
「キャラクターの描き方が丁寧だからこそ、いくらでも想像を膨らませられる楽しさがある」──『アオのハコ』Season2 猪股大喜役・千葉翔也さん×蝶野雛役・鬼頭明里さん×笠原匡役・小林千晃さん鼎談インタビュー
青さが胸を衝く青春部活ラブストーリー、待望の『Season2』! TVアニメ『アオのハコ』Season2が、2026年10月より放送中です。
アニメイトタイムズでは放送を記念し、キャストインタビューを実施。本稿では猪股大喜役・千葉翔也さん×蝶野雛役・鬼頭明里さん×笠原匡役・小林千晃さんが登場です。
Season1の空気そのままに始まったという『Season2』のアフレコ。キャラクターの関係性が変化していく中でも変わらない『アオのハコ』チームの温かさに触れることができました。
そして今回のインタビューの模様は動画でも公開中。記事とあわせてチェックしてください!
「距離!(笑)」
──放送開始となった『Season2』ですが、現場の雰囲気やチームの空気感はいかがでしたか?
猪股大喜役・千葉翔也さん(以下、千葉):Season1の空気そのままに来られている感覚があります。僕がすごく嬉しかったのは、前作と『Season2』の間に収録時期がどうしても空くのですが、その間にキャスト陣それぞれが原作の連載を追いかけていて「今ここが盛り上がってるよね!」という話を、まるで先週までアフレコをしていたかのように続けてくれていて。あとは僕と上田(麗奈)さんが長く掛け合いをした後に、みんながリアクションしながら迎えてくれたりしたのも嬉しかったですね。みんなにとっても地続きで『Season2』が始まったんだなと思いました。
『Season2』から木戸夢佳役で加わった青山(吉能)さんも、Season1のアニメを非常に意識している、と言ってくださって、とてもありがたかったです。
蝶野雛役・鬼頭明里さん(以下、鬼頭):私もそんなに時間が空いたようには思えないくらい、そのまま地続きでアフレコが始まったなと思っていて。「久しぶり!」という感じもみんなまったくなくて、自然と集まってきた感覚がありました。
笠原匡役・小林千晃さん(以下、小林):「先週ぶり!」みたいな感じだよね。『Season2』で僕は第27話(Season2 第2話)からの参加だったのですが、第26話(Season2 第1話)ですごく仲良くなったのか、青山さんも「Season1からいたよ」というぐらいの自然さでアフレコに参加されていて。『アオのハコ』独特の、キャスト陣に同年代が多いからこその賑やかさがあって、すごく心地の良い時間が流れている印象がありますね。
──その中でも猪股大喜、蝶野雛、笠原匡という同級生トリオは特有の雰囲気を持っているのではないかと思います。関係性の魅力について教えてください。
千葉:Season1ではね、雛“さん”と……。
鬼頭:距離!(笑)
小林:「さん」をつけることによって距離が生まれちゃうから(笑)。
千葉:(笑)。雛と大喜が色々とありましたが、根底にはやっぱり「友人としてこれからも仲良くいたい」という想いが強くあるんだなと『Season2』になっても強く感じますね。
小林:そうだね。それを感じつつ、匡が全体を俯瞰していて。
鬼頭:匡があのままフラットな感じでいてくれるのが一番の助けになっているなって。あの3人が一緒にいて、雛と大喜がゴチャっとなったとき、普通なら「俺、気まずい……」みたいな感じになっちゃうと思うんですよ(笑)。でも匡はどちらの方にも耳を傾けてくれたり気にかけるようにしてくれて、気にしないまま一緒にいてくれる。バランサーだなと感じますね。
小林:Season1では大喜と匡の掛け合いが多かったですが、今後の『Season2』では匡と雛の関係性も描かれます。これは見ていただきたいですね。
鬼頭:匡の良いところが出てましたね!
