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TVアニメ『歌舞伎町シャーロック』キャスト座談会第8弾

アニメ『歌舞伎町シャーロック』小西克幸さん、斉藤壮馬さんによる座談会第8弾|みんなで過ごした後の1人の時間にふと感じるモノを表現したような新EDにも意味がある! 復讐を遂げたモリアーティの今後に2人も大注目!!

シャーロックを中心に、1歩進んだ変化が周囲のキャラたちにも波紋のように広がっている途中

――#14からはまた、日常的なコメディ寄りの物語だったので、単純に物語を楽しみにしつつも、この後に1クール目のような展開が待ち受けているのかも……というのはハラハラドキドキしますね。ちなみに、ジャック事件を経て、シャーロックや京極に変化を感じるなと思うのですが、演じる上で意識した点はありますか?

小西:モリアーティが一番(変化が)あるんじゃないかなと思いますね。

シャーロック的には延長線上なので、順番に積み重なってきた通りのストーリーというか、関係性が続いていってどうなるのか、というところです。

――ワトソンや長屋のみんなに対しての行動。例えば、京極にショック療法を試みたというのも、自然な流れとしての行動だと?

小西:ワトソンが来てからなのかはわからないですけど、人のために手を差し伸べてあげるということは、わりと当たり前になってきている気がします。

誰かのために全力で動くことに、意味はいらないというか。ワトソンのおかげで、全体的な関係性も変わってきている気はするので、やはりワトソンはすごく大きな存在だと思います。

ガタイのいい青年がやって来て、「シャーロック・ホームズさんですか? 依頼お願いします」と聞いて回っていた、あの気弱な青年が今や(笑)。

斉藤:(笑)。

小西:だから、(ワトソンは)物語の中でものすごく重要なポジションにいるんじゃないかなと。それによってシャーロックもすごく変わっているし、シャーロックが変わることによって、モリアーティが影響を受けていると思います。

シャーロックだけじゃなくて、周りにいる人たちもみんな影響を受けていく、相乗効果というか。そういう意味では、最初とは変わってきているのかなと思いますね。

――京極については、マキちゃんのことで落ちてから立ち直るところで、変化がありますよね。

斉藤:そうですね。

小西:カッコいいんですよ、京極(笑)。本当に、京極がいとおしい。

斉藤:京極は、立ち直るところの他にも、変化がすごくあるなと思っています。

手袋の話とかが挙がったように、他キャラに比べて非常に多い属性の中の1つに、潔癖があると思うんですけど、僕はこれが1つポイントかなと。

#14でも、それは特徴的に描かれていて、自我を失って入院していたので、ずっと手袋を外していましたが、#14の最後だけスッと手袋をはめて「エースを呼んでいる」からのウンチを踏むと。

一同:(笑)。

斉藤:そこからの、出血している相手を助けるために、自分に血がかかるのも気にせず「大丈夫か!」と本当に心からいける人間になっていく。

2クール目で特に、ギャグの裏で成長する姿が描かれていくので、あえてお芝居を変えることはないですけど、京極自身が変わった部分を素直に届けられるように(演じる)という意識はありました。

でも、#14はさすがにおかしかったと思います(笑)。

小西:『歌舞伎町シャーロック』らしいよね(笑)。#14があっての、この先の展開で血が苦手な京極が自ら血の中に飛び込んでいくシーンはカッコいいです。

現場でも「すごくカッコいい回ありますから!」と言われていたけど、本当にみんな見直すと思います(笑)。

斉藤:本当ですね。京極のカッコいいところをお見せしてさしあげますよ、皆さんに!(笑)

小西:僕らも同じように説明を受けてたからね(笑)。

“前に進んでいる”という表現が合っているかはわかりませんが、普段の生活は変わらないけど、みんながちょっとずつ、心持ち一歩だけ進んだという変化かなと。それが今は、波紋のように広がっている最中なのかなと思います。

――新ED映像・楽曲について感想を教えてください。

小西:2クール目もロザリーナさんの「百億光年」だと思っていました(笑)。

斉藤:「百億光年」も素敵で、本当に良い曲ですよね。

小西:LINELIVEに、ロザリーナさんがゲスト出演してくれて生で聴いたけど、めちゃくちゃ良い。

斉藤:うらやましいです。

小西:石崎ひゅーいさんの新ED「パレード」も良いよね。

アフレコが全て終わった状態で見た上で、すごく意味のあるEDなのかなと思います。今までシャーロックの中で、出来事や感じたことなど記号だったものが、記号じゃなくなってきていて。いろいろ含めて、とても素敵なEDだと思います。

斉藤:以前の座談会でもお話しましたが、『歌舞伎町シャーロック』は音楽がすごくオシャレで。

小西:伊賀(拓郎)さんの曲もピッタリだしね。

斉藤:ただドタバタしたり、残酷なお話を作るのではなくて、もう1つ、オシャレな音楽と映像を作るというのが『歌舞伎町シャーロック』の良さだと思うんです。

EDは『歌舞伎町シャーロック』のメロウな世界感がすごく表現されているというか、みんなでワイワイやって解散した時に、1人になって、ふと胸に残っているモノみたいなのが感じられるので、にぎやかな回であればあるほど、終わった後に切なくなってしまう。

でも、それは決して悪いことではないと、すごく感じました。映像もキレイで、オシャレだし。

小西:京極の変顔の写真が好きだな。

斉藤:やっぱり京極は……という写真ですね(笑)。

先ほど小西さんがおっしゃっていたように、先の話を彩ってくれる映像とともに、どんな結末になるのかというのを考えながら聴きたくなるEDだなと思います。

――「百億光年」、「パレード」とも胸を打つ楽曲だと思いますし、OP映像で1クール目のヒントが隠されていたのを深読みして、新EDの映像にも何か意図があるのではと見てしまいそうです。

小西:そういうの(スタッフさんが)好きだから、いろいろあるかも。

斉藤:あの小さい写真の1つ1つを拡大してみたり?(笑)

考察の手掛かりはいっぱい散らばっていそうな気もしますよね。

小西:推理モノだから、みんな考察するの大好きだしね。

『歌舞伎町シャーロック』の放送が始まる前のPVを見た時は、1クール目の答えを出しすぎだなと思ったけど。

一同:(笑)。

斉藤:確信に迫る内容もたくさん盛り込まれているし、かなりシリアスな作品で、まるで下ネタがないかのような作りになっていましたからね(笑)。

小西:始まってみたら#1は怒濤の情報量だし。でも、あのごった煮感が『歌舞伎町シャーロック』だからね。

(C)歌舞伎町シャーロック製作委員会
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