映画
プロメア二夜目のチャンピオン祭”公式レポ

――僕らの作品はドリルのようです! 中島かずきさん、今石洋之さん、新谷真弓さん登壇!“プロメア二夜目のチャンピオン祭”公式レポート到着!

アニメ『天元突破グレンラガン』『キルラキル』今石洋之さん&中島かずきさんの最新作!

大ヒット上映中の映画『プロメア』にて、ゲキ×シネとのコラボ上映イベント“プロメア二夜目のチャンピオン祭”が実施されました!

今回のイベントは、先日行われた『蛮幽鬼』とのコラボ上映イベントが大好評だったことから実現したもの。本稿では、このイベントの公式レポートをお届けします。


 
今回『プロメア』とコラボするのは2014年に上演された『蒼の乱』で、こちらも『プロメア』の脚本、そして劇団☆新感線の座付き作家として数々の舞台脚本を手掛けている中島かずき脚本作品となっております。

松山ケンイチ、早乙女太一も同舞台に出演しており、『プロメア』の主人公ガロとリオのキャスティングに際しては、本作や、同じく2人が共演したWOWOWの土曜オリジナルドラマ「ふたがしら」(2015)での演技が念頭にあってオファーがなされました。

様々な繋がりと、ファンの熱狂的な盛り上がりと熱量によって実現した今回のコラボ上映イベント、『蒼の乱』上映後に、『プロメア』監督の今石洋之、中島かずき、ルチア・フェックス役の新谷真弓が登壇すると会場からは割れんばかりの拍手が起こりました!

今回のコラボイベントについてMCから説明されると、中島から「前回の『蛮幽鬼』とのコラボイベントのチケットが30分足らずで完売したことで、早速『蒼の乱』でもやりましょう!となりました。」と今回の実現に至った経緯も明かされ、『プロメア』でルチア役として声優を務め、劇団☆新感線の舞台でも女優として活躍している新谷も「本当に皆さんに来ていただいたおかげです!」と感謝が述べられました。

今回も映画と舞台のコラボイベントということで、新谷が出演した映画『プロメア』と舞台『偽義経冥界歌』の台本を持参し、映画と舞台の台本の違いについて、中島に質問をぶつける一幕も。

それぞれの映画と舞台の脚本の描き方について聞かれた中島は「舞台は場面(セット)転換などもあるのでそれは意識しますね。」と答えると会場からは感心の声が。さらに今石も「中島さんが書く台本に、僕が描いた絵コンテをまた文字に起こしたものを書き加えてアフレコ台本になるんですよ。」と普段に聞けない制作の裏側を語りました。

また改めて『プロメア』の10億突破ロングラン大ヒットについてMCから触れられると、今石は「本当に嬉しいです。オリジナル単発のアニメ映画でこのようになることは滅多にない。」としみじみコメント。すかさず中島も「10億の男、今石洋之ですから!」と監督が為した偉業を中島節で称えました!

絶賛上映中である『プロメア』前日譚であるガロ編・リオ編付き上映について話が及び、今石が「単発作品で誰も知らないものなので、キャラクターについてどう深く知っていただくかを考えたときに短編を作った方が良いんじゃないかと思った。」と話すと、中島が興奮気味に「本編のオープニングのためにこだわって作った脚本を今石監督に切られたから、畜生と思ってそれをリオ編オープニングシーンにしたんです!」とまさかの反撃!

新谷も「じゃあ今の『プロメア』のお洒落なオープニングがマッドマックス的なヒャッハーなシーンになってた可能性もあるってこと?」と被せると、初めて語られる制作秘話に会場も大盛り上がりでした。

『プロメア』のイベントらしくボルテージが上がってきたところで、会場に来たお客さんから「リオは貴族出身なんですか?」と質問が飛ぶと、間髪入れず中島が「それはクリエイティブディレクターの嘘!認めない!中島バース(宇宙)にはございません!」と冗談交じりに反論!

新谷が「いろいろな宇宙がありますからね」とフォローを入れると、中島も「もうプロメアはみんなが育ててくれた作品。みなさんだけのバース(宇宙)があっていいんです。だからあなたのバースの中ではリオが貴族であってもいいんです!」とファンへの感謝を伝えつつ自らの作品への思いを語りました。

そして『プロメア』のキャスティングに関し話が及ぶと、今石は「今回は(画を)描きながらこの人かな、と思いながらデザインを描いてました。だから今回はオーディション無しでした。全部指定でした。」と希望通りのキャスティングが叶っていたことも告白。

中島が「でもアフレコ中に監督、顔曇ってたよね?」と振られると、画が完成する前のアフレコ収録だったことに触れながら、今石は「想像以上の芝居を声優陣がするから、この声にどう画を合わせていけばいいんだろう…」と幸せな悩みがあったことも明かされました。

また本日、スペシャル企画として、本日のゲスト3人のサイン入りコラボカードが抽選で会場のお客さんにサプライズでプレゼントされるなど、今回の特大ヒットへの感謝をファンの皆様へ伝える温かいイベントとなりました。

最後に50回以上『プロメア』を鑑賞したお客さんがいることも判明し、今石も「僕でもそんな観てないよ」と満面の笑みでコメントしつつ「とにかく楽しければいいと思って作りました!難しく考えず何度でもプロメアに浸ってほしい」と熱い思いを改めて伝えました。

新谷は「こうやってプロメアと新感線がつながることがめちゃくちゃエモい!良いものは演劇でも映画でもとにかく良いんだ!と実感しました。」、続く中島も「僕らの作品はドリルのようです!浅く広くではなく、深く深く進みながら、情熱をもって好きな作品を作り続けることが正しいんだと教えてもらった。本当に感謝しています。」と話し、イベントは大盛況のまま幕を閉じました。

 

映画『プロメア』作品情報


 

ストーリー

世界大炎上―― 全世界の半分が焼失したその未曽有の事態の引き金となったのは、突然変異で誕生した炎を操る人種〈バーニッシュ〉の出現だった。

あれから30年――攻撃的な一部の面々が〈マッドバーニッシュ〉を名乗り、再び世界に襲いかかる。

対バーニッシュ用の高機動救命消防隊〈バーニングレスキュー〉の燃える火消し魂を持つ新人隊員・ガロ(松山ケンイチ)と〈マッドバーニッシュ〉のリーダー・リオ(早乙女太一)。

熱き魂がぶつかりあう、二人の戦いの結末は。
 

 

スタッフ

原作:TRIGGER・中島かずき
監督:今石洋之
脚本:中島かずき
キャラクターデザイン:コヤマシゲト
美術:でぼぎゃらりー
美術監督:久保友孝
色彩設計:垣田由紀子
3DCG制作:サンジゲン
3Dディレクター:石川真平
撮影監督:池田新助
編集:植松淳一
音楽:澤野弘之
音響監督:えびなやすのり
タイトルロゴデザイン:市古斉史
主題歌:「覚醒」「氷に閉じ込めて」 Superfly(ワーナーミュージック・ジャパン)
アニメーション制作:TRIGGER
製作:XFLAG 配給:東宝映像事業部
 

キャスト

松山ケンイチ
早乙女太一
堺 雅人
ケンドーコバヤシ
古田新太

佐倉綾音
吉野裕行
稲田徹
新谷真弓
小山力也
小清水亜美
楠大典
檜山修之
小西克幸
柚木涼香
 
公式サイト
公式ツイッター(@promare_movie)

(C)TRIGGER・中島かずき/XFLAG
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