『僕のヒーローアカデミア』増田俊樹さんがTVアニメ第4期と切島鋭児郎が活躍する11/16(土)放送回の見どころをレクチャー!!／インタビュー

68話は切島、天喰、ファットガムが活躍。原作を読んだ時から意識していたエピソード

――放送直前の第68話「ガッツだレッツラレッドライオット」は切島の活躍が見られる、重要なエピソードの1つですね。

増田：デクやお茶子、梅雨ちゃんと同じく、切島のプロヒーローインターン先でのエピソードが描かれます。死穢八斎會が背後に潜む、大阪でのある事件で"個性"を使った戦いに参加します。

これまでは突発的な出来事の中で"個性"を使うことはありましたが、ヒーローとしての正式な任務の中で使うのは初めてです。原作でこのエピソードを読んだ時から、彼にとって大きな経験と自信につながる回だと思っていたので、大切に演じなくてはと考えていましたし、実際の収録でも想いを込めて演じました。

――インターン先のヒーロー、ファットガムについてどんな印象がありますか？

増田：漢気もありながらも、かわいらしくて、それでいて余裕を感じさせるところはプロヒーローらしいなと思いました。大阪という土地柄もあってか、今までのプロヒーローたちとは雰囲気が違います。全国区ではないけど大阪では大人気というのは、実力に加えて人望などを兼ね備えているからだろうなと。興津和幸さんのお芝居もイメージ通りで、ファットガムの魅力がより伝わってきました。

――そして、4期で戦う相手である死穢八斎會の若頭・オーバーホール役の津田健次郎さんも雰囲気があるお芝居でゾクっとさせられます。

増田：自分の目的のためには手段を選ばない冷酷さがあって、でも自らの欲望のためではなく、使命に突き動かされて行動しているところに得体のしれない怖さを感じますね。

切島の大きな成長をもたらす八斎會との戦い。敵（ヴィラン）連合の動きにも注目！

――今後の見どころのご紹介をお願いします。

増田：ヒーロー社会やヒーローの存在を揺るがす大きな事件が動き出します。インターン組が合流し、ヒーローたちと一緒に激しい戦いを繰り広げますが、切島にとってもヒーローへの確かな歩みを刻む忘れられないシリーズになると思います。また出久とナイトアイの関係性や、ナイトアイの過去も見どころになります。

敵（ヴィラン）側も、オーバーホールたち八斎會の真の狙いも大きなポイントのひとつですし、敵（ヴィラン）連合の死柄木が第3勢力としてトリッキーな立ち回りをしているところも気になります。手の内を見せないような動きが、彼らの今後により一層の不気味さを感じさせるので、そこも注目してほしいです。

WEBラジオのパーソナリティは10月から増田さんと山下大輝さんのコンビに！

――WEBラジオ番組『僕のヒーローアカデミア ラジオ オールマイトニッポン』が好評配信中ですが、この10月から出久役の山下大輝さんと増田さんがパーソナリティを担当されています。

増田：アニメ『ヒロアカ』のエピソードについて、描かれなかったところを補足したり、ゲストの方をお招きしてのトークをしたり、アニメをもっと楽しんでいただけるよう、世界を広げていけるような番組になればいいなと思っています。

――同い年のお二人ということで、テンポもいいし、楽しそうですね。

増田：楽しいし、やりやすいですね。同い年だからこそ、お互いをほめ合いながら、イジり合いながら(笑)。1-Aっぽいというか、学生っぽい距離感でやれている分、今までのラジオとは違った空気感の番組になっているかもしれません。僕らと一緒に楽しみながら『ヒロアカ』について語り合いましょう！

劇場版は1-A全員登場のオリジナルストーリー&予想がつかない結末などおもしろさてんこ盛り！

――12月20日より『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ：ライジング』が公開されますが、収録を終えた感想と見どころをお願いします。

増田：ものすごくボリュームのある内容です。前情報として1-Aのメンバーが全員登場するということと、オリジナルストーリーであり、堀越(耕平)先生がやりたかったエッセンスが入っています。

