、試合がスタートする。マッチングは不公平にならないように、自分が選んだ戦車と同じくらいの強さの戦車だけで行われる。なので「三号戦車でセンチュリオンと戦わなければならない……」などといった敗戦濃厚な試合はゼッタイにない。難しいことは考えずに、自分が好きな戦車を選んで参加できるのだ。

試合のルールは簡単。いくつかのルールが存在するが、基本的にはどちらかのチームが全滅するか、陣地を占領したら終了となる。試合内容にもよるが、だいたい10分くらいで決着がつく場合が多い。そして試合が終わるとリザルト画面（戦果報告）が表示され、自分がどれだけ活躍したかがわかる。ここで経験値とクレジットを得られるのだが、活躍すればするほどもらえる量は増える。報酬は試合に勝っても負けても得られるため、負け続けても活躍さえしていれば、いつかは新しい戦車を開発できるようになる。

戦車の開発はまるで改造プラモデルのよう

蓄えた経験値で戦車を開発するときは、戦車のパーツを選んで自由に強化させられる。一般的な戦車は主砲や履帯、エンジン、砲塔など、複数のパーツで構成されており、ある一定条件の開発が終了すると、次世代戦車を購入できるようになる。

新型の戦車がほしい人でも、初めは使える経験値が限られているので一気に新型戦車を開発できない。そのため、まずは所有している戦車のパーツをひとつずつ開発していくことになる。パーツを開発する順番は自由だが、戦車のタイプに応じて強化するのがベスト。例えば偵察が得意な軽戦車は「エンジン」や「履帯」、後方から遠距離射撃を行う駆逐戦車は「主砲」や「砲塔」を優先的に開発していくと、有利にゲームを進められる。