小林:お互いに引き出し合っている感じがしました。今までは大喜を中心とした「大喜と雛」「大喜と匡」という組み合わせをよく見かけましたが、これからは雛と匡もぜひ楽しみにしていただきたいです。
千葉:見ていて気になるよね。Season1でそれぞれのキャラクターを深く掘り下げているからこそ、全部の関係性が新鮮で楽しいです。
──そんな『Season2』のアフレコはいかがでしたか?
千葉:相変わらずスムーズですよね。アフレコにかける時間が本当に早い!
小林:『アオのハコ』の音響制作さんって、話数ごとに細かくワード数を書いてくださるじゃないですか。やっぱり大喜と(鹿野)千夏のセリフ量がもうめちゃくちゃ多くて、他の人の10倍近くあったりするんです。
それでもリテイクが少なく早く終わるのは、二人(千葉さん・上田さん)の事前準備の読み込みと、噛まない、セリフを押さない、被らないという卓越した技術でやってくれているからこそなんです。ちばしょー(千葉さん)と上田さんがそうしてくれているからこそ! スムーズに終わっているんだということを伝えたかった。
千葉:嬉しいな!(笑) 原作サイドの皆さんもすごく親身に見てくださっている印象があるんです。(三浦糀)先生だけでなく担当編集の方など色々な方が見守ってくださっているのですが、アニメで出てきた空気感を尊重してくださっているなと感じます。「このシーンはこうだから、絶対にそこから離れないでください」と言われることはあまりなくて。一人ひとりのキャラや、それぞれが大事にしていることを重視してくださっている感覚がありますね。
小林:本当に尊重してくださっていますよね。例えばちばしょーだったら「大喜のスペシャリスト」という信頼を感じます。
千葉:だからチェックにも、そんなに時間がかからないで進んでいるのかなと。
鬼頭:やっぱり二人が流れを作って土台をしっかり固めてくれているから、私たちはその流れに乗るだけでいいという安心感があって。
小林:二人が跳んでくれている大縄跳びに、混ざっていけばいいという感覚に近いね。
鬼頭:あはは!
千葉:嬉しいね! あと、今回収録の時間帯が夜から朝になったんですよ。
小林:あれ、前回は朝じゃなかったか。
鬼頭:夜だったんだ。
千葉:『アオのハコ』ってすごく朝の空気が漂うアニメですし「おはよう」から話が始まることも多い。爽やかで良い方向に向いているなと思いました。
小林:それでいうと、ちばしょーの大喜のあの雰囲気。夜でも朝でもちゃんとあの出力が出るのがすごいよね。
千葉:もう前日から作ってるから! 「明日は朝からだからたくさん寝よう」って心がけてます。余計なことはしないようにしています(笑)。
──現場の空気も、まるで作品内のようですね。
千葉:(大喜の)お母さん役の柚木(涼香)さんも、現場にいらしては「今日もよかったよ!」って全員に声をかけて帰っていかれるんです。そういうやり取りも珍しいので、すごく嬉しいですよね。
鬼頭:本当にお母さんだよね。
小林:あとはキャストの世代が比較的近いからこそ、本当に気兼ねなく会話が飛び交っている印象がありますね。
鬼頭:本作は恋愛ものというのもあって、小林さんが休憩に入るたびに恋愛リアリティーショーのMCみたいなトークをしてくれるんです(笑)。「あのシーン、どう思う?」みたいな。
小林:「ちょっと早かったよね……」って(笑)。
鬼頭:そうそう(笑)。それもすごく楽しかったですね。
千葉:(木戸)夢佳のボーイフレンドの話でみんながすごく盛り上がっている空気を感じたことがありました(笑)。細かくリアクションしてるなって。
小林:裏側の背景まで「夢佳はこういう性格だからきっとこうなんだよ」って。
千葉:『アオのハコ』はキャラクターの描き方が丁寧だからこそ、いくらでも想像を膨らませられる楽しさがあるよね。



