1作目の劇場版『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ～2人の英雄（ヒーロー）～』のクライマックスも少年マンガ原作ならではの、手に汗握る、胸にグッとくる演出でしたが、今回も1-A全員のチームワークを描きつつ、「ここまでやっていいの!?」「これってどう結末を付けるんだろう!?」という演出もあって、本当に驚きました。すごい展開が用意されていて、まさに年末にピッタリの映画になっていると思います。原作やアニメのファンの方々はもちろん、まだ触れたことがない皆さんにも見ていただきたいし、家族や友達を誘って見に来てほしいです。そしてTVアニメや原作にも興味を持っていただければうれしいです。

1-Aメンバーやプロヒーロー、好きな視点で楽しめる作品。切島ファンは68話必見！

――最後に皆さんへメッセージをお願いします。

増田：『ヒロアカ』のアニメは『週刊少年ジャンプ』に連載されている作品らしい、「友情」「努力」「勝利」を体現した、子供心を思い出させる熱い作品になっていると思います。大人の方は出久や切島に昔の自分を重ねたり、プロヒーローたちを今の視点で見たり、どんな年齢の方にもいろいろな見方ができる作品ですので、皆さんそれぞれの楽しみ方でアニメをご覧になっていただければ。

――ちなみにスタッフの方から切島人気が急上昇中で、この4期の活躍で更に魅力が爆発するのでは？　とおっしゃっていました。

増田：本当ですか？　でも今週末放送の第68話以外にも見せ場がありますので、見て、好きになってくださる方がさらに増えたらいいなと期待しています(笑)。

TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第4期作品情報

放送情報

好評放送中!!
毎週土曜夕方5：30～読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネット
※一部地域を除くにて
　

ストーリー

超常能力“個性”を持つ人間が当たり前の世界。憧れのNo.1ヒーロー・オールマイトと出会った“無個性”の少年・緑谷出久、通称「デク」は、その内に秘めるヒーローの資質を見出され、オールマイトから“個性”ワン・フォー・オールを受け継いだ。

デクはヒーロー輩出の名門・雄英高校に入学し、“個性”で社会や人々を救ける“ヒーロー”になることを目指して、クラスメイトたちと試練の毎日を過ごしていた。

宿敵オール・フォー・ワンを倒したものの力を使い果たしたオールマイトはプロヒーローを引退。彼の意志を継いだデクは「プロヒーロー仮免許」を取得し、“最高のヒーロー”にまた一歩近づいた。

そんな中、デクは雄英ビッグ3のひとりであり、プロヒーローのサー・ナイトアイの下で「インターン活動」をしている3年生・通形ミリオと出会う。その圧倒的な実力から、デクはプロヒーローの事務所で実際にヒーロー活動を行うインターン活動への意欲を高まらせる。

一方、不穏な動きを見せる指定敵＜ヴィラン＞団体・死穢八斎會の若頭オーバーホールが、オール・フォー・ワンの意志を継ぐ敵＜ヴィラン＞連合のリーダー死柄木弔と接触。そして、オーバーホールの傍らには、ひとりの少女の姿があった―。

デクの、ヒーロー候補生たちの、新たな“脅威”との戦い、そして“使命”への挑戦が始まる!!

スタッフ

原作：堀越耕平（集英社「週刊少年ジャンプ」連載）
総監督：長崎健司
監督：向井雅浩
シリーズ構成・脚本：黒田洋介（スタジオオルフェ）
キャラクターデザイン：馬越嘉彦
音楽：林ゆうき
アニメーション制作：ボンズ
オープニングテーマ：「ポラリス」BLUE ENCOUNT
エンディングテーマ：「航海の唄」さユり
　

キャスト

緑谷出久：山下大輝
通形ミリオ：新垣樽助
爆豪勝己：岡本信彦
麗日お茶子：佐倉綾音
飯田天哉：石川界人
轟焦凍：梶裕貴
切島鋭児郎：増田俊樹
蛙吹梅雨：悠木碧
八百万百：井上麻里奈
天喰環：上村祐翔
波動ねじれ：安野希世乃
オールマイト：三宅健太
サー・ナイトアイ：三木眞一郎
ファットガム：興津和幸
壊理：小林星蘭
オーバーホール：津田健次郎
　
アニメ公式サイト
アニメ公式Twitter（@heroaca_anime）